共働きのパパ・ママにとって気になるのは、夏休みや冬休みのときに保育園に子供を預けられるのかということです。
幼稚園に通っている場合は夏休みや冬休みがある園が多く、その間子どもをどうするかパパとママも悩みどころ。園によって実施している延長保育も長期休暇時はお休みになるところが多く、保育園も同じように長期休みがあるのか不安になりますよね。これから長期の休みを控えているパパ・ママ必見!長期休暇時の保育園の運営や対策についてご紹介します!
そもそも保育園に長期休暇はあるのでしょうか。
幼稚園であれば、夏休み・冬休み・春休みがある園が多く、預かり保育や幼稚園外で子供を預けなくてはいけません。しかし、保育園の場合は長期休暇中も預かってくれるところが多くあります。
保育園は長期休暇中も子供を預かってくれるところが多くありますが、自治体によっては時期によって開園していない施設もあるようです。
それでは、夏休み、冬休み、春休みといった休暇の際はいつからお休みになることが多いのでしょうか。
8月13、14、15日(2~3日間)主にお盆休み
保育園によっては先生が交代で休みを取るので、お盆中も預かってくれる保育園もあります。
12月31日、1月1、2日(3日間)
保育園によっては3が日までお休みの園もあります。
ほとんどの園が通常通り預かってくれます
ただ年度末~年度初めの準備でお休みする園もあり、通常保育の場合も複数園運営している施設では合同保育を実施する園もあります。
夏休みなどの長期休暇の時期になると、先生たちも順番にお休みをとります。また、お盆の時期は会社がお休みになるパパ・ママもいるので、登園してくる園児が少ない日も。そのようなケースの場合、保育園ではどのような方法で保育をしてくれるのでしょうか。
預けられる園児数が少なかったり、先生たちも交代でお休みするため年齢の異なる子供と一緒に過ごす『異年齢保育』を取り入れる保育園もあります。子供にとっても年下、年上の子供と一緒に過ごすことはとてもいい刺激になりますが、環境が変わることで不安になってしまう子供もいます。心配な場合は、事前に確認しておいてもいいでしょう。また、事前にお盆休みの出勤事情についてアンケートをとる会社もあります。
子どもの通っている保育園では夏休みや冬休みがあって、数日間も子どもを預けることができない!と不安になってしまった場合、どのような対処方があるでしょうか。
一番安心して預けられるのは、祖父母や親せきに預けることです。数日間であれば喜んで預かってくれる祖父母も多いのではないでしょうか。また子供自身も、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に過ごすことで安心します。
一時保育所に空きがなく、親せきにも預けられない場合は、ベビーシッターを利用することも可能です。
ベビーシッター登録サイト等で申請することができます。ベビーシッターによっては保育以外にも家事代行をしてくれたり、英語やおけいこをしてくれる方もいます。また、自宅以外の場所で保育をしてくれる方もいます。時間も臨機応変に対応が可能ですが、時給が平均1,200~2,000円と高く、時間帯によってはプラスで料金が発生します。人気のベビーシッターさんの場合はキャンセル待ちもあるので、こちらも事前に利用方法と予約方法を調べておく必要があります。
例) | |
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基本料金 |
・1,800円/1時間 ・2人預かる場合・・・+500円/1時間、3人以上預かる場合・・・+1,000円/1時間 ・深夜料金・・・20:00~24:00/+500円(1時間) |
家事手伝い | ・洗濯、掃除・・・500円/予約1回あたり |
サポートの特徴 |
・送迎サポート ・簡単な家事 ・早朝対応、夜間対応 ・ペットのお世話 |
病児対応 |
・病児、病後児共に可能 ※各ベビーシッターにより内容は異なります。 |
土曜日に子供を預かてくれる保育園は近年増加傾向にあります。しかし土曜保育は特別枠のように扱われることも多く、毎週固定曜日に土曜保育希望の申請書を提出しないといけない場合もあります。また休日保育に関しては全体でも約1割程度の園でしか実施していません。自治体によっては、指定の保育園で在園していなくても預かってくれるなどの対策をしている地域もあります。しかし、保育園側の都合で預かり保育をしない日などもあるので、確認が必要です。
また休日保育を利用する場合には条件等がある場合もあります。
例) | |
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休日保育の主な利用時間 |
・日曜と祝日の7:00~18:00(必要な時間まで) ・12月29日~1月3日は除く |
主な利用要件 |
・就労などで日曜日と祝日に家庭で保育ができない場合 ・平日に保育園に預けている要件と同じであること ※地域によっては就労証明書等を記載しなければいけないこともあります |
対象者 |
・対象月齢は園により異なります ・指定の保育認定を受けている(2号・3号) ・区内、市内の認可保育園、認定こども園、地域型保育事業、保育室に在園している ・区内、市内在住で区外、市外の認可保育園、認定こども園、地域型保育事業などを利用している ・区内、市内在住で認可保育園の申し込みをしながら認証保育園と月160時間以上の月極契約をしている |
一般的な利用料 |
・保育料・・・1回/800~3,000円前後(預ける時間、所得税、課税額により異なる) ・おやつ代・・・1回/100~300円 ・おやつ代と昼食代・・・1回/300~500円 ・延長料金・・・1時間/100円~、30分/80円~ ※認可外保育園や幼稚園の利用条件は、施設によって大きくばらつきがあります。 |
親せきが遠方や働いていて頼れない時は、自治体が取り組んでいる『一時保育』の利用も検討しましょう。
預かり理由を問わず預かってくれる一時保育所では、朝8:00~夕方17:00頃まで預かってもらうことが可能です。
基本的には利用料の他にも初回登録料や延長料金が必要となります。認可保育園が実施している一時保育は、希望者には給食やお弁当も手配してくれます。それ以外の一時保育ではお弁当等を持参しなければいけないところもあるので事前に確認しておきましょう。
ただし、事前予約が必要な園や予約が満杯だと預けることができないので、早い段階で利用方法や予約方法などを把握しておきましょう。一時保育は保育園とは異なるので、毎日のように預けることはできません。週に2回、3回までと利用制限があるところがほとんどなので注意しましょう。
夏休みや冬休み等の長期休暇時の預かり方法や預かってくれる場所は住んでいる自治体によって異なります。通園している保育園で預かってくれる場合もあれば、グループ園で預かってくれたり、在園していない保育園で預かってもらう等それぞれ方法も異なりますし、申請方法も違います。また0歳児は他の免疫力も低く一緒に保育するのが難しいので、別の部屋で保育される場合があります。夏休みや冬休みは先生達も交代でお休みをするので、早めに相談や利用方法を確認しておくことが必要です。