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転職でお悩みの保育士さん必読!不採用理由とその対策を徹底解説します!

保育士に限らず転職・就職活動の中で一番モチベーションが下がってしまうことは、やはり「不採用」という文字を見た瞬間ではないでしょうか。考えられる不採用の理由としては「他候補者との比較」「経験が足りない」「条件面が合わなかった」など様々な理由があるかと思います。しかし、もし改善可能な理由で不採用になってしまっていたのなら大変勿体ないことです。
そこで今回は転職活動が上手く行かない保育士さん必見の「書類選考や面接で不採用になってしまう理由とその対策」をご紹介していきます。案外見落としがちなミスで不採用となっている可能性があるため、当記事を参考に希望の保育園からの内定を勝ち取りましょう!

【書類選考】で不採用となる理由とは?

まずは、最初の難関となる書類選考で不採用になってしまう主な理由をご紹介します。あなたを知ってもらうための大切な書類である履歴書、どんな見落としで採用が見送られてしまうのでしょうか?
面接官と対面することもなく、自己アピールもできず不採用になるのは非常に勿体ないことです。ぜひ、下記を参考に省みてください。

書類選考で不採用になってしまうミス・NG集

◎履歴書に写真が添付されていない

これはとくに年齢層が上の方や非常勤(パート)勤務を希望されている方に多い事例です。履歴書に写真を貼らなければならない理由は日本社会独特の慣習という要因が大きいのですが、採用担当者の見方によってさまざまですが「写真の撮り方や貼り方で丁寧さを見るため」「身だしなみや清潔感などの基準チェックのため」などの理由によって必要としています。しかし、一番の理由は「本人確認のため」という意味合い強いでしょう。ですから、応募要項に「顔写真付きの履歴書」などの明記がなくとも履歴書に「顔写真添付欄」があるのならば、写真は必ず貼るようにしましょう。

◎顔写真のサイズが添付欄と合っていない

案外、履歴書の顔写真添付欄と写真のサイズが合ってない方が多いようです。欄の枠よりも写真サイズが大きかったり小さかったり…と履歴書の写真の規格が決まっているにも関わらず合わせられないということは、採用担当者に「面倒くさがりな人なのかな」「いい加減だな」という印象を持たせてしまうことになります。また、保育士は保育の一環で折り紙や工作など製作を行いますので、子ども達の見本となる先生が写真の大きさを合わせらないようでは、やはり不採用となる可能性が高くなります。写真の規格は履歴書によって推奨サイズが必ず記載されています。一般的には「縦36~40mm×横24~30mm」とされ、もしサイズ指定がない履歴書の場合には「縦40mm×横30mm」の顔写真を添付してください。

◎履歴書に空欄が多い

履歴書には氏名、住所、連絡先、学歴、職歴以外にも免許・資格や志望動機、自己PR欄などがあります。たくさんの欄があるにも関わらず“空白”が多いようですと、「記入漏れ」「自己PRができない人」だと判断されマイナス評価に繋がってしまいます。場合によっては「第一志望ではないのかな」と思わせてしまう事も。そのため履歴書に欄がある限り、空白は極力作らずきちんと埋めてください。どうしても記入することがなく空白になってしまう場合には「特になし」などの文章を記載しておきましょう。

◎履歴書全体や字が乱雑、誤字脱字を多い

「字」は心や人となりを表しているともいい、走り書きのような字や見直してもいないような文章では「本当にうちの園に入りたいのか」「適当な人なのか」と誠意が伝わらない履歴書になってしまいます。字の上手い下手は関係なく、丁寧に心を込めて書くことが大切です。IT化などが進む園もありますが、まだまだ保育園は連絡帳や園だよりなど手書きで作業することが多く、汚い字では遠慮されてしまいます。なので、保育士の転職では人となりが分かる手書きの履歴書をオススメします、もちろんパソコンで作成をした履歴書でも問題ないですが、あわせてパソコンスキルなどもアピールできると良いでしょう。尚、インクが擦れて用紙が汚れてしまったり、折れ曲がっている履歴書は悪い印象を与えてしまうのでご注意ください。

【面接】で不採用となる理由とは?

続いて書類選考を無事通過した場合、次に待ち受けているのはどの保育園でもどの企業でも必ず行う“面接”です。「面接で自分の力を100%出し切ったのに採用されなかった」などの経験がある方も多いのではないでしょうか。そこで採用担当者はどんなところに面接で見て不採用にしているのか、いくつかご紹介いたします。

面接で不採用になってしまうミス・NG集

◎面接に不適切な服装・身だしなみ

面接時、まず面接官が目にするのは“服装”“身だしなみ”です。決してファッションチェックしているわけではありませんが、髪もボサボサで穴の開いたジーパンと柄物のTシャツを着た方と一緒に働きたい、雇いたいとは思えにくいですよね。保育士は子どもだけではなく保護者や地域住民の方など多くの“人”と関わる仕事をしているため、身なりを整えるのは社会人として必要最低限のマナーでしょう。したがって面接時には、正社員・パートなど雇用形態は関係なくシワやほこりの付いていないスーツを着用してください。もしスーツがどうしても用意できない際には襟付きのシャツやジャケットを着用したビジネスカジュアルスタイルで面接に挑みましょう。
※下記、面接時のふさわしい服装について書かれた記事となっておりますので合わせてお読みください。

◎言葉遣いがフランクすぎる

普段の言葉遣いから「マジで」「超~」「~っス」のような特徴的な軽めの言葉を使用していると、気が緩んだ時や面接官がフランクな方の場合ついつい引きずられてしまい、大事な面接でもこのような言葉を発してしまいがちです。フランクな言葉や馴れ馴れしい話し方は面接ではNGとなり失礼にあたりますので、どんなに和やかな雰囲気の面接でも丁寧な敬語で会話をするようにしましょう。前項でも述べたように保育士は保護者との交流も欠かせない仕事です。そのため面接官はあなたの話し方を聞き子ども達や保護者達に対する会話もイメージしますので、印象を下げないように面接時は最後まで気を抜かずにちゃんとした敬語を心がけましょう。

◎独自の保育理念を話したがる

面接を受けられる方の中には「私はこういうやり方で子ども達を保育したい!」「今の保育士は〇〇だから、私はこう変えていきたい!」など熱意や独自の保育へのこだわりが強く、面接で演説のように語ってしまう方がいらっしゃいます。保育に対して意欲を感じられない方よりかは面接官も聞く耳を持ちますが、度が過ぎる熱い思いは不採用となる可能性があります。自分が園長ではない保育園で働く限り、児童福祉法や保育指針、園の理念に沿った上で保育を行わなければなりません。そこで自分なりの保育を行いたいと強く主張してしまうと、自己中心的で協調性が取れない人物なのではないかと思われてしまう恐れがあります。「この人はうちのことをちゃんと理解して応募してないな」「どこが良くてうちの園で働きたいんだろう」という疑問を面接官に抱かれないように、きちんと希望の保育園の企業研究をし、園の理念と合致した意欲を述べましょう。

◎自己PRが強すぎる

自分のことをアピールすることが苦手な方もいますが、裏腹に自分をアピールしたくて仕方ない方もいます。もちろん自分のことを上手にアピールすることは大切ですが、あまりにも強すぎてしまうと自己主張が強く傲慢な性格だと思われてしまいます。さらに、保護者や子ども達とコミュニケーションが円滑に取れるのか不安になり協調性がないと判断されかねません。自分の強みは希望先の園で「どのように役立て貢献できるのか」という観点で、面接官と上手くコミュニケーションを取りながら謙虚すぎずにアピールすることが重要となります。

◎前職の愚痴や不満を話す

転職面接の際、必ずと言っていいほど聞かれる質問が「前職を辞めた理由」。この受け答えに「先輩保育士にいじめられていたから」「悪口を陰で言われた」「園長と意見が対立したから」「施設の○○に不満があって辞めた」「あそこの園は人間関係が悪くて」など前の職場の悪口にあたるようなこと言うことは、たとえ本当に辞めざるを得なかった理由の一つだったとしても控えましょう。そもそも悪口は聞いていて決して良い気分になるものではありませんし、面接官は「うちでもそのような問題を起こしすぐに辞めてしまうのでは」と思われ印象が悪くなってしまいます。退職や転職理由を聞かれた時には、前向きな理由に転換して伝えましょう。

◎笑顔がなく相づちもない

性格や緊張によっては面接官に上手く笑顔を向けられない方、はたまた真面目さをアピールするためにまったく笑顔を見せない方もいらっしゃるでしょう。しかし保育士は笑顔で元気に子ども達を見守ることが第一のお仕事です。ぜひ面接の場に適した笑顔と明るい声で積極性を伝えてください。くわえて面接官とコミュニケーションをとっていく為に上手な相づちをうちましょう。お互いに「どのような人なのか」「どのような園なのか」を話していくための大切な場です。終始無言や「はぁ…」「えぇ…」などといった尻すぼんだ相づちでは、興味関心がないと思われてしまいます。高めのトーンで「はい、はい」「なるほど(おっしゃる通りです)」「素晴らしいですね」「そうなのですね」などを自然に会話の中に織り交ぜて聞いている姿勢を向けましょう。

【知っておこう!失敗しない面接のための7つの事前準備

それでは上記のような不採用につながる面接の失敗をしない為の対策をご紹介します。実は面接官に好印象を与えるには、どれだけ入念に事前準備をするかが重要となります。以下の7つのポイントをおさえて自信を持って面接へと臨みましょう。

①身だしなみ

②入室とあいさつ

③自己紹介

自己紹介をする時には、再度背筋を伸ばして姿勢を正してからにしましょう。声が明るくて笑顔でも姿勢がだらしないとどうしても印象が悪くなってしまいます。自己紹介内容には、基本的に氏名や学歴、職歴を話しますが長くなってしまうと聞き手側も疲れてしまいますので1~2分くらいの長さで話せるように事前にまとめておきしょう。

④志望動機

面接のメインともいえる志望動機は、「なぜ数ある保育園の中から、うちの園を選んだのか」「うちの園でどんな風に活躍したいのか」など採用担当者は実際にあなたが働いた時のことをイメージしながら話を聞いています。ここで重要なのが希望先の保育園について“どれだけ調査し研究できているか”です。園の理念や活動などを事前に調べず、当てずっぽうなことを言ってしまうと「本当にうちで働きたいの?」という疑問を抱かれてしまう可能性も。よって希望先の園について事前に調べることは、面接時のマナーともいえるでしょう。

⑤過去の経験・アピールポイント

保育士として活躍していた経験のある方は「前園でどんなことに注力して働いていたか」や「子ども達とどのように関わってきたか」などをアピールしてください。保育士未経験の方も、これまで何を学んできたか、得意とすることはどう希望で活かすことができるのかなどアピールすると良いでしょう。何も話せないということがないように、事前にまとめておくことが大切です。

⑥退職理由

退職理由を述べる際にはネガティブな要因ではなくポジティブな理由に言い換えることがとても重要となります。また退職理由を述べただけで終わってしまうと、次の転職先で何がしたいのかがわかりにくくなるため、目標や今後のやりがい、志望動機に繋げることでより話の筋がとおり説得力が増します。

⑦退室とあいさつ

これにて面接は終わりになりますですが、部屋を退室するまで面接官は見ています。面接が終わったら椅子から静かに立ち上がり、「本日はお忙しい中、お時間を頂戴しありがとうございました」とお礼を述べ深くお辞儀します。その後ドアに向かって歩き、ドアの前で面接官へ向かって「失礼いたします」と述べ、再度お辞儀します。お辞儀を終えたら、ドアの方へ向き直り退室します。※お辞儀の後、顔を上げた際に面接官とアイコンタクトをとるようにしましょう。
※もっと詳しく面接の必勝法を知りたい方に下記の記事をご覧ください。

肝心の面接対策の練習をするなら…?

このように面接には非常に準備も時間も必要となります。そのうえ客観的に気を付けなければいけない点も多々あり、ひとりで対策するには限界がありとても不安になるものです。そこで、当ほいくジョブのような保育業界に特化した転職支援サイトを利用してもてはいかがでしょうか。
保育業界トップクラスの求人数を保有しているからこそ転職のアドバイスはもちろんのこと、求人のご紹介や保育園・幼稚園との面接の調整は勿論、履歴書の書き方や、細かい条件の調整、ご就業後もしっかりとサポート致します。また、専任のコンサルタントと面接の練習もできるので、事前準備もばっちり可能となります。ぜひ、転職のプロの力を借りてみましょう!

まとめ
せっかく魅力的な保育園に出会い、自分なりに履歴書を書いて面接対策を講じても、今回ご紹介したようなミスで不採用になってしまっては時間も体力もチャンスも無駄になってしまいます。そもそも人手不足が嘆かれる保育園で不採用になってしまう理由は、園が求めているニーズと応募してくる保育士のスペックや個人の性質がマッチしないことが考えられます。例えばガッツリと週5日で勤務してくれる保育士を求めている保育園が、子育てをしながらの扶養内パート勤務希望の保育士を採用することは中々難しいでしょう。ですから希望している保育園が「どんな保育士を求めているのか」を把握するためにもしっかり企業研究を行うことで、採用される可能がぐーんっとアップしていきますよ。