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保育園で歌を歌おう♪年齢別おすすめの曲

子どもたちが大好きな歌。
どのような歌なら子どもたちが喜んで歌ってくれるかと、歌選びに悩んでいる保育士さんも多いのではないでしょうか?
芸術の脳とも呼ばれる右脳の発達にも良い影響があるという歌。
ぜひ、保育士さんはたくさんの歌を子どもたちに歌ってほしいですね。
今回は、子どもが楽しめる歌をご紹介します♪、

歌うことのねらい、効果は?

どうして歌を歌うのでしょうか?
まず思い浮かぶのは、楽しいから!ですよね。
子どもたちは、本当に楽しそうに歌いますよね。
では、歌うということは、どのような効果をもたらすのでしょうか。

運動になる

歌を歌うことは、おなかから大きな声を出すのでとても良い運動になります。
歌う時は腹式呼吸になるので、横隔膜を上下に動かすことで新陳代謝を活発にします。
天気が悪いなどで外遊びが出来ない時、身体を動かしながら大声で歌うのは子どもたちにとってとってもよい運動になりますね。

ストレス解消になる

小さな子どもにストレスなんてあるのかしらと思われるかもしれませんが、毎日の友だちとの関わりで自分の思い通りにいかず我慢が必要になるなど少なからずストレスを感じています。
歌うことは深い呼吸をすることができるため、自律神経に良い影響を与え、安定した精神状態へと導きます。
大人同様、子どもにとって精神状態が安定しているということは、とっても大事ですよね。

脳を活性化する

歌詞を覚えようとすることで脳が働き、語彙も豊富になります。
語彙が豊富になれば、自分の気持ちを伝えられるようになり、周りとのコミュニケーションも取りやすくなるなど良いことばかりですよね♪

身体能力やリズム感の向上

音楽にのって体を動かすことで運動能力が成長し、音感やリズム感も向上します。
子どもって本当によく動きながら歌いますよね。

右脳を発達させる

歌うことで独創性や五感、芸術的センスを司る右脳を発達させることが出来ます。
右脳を鍛えようと頑張るのではなく歌うことで知らず知らずのうちに発達しているなんで魅力的ですよね。

主体性をもつようになる

一昔前は、鼓笛隊など厳しい練習をして保護者に披露することを保育園の魅力とし、保護者にも喜ばれていたこともありました。
しかし、一歩間違えれば指示待ちとなり、主体性をもって行動を起こせなくなるという心配も出てきました。
一方、歌を歌うということは、自分で動きたいと思うように身体を動かしながら楽しめるということで、主体性が身に付くといわれています。
テレビやCDなどで音楽を聴くということは受動的になってしまうので、保育園でみんなと一緒に歌うということが主体性を持つためには重要ですね。

想像力をはぐくむ

歌を歌うことは、読み聞かせ同様、絵を見ているわけではないので、頭で考えていろいろな想像をすることが出来ます。
歌詞が理解できるようになってくると、自分の想像を膨らませながら楽しむことが出来るようになりますね。
身近なものを題材とした歌を歌うとよりイメージしやすいですね。

0、1歳児におすすめの歌5曲

1歳未満の乳児は伴奏がある歌よりも、伴奏がついていない歌だけのシンプルな歌を好む傾向があるようです。
これは乳児が音を理解するための情報処理能力が十分でなく、人の声に惹きつけられる時期であるということが理由として挙げられます。
乳児は自分が聴きやすい音かどうかを聞き分けているようです。
そのような理由から、年齢が小さければ小さいほど、伴奏がなく、直接語り掛けるような歌が好まれるようです。
そして、徐々に伴奏のついた歌を取り入れていくことで子どもたちは歌を楽しめるようになっていきます。
語り掛けるような歌い方やその時々で声色やテンポを変えたりすることは、低年齢の子どもの注意を惹きつけ、コミュニケーションの一部となるでしょう。
1歳を過ぎるころからは歌に合わせて身体を使って表現するようになり、1歳後半には歌いながら身体を動かすようになっていきます。

おすすめの曲

シャボン玉

ぞうさん

どんぐりころころ

虫のこえ

あめふり

2、3歳児におすすめの歌5曲

2,3歳になると友だちを意識し始めます。
この時期の子どもは、まねっこ、身体全体を動かす遊びをするようになります。
社会性も出てくる時期ですので、友だちとタイミングを合わせて歌ったり、身体を動かすことが出来るようになります。
同じ動作することという経験を共有することで、他の課題を行う際にも協力して行動する力を育てることが出来るようになります。
周囲との一体感を感じ、より楽しめるようになります。
手遊びや身体を使うことを交えた歌はみんなで一緒に行えるので楽しめるでしょう。
ただし、まだ周りのリズムに合わせることは厳しく、自分のなかにある自分なりのリズムで楽しむことが中心となります。
また、自分で遊びを考えられる時期でもあるので、好きなように身体を動かして歌える歌もよいかもしれませんね。
自分なりにイメージを膨らませることが出来、想像力も豊かに育つでしょう。
さらにまねっこが好きですので、「森のくまさん」のように、ある日(ある日)森のなか(森のなか)♪のようなエコーソングも楽しめますね。

森のくまさん

アイアイ

ひげじいさん

大きな栗の木の下で

山の音楽家

4、5歳児におすすめの歌5曲

この時期になると、外界のリズムにうまくのれるようになってきます。
さらに手先が器用になってきます。
身体能力も発達し、難しい動きも出来るようになります。
「アブラハムの子」「あんたがたどこさ」のように全身を使いながら歌うことは楽しいですよね。
「ぐーちょきぱーでなにつくろう」のような歌は、まずは保育士さんが見本を見せて、そのあとは自分で考えたもので歌を作ると盛り上がりますね。

ぐーちょきぱーでなにつくろう

アブラハムの子

あんたがたどこさ

ずいずいずっころばし

あぶくった

歌 挿入

最近人気急上昇の注目ソング5曲

わらべ歌は、子どもたちにとってとても分かりやすく人気がありますが、ちょっと違った曲を子どもたちに歌ってみるのもよいのではないでしょうか。
今までとはちょっと違ったリズムの曲だと、子どもたちもさらに興味を持つかもしれませんね。
子ども達と盛り上がる時にはとても良いですよね。

エビカニクス

チェッチェコリ

GReeeeN 「あいうえおんがく」

アララの呪文

アンパンマン体操

子どもの歌に関するおすすめ絵本、楽譜

日本ならではの四季を感じられる歌や昔から伝わる歌は、子どもたちが感性を磨くためにはとっても良いものですよね。
たくさんの歌を歌ってあげたい!とは思うものの、保育士さんとは言え、ピアノが苦手だという方は多いのではないでしょうか?
楽器が苦手な保育士さんでも簡単な楽譜を使って子どもたちと楽しく歌えたら良いですよね。
また、歌うように語り掛ける絵本は、歌同様、とても心地よく安心しますよね。
特に乳児にはおすすめですね。

おすすめの楽譜、絵本

幼児の歌110曲集
保育の四季 幼児の歌110曲集
◆出版社:エー・ティー・エヌ
◆出典:amazon.co.jp

うたえほん
うたえほん
◆絵:つちだよしはる 
◆出版社:グランまま社
◆出典:amazon.co.jp

さよならさんかく2
さよなら さんかく
◆作・絵:安野 光雄 
◆出版社:講談社
◆出典:amazon.co.jp

いたいいたいはとんでいけ
いたいいたいはとんでいけ
◆作:松谷 みよ子 絵:佐野 洋子
◆出版社:偕成社
◆出典:amazon.co.jp

誰でもスグに弾ける保育のうた・こどものうた120
誰でもスグに弾ける保育のうた・こどものうた120
◆発行所:シンコーミュージック・エンタテイメント
◆出典:amazon.co.jp

楽しくあそべる絵かきうた120曲 改訂版_
楽しくあそべる絵かきうた120曲 改訂版
◆出版社:ブティック社
◆出典:amazon.co.jp

musicbrier

超初心者でも弾ける楽譜が満載です!

<まとめ>

周囲とのコミュニケーションを学び、想像力を豊かにすることも出来る音楽。
歌って楽しい!という気持ちを育てることが、子どもにとって、とてもよい影響を与えることができるようです。
わざわざ特別なことをやらなくても歌を歌うことで子どもの能力が育つなんてとっても魅力的ですよね。
大人も子どもも一緒に楽しんでストレスを解消しましょう。
乳幼児だから童謡でなければいけないということではなく、成長によって幅広い音楽ジャンルから楽しめる歌を探してみるのもよいですね。
歌って本当に良いものですよね♪
ぜひ、保育士さんも楽しんで楽曲選びをしてくださいね。

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