保育士求人のTOPコラム保育士さんのお仕事 > 保育園にこわ~い鬼がやってくる!?節分の豆まきで春を迎えよう!

保育園にこわ~い鬼がやってくる!?節分の豆まきで春を迎えよう!

「鬼は外!福は内!」と豆まきをして、年の数だけ豆を食べる節分。
多くの保育園では子供達へのねらいを定め、節分の豆まき計画を立てます。
今回は節分計画の大成功に向けて、節分の知識や保育園での実態、制作についてご紹介します。

保育園児に、「どうして節分に豆まきするの?」と聞かれたら?

保育園で、子供に節分の意味を伝えるには、本来の意味を知った上で、わかりやすく説明してあげる必要があります。
節分とは、季節を分けるという意味で、本来は季節が始まる日(立春、立夏、立秋、立夏、立冬)の前日の事を言い、その中で、春が始まる立春の前日の2月3日が現在の節分です。
昔は、春から四季が始まるように、立春を1年の始まりとし、1日前の節分が大みそかでした。
季節の変わり目には鬼が出るとの言い伝えで、豆で悪い物とされていた鬼を追い払い、素晴らしい春を迎え幸せな一年にするため、立春の前日が節分として残ったと言われています。
豆は、「魔目・魔滅」のごろ合わせで、生の豆から悪の芽がでない様に、必ず炒った豆を使います。
子供には、「昔は節分が大みそかで、鬼がやってきた」こと、「豆まきは悪い鬼を追い払うためにする」こと、そして「これから春が始まり、幸せな一年になるように願を込める」ことをポイントに、子供の年齢に合わせた説明をしてあげてください。
怒りんぼう鬼、泣き虫鬼、意地悪鬼などとし、自分の心の中の悪い部分を追い払う等、お芝居や本を活用するなどさまざまな工夫をしてあげると、豆まきが一層盛り上がるでしょう。

鬼が怖いから保育園行きたくない!?本気の豆まきで泣く子も続出!

保育園での節分の豆まきですが、鬼が怖すぎて、子供たちが大泣きする事もしばしば。
保護者からは、子供が節分に保育園に行きたがらない、そんなに怖がらせなくても、という不安の声もあるようです。
しかし保育園としては、色々と狙いがあって行う節分行事の豆まき。

  • 恐怖心を持つことで、注意や危険予測の意識を持つ心につながる
  • 鬼に対し、豆をまき立ち向かうlことで、恐怖心に打ち勝ち成長につなげる
  • 自分の中の弱い部分を克服する強さをつける

など、怖い気持ちに気づかせ、成長につなげる大切なイベントなのです。
ここで大事なのが、子供を怖がらせた後のフォローです。
怖くて泣いてしまった子供に対し、抱きしめて「大丈夫だよ」と安心感を与えてあげることで、深刻なトラウマにはならないはず。
みんなで怖い鬼をやっつけて、恐怖を乗り越えるうちに、仲間との連帯意識や、精神的にも成長し、鬼役の人が参ってしまうぐらい強くなるかもしれません。

子供も保護者も喜ぶ!?保育園での節分豆まき用制作

節分の行事を盛り上げる、子供達の制作でおすすめは、「豆まき用の升」です。
楽しい制作を取り入れて、鬼をやっつけるぞ!という豆まきへの気持ちを高めましょう。
材料は、身近にあるもので何でもいいですが、紙コップよりは、牛乳パックやプリン等のプラスチックカップなどが、子供が扱っても丈夫で壊れにくいためオススメです。
作り方は簡単で、容器の周りに、画用紙や折り紙を貼って升らしく飾り付けます。
子供の年齢に合わせて、保育士さんが切ったものを、子供がぺたぺたと自由に貼るだけにしてもいいですし、子供の好きなように作らせてみても楽しいですよね。
豆まきの升だと、作る楽しさに加え、保育園の豆まき、さらに家に帰ってからの豆まきでも使う事ができて、保護者も大喜び♪節分が盛り上がる事間違いなしです。

<まとめ>

節分の豆まきの由来や、保育園としてのねらいを把握したうえでイベントに取り組む事で、鬼が怖くて泣いてしまう子供たちにもしっかり対応ができるでしょう。
保育園での他の行事についても、目的を明確にし、制作等含め楽しく取り組み、子供達に季節や伝統を感じながら成長してもらえたら、大成功!と言えるのではないでしょうか。

関連記事もご覧ください

この記事が少しでもお役に立ったら、Twitter、Facebook、はてブでシェアを頂けると励みになります。