保育士求人のTOPコラム保育士さんのお仕事 > 幼稚園の年間指導計画作成~年次別テンプレート(文例)虎の巻~

幼稚園の年間指導計画作成~年次別テンプレート(文例)虎の巻~

幼稚園の年間指導計画作成に頭を悩ませる先生方必見!3.4.5歳児、それぞれのクラスに応じた指導計画作成の参考になるテンプレート(文例)を集めました。園の教育課程を基に、1年間の園生活を見通して年間指導計画を具体的に立てられると、月案→週案→日案の作成がスムーズになりますよね。指導計画作成の際には、クラスの興味や関心などの実態を捉える事、行事の位置づけと季節についての3つの配慮が欠かせず、決してこの通りに書けば大丈夫というものはありません。しかし多くの先生が悩む、ねらい・内容の言葉の上手な言い回しや、そのねらいを達成する為の環境構成・援助の具体的な書き方等には、文例やテンプレートが心強い味方となります。ぜひ受け持つクラスに合わせ、上手に取り入れてお役立てください。

指導計画年案(文例)~年少・3歳児~

≪年間目標≫

  • 気の合う友達を見つけて、一緒に遊ぶ楽しさを知る
  • 幼稚園に親しみを持って、元気に活動する
  • 生活習慣の基本を身につける
  • 色々な事に興味関心を持ち、生活を楽しむ

≪1期(4・5月)≫

予想される子供の姿

  • 保護者がいない事に不安を感じて泣く
  • 保育者に自分への関心を求める
  • 周りにある玩具や遊具に興味をもち遊ぶ

ねらい

  • 幼稚園や保育者に親しみを持ち、喜んで登園するようになる
  • 好きな道具や遊びを見つけ、楽しく過ごすようになる
  • 園生活について知り、集団の生活に慣れる

内容

  • 園での生活の流れや決まりを知る
  • 遊具や用具の扱い方を知る
  • 挨拶や遊びに必要な言葉を知る
  • 自分の要望を先生に伝えようとする
  • 列に並ぶ事に慣れる
  • 椅子に座って先生の話を聞く
  • 保育者と一緒に手遊びをし、歌を歌う
  • 自分のマークを知り、自分の使う物や場所を覚える

環境構成

  • 遊びを始めやすいように、場所ごとに遊びの準備をしておく
  • 自分の物や場所を覚える為に、個別のマークを決めてシールを貼っておく
  • 並びやすいように、床にテープやシールで目印を作る

保育者の援助

  • 子供たちが楽しみながら取り組めるように、声をかける
  • 身の回りの事で、自分で出来ないことがあれば、手助けをして一緒に行う
  • 排泄の失敗のないように、1人1人の排泄状況を把握して関わる

≪2期(6・7・8月)≫

予想される子供の姿

  • 喜んで登園しはじめる
  • 園生活の流れがわかり、自ら取り組むようになる
  • 体調を崩す子供が増える

ねらい

  • 保育者や友達と一緒に遊ぶ楽しさや、みんなと過ごす心地よさを知る
  • 自分の気持ちを相手に言葉で伝えようとする
  • 自分の事や物の始末をきちんと行う
  • 様々な遊びに興味を持ち楽しむ

内容

  • みんなと過ごす為に必要な決まりをまもり、友達と一緒に活動する
  • 物の所有について区別をつけ、共同のものは順番で使う
  • 自分の身の回りの始末に自分なりに挑戦する
  • 保育者や友達と一緒に歌を歌ったり、ピアノの音楽に合わせて体を動かしたりする
  • 保育者の話を楽しく聞き、自分の思っている事も喜んで話す
  • 水や土、砂などで夏ならではの遊びをする
  • 身近にある様々な素材の感触に触れて楽しみながら製作する

環境構成

  • 室内の気温に留意し、エアコンや窓の開け閉めで風を通し調節する
  • 活動中にケガを防ぐため、安全な道具の配置をする

保育者の援助

  • 着替えや片づけを自分でしようとする気持ちを大切にして、見守る
  • こまめな水分補給をするように、声をかける
  • 汗をかいたら着替えるように、声掛けと手伝いをする

≪3期(9・10・11・12月)≫

予想される子供の姿

  • 特定の友達との関わりを求めて遊ぼうとする
  • 活動に長く集中できるようになる

ねらい

  • 友達と触れ合い、言葉を交わしながら、運動遊びの楽しさを感じる
  • 戸外で遊び、体を動かしながら、秋の自然に親しむ
  • 体を動かす楽しさを感じ、進んで体を動かす
  • 自分の事を自らしようとする

内容

  • 戸外で元気いっぱい体を動かして遊び、体力をつける
  • 運動会に喜んで参加する
  • 先生や友達と言葉をやり取りして、集団遊びに参加する
  • 友達と触れ合いながら様々なごっこ遊びをする
  • 身近な素材や物で好きな物を作ったり書いたりする
  • 音楽に合わせて動いたり、楽器を楽しく鳴らしたりする。

環境構成

  • 子供たちが積極的に体を動かす楽しさを感じられる音楽や楽器、運動用具を用意する
  • 友達とのごっこ遊びに必要な道具を配置する

保育者の援助

  • ルールのある遊びを取り入れ、集団遊びへと取り込む
  • 1人1人の活動や努力を認めて、楽しく行事に参加できるよう意欲を高める
  • 保育者もなりきって遊びに取り組み、友達との遊びをじっくり楽しめるようにする

≪4期(1・2・3月)≫

予想される子供の姿

  • 色々な友達と関わる中で、お気に入りの友達が出来る
  • 生活の中の自分の事を自分でできるようになる

ねらい

  • 年中組になることに期待をもち、物事に意欲的に取り組む
  • 1人だけではなく、集団で遊ぶ楽しさを感じる
  • 冬の風邪予防の為、生活習慣を身につける

内容

  • 友達との触れ合いを楽しみながら、先生や友達と一緒に過ごす楽しさを味わう
  • 好きな友達を誘ったり、誘われたりして、自分の思いを出し気の合う友達と遊ぶ
  • 上着等の着脱や始末を自分なりに行おうとする
  • こまめなうがいや手洗いを励行する
  • できるだけ先生に頼らず、自主的に身の回りの事をしようとする
  • 見聞きした事、感じた事など、先生や友達に話したり、話をきいたりする。
  • 大きくなっていく喜びを感じ、様々な事に力を入れて頑張ろうとする

環境構成

  • 湿度の調整や換気により、乾燥しないように環境を整える
  • 感染対策の為、保育室やトイレを清潔な環境をつくる
  • 進級に向けて、楽しみと自身を持てるよう、年中組から遊具を借りて配置する

保育者の援助

  • 活動にグループを取り入れ、いろいろな友達との関わりのきっかけづくりをする
  • 自分でやろうとする思いを大切にし、出来た事は1人1人ほめる
  • 1年を通じての成長を具体的に伝え、次年度に期待を持てるようにする
  • こまめな手洗いうがいを自らも一緒に行い、声がけをする

幼稚園の求人はこちら
幼稚園 挿入1

指導計画年案(文例)~年中・4歳児~

≪年間目標≫

  • 園での生活リズムが身に付き安定した園生活をおくる
  • 自分の思いを相手に伝えるだけでなく、相手の思いも理解する
  • 様々な遊びに興味を持ち、自ら進んで遊びに参加する
  • 友達との関わりを楽しむ中で、協調性を身につける

≪1期(4・5月)≫

予想される子供の姿

  • 進級に対して期待を持つ子も、不安を感じる子もいる
  • 新しい環境に不安を感じる子がいる

ねらい

  • 新しい先生やクラスに慣れて親しみを持ち、安定した園生活を送るようになる
  • 好きな友達や遊びを見つけて、楽しく遊ぶようになる
  • 園での約束事を先生や5歳児から教えてもらって知る

内容

  • 先生や友達に親しみ、園生活を楽しむ
  • やりたい事や気の合う友達を見つけて、安心して生活する
  • 室内外の遊具や用具の安全な使い方を理解し楽しく遊ぶ
  • 園での一日の流れや簡単な決まりを知り、守ろうとする
  • 絵本やお話に親しみ、帰りの会などを楽しむ
  • 先生や友達と歌ったり、リズム遊びや体操などをしたりすることを楽しむ

環境構成

  • 朝と帰りの身支度が、自分でスムーズにできるように保育室の動線をつくる
  • 子供の関心のある遊びや遊具を準備し、楽しく安全に遊べる環境をつくる
  • 朝の会や帰りの会を決まった時間に設けて、園生活のリズムに慣れるようにする
  • 1人1人に対しての関わりがしやすい動線をつくる
  • 体を動かして心を開けるように、子供の好きな曲を準備する

保育者の援助

  • 1人1人との関わりを大切にし、その子の理解に努める
  • 園生活での約束事や、入ってはいけない場所、遊具の使い方などを繰り返しつたえる
  • 5歳児をお手本に、自ら園生活のリズムをつかめるようにし、言葉でサポートしていく
  • 鬼ごっこなどの集団遊びを導入し、友達と遊ぶ楽しさを感じてもらう

≪2期(6・7・8月)≫

予想される子供の姿

  • 友達との関わりで、遊びや玩具などの関心が広がる
  • 自分の気持ちを言葉に表せるようになった事で、ケンカも増える

ねらい

  • 友達との遊びを楽しむなかで、自己主張したり相手の気持ちをしたりする
  • いろいろな活動に興味を持ち楽しむ中で、自分の思いを言葉にする
  • 水や土などの自然に親しみ、開放感を味わう

内容

  • 泥んこ遊びや水遊びなどで思い切り遊び、気持ちを開放させる
  • プール遊びでの約束を守り、安全に夏の遊びを十分楽しむ
  • 季節の虫や身近な動植物に触れ、見たり世話をしたりする
  • 水分をこまめに取り、衣服の調節や汗の始末をする
  • 七夕の行事の意味を知り、飾りをつくって楽しむ
  • 遊びの中のやりとりで、友達との関わりを楽しむ

環境構成

  • 水遊びや泥んこ遊びを取り入れ、安全な環境をつくる
  • 室内では体を休める為に涼しく遊べる環境をつくる
  • プール遊びの道具を用意する

保育者の援助

  • 安全に遊ぶ為の決まり事はクラス全体でだけではなく、必要に応じて個々に伝える
  • 雨の日が続いても子供が発散できるように、ホールで動く活動を取り入れる
  • けんかなどトラブルの際は、双方の思いを受け止め、お互いが納得する解決方法を見つける
  • 熱中症にならないよう、こまめな水分補給と衣服の調整の大切さを伝え、声をかける
  • 水遊びの際は個々の様子を観察し、その子に応じて楽しく水遊びできるよう提案する
  • 新しい事ができたり、努力したりした事に保育者が気づき認めるようにする

≪3期(9・10・11・12月)≫

予想される子供の姿

  • 長期の休み明けで、気持ちが不安定になる子がいる
  • 運動会後はルールの理解や協力する気持ちが高まり、集団の団結力が高まる
  • 友達と思いを共有し、積極的に遊びの仲間にはいる

ねらい

  • 積極的に仲間に入り、相手の気持ちも考えたり協力したり、集団遊びを楽しむ
  • 運動遊びや体操をする楽しさを感じ、力いっぱい体を動かして遊ぶ
  • 秋の自然に触れ、いろいろな自然に興味を持ち関わる

内容

  • 自分の気持ちを相手にわかるように話し、相手の気持ち考え聞こうとする
  • 自分達で色々な素材を使い描いたり、製作したりする楽しさを味わい、遊ぶ
  • 虫や落ち葉や木の実など、身近な自然に親しみ、遊びに取り入れようとする
  • 友達とイメージを共有しながら、劇づくりに取り組み、表現して遊ぶ事を楽しむ
  • 仲間との簡単なルールや約束事を守って、自ら遊びに取り組む

環境構成

  • 友達と関わる遊びを多く取り入れ、必要な用具や場を提供する
  • 体を動かす楽しさを感じられるような音楽を用意し、活動に取り入れる
  • 製作活動に入りやすいように、保育者が見本をつくっておく

保育者の援助

  • トラブルが起きた際は、相手の気持ちも考えられるよう寄り添い、お互いの思いを伝える
  • 製作物で遊ぶ喜びを感じられるように遊びのサポートをする
  • 運動やリズム活動に保育者自身が取り組み、興味を持てるようにする
  • 季節の移り変わりを感じる為、散歩などにでかける

≪4期(1・2・3月)≫

予想される子供の姿

  • 気の合う友達との関係が深まってくる
  • 新しい遊びに取り組む積極性がでてくる
  • みんなの共通目標を理解し、協力し合う
  • 進級への期待と不安がある

ねらい

  • 目標を達成する喜びを感じる
  • 友達と気持ちを伝えあい、イメージを共有して遊びを進めていく
  • 冬の自然を体感する
  • 活動の中で、自分らしさを発揮し頑張ろうとする
  • 異年齢児との関わりの中で、進級を自覚し期待を持って迎える

内容

  • 色々な事に自分で目標を持って繰り返し挑戦し、できた喜びを感じる
  • 困ったことが起きても、自分達で解決をはかる
  • 雪や氷、霜などに気付き、触れたり見たりして冬の遊びを楽しむ
  • 5歳児が製作した物や場を使って遊び、進級に期待を持つ
  • 正月遊びやもちつきを楽しむ
  • 卒園時へのプレゼントで感謝の気持ちをもつ
  • 遊びの中で、お互いの思いや考えを言葉にして伝えあう

環境構成

  • コマやかるた、福笑いなどの正月遊びを用意し、楽しめるようにする
  • 落ち葉や氷などの自然に気づけるようにし、準備できるよう柔軟に対応する

保育者の援助

  • お正月遊びの仕方やルールをわかりやすく伝える
  • 子供達が自ら決めた目標の達成に向かって、援助する
  • 個々の考えを認め、自己表現が安心してできる環境にする
  • 感謝の気持ちを持てるように働きかける
  • 進級に期待を持てる声かけや5歳児との関わりをつくる

幼稚園の求人はこちら
幼稚園 挿入2

指導計画年案(文例)~年長・5歳児~

≪年間目標≫

  • 年齢に関わらず、友達や保育者、地域の大人達との関わりで、コミュニケーション能力を育む
  • 友達と話合い、協力し、支え合いながら、目標達成にむかってやり遂げようとする
  • 季節の自然や動植物に興味を持ち関わる中で、豊かな情緒を育む

≪1期(4・5月)≫

予想される子供の姿

  • 進級した喜びや期待がある
  • 年下の子達と遊んだりお世話をしたり、決まりを教える姿がみられる

ねらい

  • 年長児としての喜び、頑張る気持ちを持ち、意欲的に保育者や友達と関わり活動する
  • 新しい環境に慣れ、決まりを守ろうとする。
  • 春の自然や動植物に親しみ、戸外で元気に遊ぶ

内容

  • 新しい生活の仕方をしり、自ら使いやすいように場を整え、喜んで登園する
  • 好きな遊びや好きな友達と過ごし、自分の思いや考えを出して友達と関わる楽しさを感じる
  • 年下の子達の事を考えながら一緒に遊び、お世話をして役に立つ喜びや自身の成長に気づく
  • 春の自然に関心を持ち、お世話をしたりしながら、自然との関わりを楽しむ
  • 活動の中で、自分の気持ちや要求を相手に言葉で伝えようとする

環境構成

  • お世話しやすく、関心の持てる植物の栽培を取り入れ、成長の中で発見や感動に共感する
  • 約束事を話し合う場を設けたり、遊具や用具の使い方を再確認したり、安全意識を共有する
  • 動植物のお世話の当番表を用意し、思いやりをもってみんなでお世話できる環境をつくる

保育者の援助

  • 新しい環境に慣れるのに時間がかかる子供には、寄り添い遊ぶ中で気持ちを安定させる
  • 他クラスとの交流も増える為、遊び場や子供達の様子を共有し連携を図る
  • 園外に出る時は、交通ルールの大切さや集団行動時の注意点を具体的に伝える
  • 異年齢の友達に、様々な約束事を自分なりに伝える事ができるよう援助する

≪2期(6・7・8月)≫

予想される子供の姿

  • 新しい友達ができる
  • 自己主張が強くなる子も増えて、トラブルも増える

ねらい

  • 色々な友達と関わり合い、遊ぶ事で喜びや楽しさを共有する
  • 身近な動植物に親しみを持ち、世話をすることを喜ぶ
  • 梅雨の時期の自然に興味を持つ

内容

  • 感じた事、した事、考えた事などを自分なりの言葉や動きで表現して伝えようとする
  • 友達と一緒遊びのイメージを膨らませて、共に喜び楽しむ
  • 雨降りや雨上がりなど、自然の様子に関心を持つ
  • 友達と楽しく生活する為のきまりの大切さに気付き、守って遊びを楽しむ
  • 動植物に触れ合いお世話する中で、生長や変化に疑問を持ち、調べようとする

環境構成

  • 経験したこと話し、お互いに伝えあう時間をもうける。
  • 動植物の生長を確認できる環境をつくり、収穫の期待や喜びの気持ちを引き出す
  • 子供の調べられるように、図鑑や絵本を用意する。

保育者の援助

  • 考えを言葉や絵で表したり、思いを聞いたりする事で、考えが形になる喜びを感じるようにする
  • 水や砂の感触や不思議さを感じるよう、遊びの場や教材の準備をし、十分に時間を確保する
  • 気持良く過ごせるよう、汗の始末屋衣服の調節を自分でできるように即す
  • 体調を崩しやすくなるので、健康観察を十分に行い、子供の体調に合わせた遊びに誘う
  • 友達との考えが違う時は、1人1人の考えを受けとめ、気持ちを伝える手段を一緒に考える

≪3期(9・10・11・12月)≫

予想される子供の姿

  • 自分の力を試し、意欲的に活動しようとする
  • 気の合う友達の中では自己主張ができる
  • 自分の知っている事を年下の友達に喜んで教える

ねらい

  • 色々な遊びに進んで取り組み、体を十分に動かす中で、自分なりの力を発揮する
  • 自分の思いをつたえて、相手の考えも聞き、仲間と一緒に遊びを進めていく
  • 秋の自然物に触れ、遊びに取り入れたりして楽しみ、季節の移り変わりに関心をもつ

内容

  • 遊び方のルールや運動会の話合いで、自分の思いを相手に伝え、相手の考えも聞こうとする
  • 友達と一緒に遊びや仕事を伸び伸びと楽しくすすめる
  • 季節の変化に気づいて、身近な自然に関心を持ち、関わりを楽しむ
  • グループの友達と一緒に役割分担をし、遊びや仕事を進める楽しさを味わう
  • 色々な友達と、ルールのある遊びを意欲的に楽しむ
  • 一年の終わりを感じ、身の回りの整理整頓を進んで行う

環境構成

  • 運動能力の差は保育者が間に入り、お互いに楽しめる機会と環境をつくる
  • 運動会に向けての話し合いや準備の際に、友達の良さに気づける様な場をつくる

保育者の援助

  • 活動中に、文字や数字を書こうとする際、必要に応じて正しい書き方を知らせて興味を深める
  • 遊びのルールが共通に理解されていない場合は、みんなで楽しく遊べるように知らせる

≪4期(1・2・3月)≫

予想される子供の姿

  • 友達と共通の目的で、協力しながら遊びに取り組む姿がある
  • 入学の期待と、卒園の寂しさがあり気持ちが不安定になる。

ねらい

  • 友達と目的を共有し、積極的に遊びや活動に取り組む
  • 一年生になる自覚と期待を持ち、園生活を十分に楽しむ
  • 季節の遊びや行事を通して、自然や生活環境の変化に気づく

内容

  • 友達と一緒に正月遊びなどいろいろな活動に取り組み、充実感を味わう
  • 集団の中での役割を持ち、協力しあって、遊びや仕事を進めていく
  • お互いの気持ちを考えて、言ってはいけない事やしてはいけない事を考えながら行動する
  • 自分なりに目的をもって活動に取り組み、達成する事の喜びを感じる
  • 冬から春に向けての自然の変化に気づき、友達と伝えあい共有する

環境構成

  • 文字や数字への関心を、正月遊びの中で高める為、カルタやトランプをそろえておく
  • 戸外へ誘い出し、寒い中でも体を動かして遊ぶことの楽しさを感じられるような環境をつくる

保育者の援助

  • 卒園に向けての活動にかたより、個度のも負担にならないよう、遊びとのバランスを考える
  • 小学1年生になる事に、不安よりも期待を大きく持てるような雰囲気作りをこころがける

幼稚園の求人はこちら

<まとめ>

いかがでしたでしょうか。このような文例を参考に、皆さんの園や担当クラスに合わせた年間指導計画を作成してみてください。指導計画が道標となり、スムーズに一年間が進んでいくといいですが、クラスの状況に合わせて直しも行い、皆さんならではの楽しいクラスにしていけるといいですね。

関連記事もご覧ください

この記事が少しでもお役に立ったら、Twitter、Facebook、はてブでシェアを頂けると励みになります。