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幼稚園教諭ってどれくらい夏休みがあるの?~休暇事情を詳しく解説!~

どんな職業でも、年間で一体どのくらい休むことができるのか長期休暇はあるのか――といった休暇事情は、とても気になるところですよね。幼稚園の先生は、基本的に長期休暇のない保育園などと比べると、それなりに休みが取れそうなイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
今回の記事では、そんな幼稚園教諭の休暇事情について詳しく解説してしきます!

幼稚園の年間休日数について

基本的に、幼稚園は土日祝日はお休みになりますので、勤めている先生も休みになります。土日祝日に加えて、お盆休みや年末年始の休みが加わって、120日以上の休みとなるのが一般的です。
厚生労働省「平成30年就労条件総合調査の概況」によると、労働者一人の平均年間休日数は113.7日となっておりますので、平均値を上回っている休日数となっていることが分かります。但し注意が必要なのが、幼稚園によっては土曜日や祝日などに預かり保育を行っている場合がある、ということです。その際には、交代で出勤となりますので、休日数が減ってしまう可能性もあります。
つまり、働いている幼稚園によって休日数に差異があるということは、覚えておくようにしましょう。

幼稚園教諭に長期休暇はあるの?

先述しましたように、保育園と違って幼稚園には春休みや夏休み、冬休みといった長期休暇があります。但し、園児にとってはお休みでも幼稚園教諭は長期休暇の間にもやるべき仕事があり、園児のようにずっと休めるというわけではないのです。
夏休みなどの長期休暇中に行うことの多い仕事について、幾つかの例を挙げてみました。下記をご参照ください。

長期期間中に行う仕事って?

ざっと挙げてみましたが、仕事内容は幼稚園によって様々ですし、これらの項目以外に細かい雑務なども多々あるようです。子どもたちのいない期間だからこそ、日頃忙しくて手を付けられない、まとめて片付けておきたい業務などをこなしていきます。更に、二学期は運動会やおゆうぎ会など、とにかく行事の多い時期です。そのため、事前準備を長期休暇中に行う幼稚園が多いのです。
また、「預かり保育」に関して言えば、近年は園児獲得のために、長期休暇中の預かり保育を実施している幼稚園が増えているそうです。そうなると、当然先生側の業務も忙しくなってしまうことは否めません。

まとまった休みは取れないの?

長期休暇中にも仕事があるなら、まとまった休みは取れないの?といった疑問は当然出てくると思います。結論から言うと、長期休暇中は有給を消化することで、長めの休みを取ることが可能となります。夏休みや冬休みなどの閉園期間中は、基本的には園児がいるわけではありません。この時期は、ローテーションで有休を消化している幼稚園が多いようです。園の方針によって差異はあるようですが、開園期間に有給消化をすることは難しいため、長期休暇中に有給休暇をまとめて取ってもらうようにしているケースが多いのです。

保育士との違いについて

ここでは、幼稚園教諭と似たような業種である保育士の違いについて学んでいきましょう。下記に主な違いなどをまとめてみましたので、ご参照ください。

  幼稚園教諭 保育士
資格種類 幼稚園教諭免許 保育士資格
保育対象 3歳~小学校就学前 0歳~小学校就学前
職場 幼稚園 保育園、乳児院等
長期休暇の有無 夏休み・冬休み有り 無し
有給休暇について ローテーションで消化できる場合がほとんど 有名無実化している場合も

上表を見ても分かるように、基本的には休暇などの待遇面においては、幼稚園教諭の方が恵まれているケースがほとんどと言えるようです。まとまった休みを取るのが難しい保育園と比べると、幼稚園ではある程度有給消化も可能となっています。但し、保育園によっては固定勤務を実施していたり、長期の休みが取れる環境の職場もあるようです。
幼稚園も同様で、職場によって実情は異なってきますので、幼稚園教諭として働きたいと考えている方は、事前に必ず確認するように心掛けましょう。

「今の幼稚園は休みが少ない……」不満があるなら転職という選択も

ここまで説明してきましたように、幼稚園教諭は保育園などと比べると、比較的休暇という面においては恵まれています。とはいえ、幼稚園次第で差異があることも既に述べました。誰でも、働くなら休みが多い職場がいいと思うのは当然ですよね。現在、幼稚園教諭として勤務されている方で、待遇に不満を感じていらっしゃる方であれば、無料の保育士、幼稚園教諭向けの転職支援サイトなどの利用を検討されてみてはいかがでしょうか。
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まとめ
今回は、幼稚園教諭の長期休暇について説明させていただきました。一般的に考えられている、「幼稚園教諭は保育士よりも待遇面で恵まれている」といったイメージの実情の一端が、ある程度理解できたかと思います。これから幼稚園教諭を目指そうとしている方、または既に幼稚園教諭として働いていて、転職を考えている方の参考になれば幸いです。