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園児をやる気にさせる!話題の「ヨコミネ式」とは?

以前テレビでも話題になった「ヨコミネ式」とは、プロゴルファー横峯さくらさんの伯父にあたる横峯吉文さんが提唱する幼児教育です。
教えるのではなくやる気にさせる。
「すべての子どもは天才である」をモットーにパワフルに教育しているヨコミネ式!
子どもを育てる親や、子供を預かる保育園にとっては、とても興味深い内容です。
是非、ポイントを押さえておきましょう♪

「ヨコミネ式」とは?

「ヨコミネ式」はどうしてこんなに有名になったのでしょうか?
テレビで取り上げられたこともきっかけとなり、こんな教育を自分の子どもにも受けさせたい!と考える親たちの間で話題になりました。

【目的・手法】

ヨコミネ式教育法の究極の目的は「自立」です。自立とは、「自ら考え、自ら判断し、自ら行動・実践すること」です。
そのために、「4つのスイッチ」や「才能開花の法則」により、子どものやる気を起こし、子どもの持つすばらしい才能を開花させます。また、「読み・書き・計算・体操・音楽」を通して、「学ぶ力・「体の力」・「心の力」をつけさせ生まれ持っている「可能性」を最大限に引き出します。
幼児期から「読み・書き・計算」をベースに小学校5年生頃までに「自学自習の力」を身につけます。その後は、自らの力「独学」にて学んでいくのです。
出典:ヨコミネ式教育法

ヨコミネ式は、3つの力、自立のために「学ぶ力」「体の力」「心の力」を重視して育てます。

【学ぶ力】

読み・書き・計算を繰り返し学習し、何が知りたいのか、どこがわからないのかを認識し、自ら学ぶことができるようにすることが目標です。

【体の力】

運動神経が著しく発達する6歳までの間に、必要な運動をさせることで、バランス感覚など体の基礎を作り運動能力が向上するように育てます。

【心の力】

何があってもくじけない強さや、思いやりの心を育て、失敗をしたりトラブルが起きても自分で考え乗り越えていく力を身につけるようにすることを目標としています。

では、その自立のための三つの力をどのようにして育てるのかと言うと、子供達は自ら楽しいと思うことでやる気のスイッチが入り進んで学ぶため、大人はそのお手伝いをするだけです。
では子どもをやる気にさせるスイッチとはなんでしょうか?

<子供のやる気スイッチ>


「競争心スイッチ」

子どもは競争が好きで一番になりたがるので、友達との競争でスイッチが入るため刺激を受けさせながら育てる。


「真似っこスイッチ」

自分でもできるかもしれないという気持ちや期待から子供は真似をしたがりスイッチが入るため様々な手本を見せ学ばせる。


「チャレンジスイッチ」

難しすぎず簡単すぎない、程よく難しいことに子供は、興味を持ち、スイッチが入るため、子供の成長を把握し、ひとりひとりにあった課題を与えます。


「一人前スイッチ」

ほめられるのではなく、認められることでスイッチが入るため、子供のできることを増やし達成感を与える。

このように、ヨコミネ式は、子供のやる気を上手に活用して成長を促すことを目的としています。
家庭でも実践できることがたくさんありますので、チャレンジしてみると良いですね

「ヨコミネ式」はここがすごい!!

では、具体的に「ヨコミネ式」はどこがすごいのでしょうか?
テレビで特集されることもしばしばあり、ご存知という方は多いでしょうが、ヨコミネ式により様々なことが身に付きます。

  • 絶対音感を身に付けることが出来る!
  • 3歳児は1年生の国語の教科書、5歳児は3年生の国語の教科書を使って学習し、卒園のころには5年生の教科書が読めるまでになる!
  • 4歳児で全員逆立ち歩きが出来る!
  • 3歳から足し算を始め、卒園までに掛け算ができるようになる!
  • 英語の劇を行えるようになる

などなど。

◆ヨコミネ流子育て法

びっくりしませんか!?幼児教育とは思えないレベルですね。
そして、「ヨコミネ式」がすごいのはスパルタ教育ではなく、子どもが自主的に動く環境を大人が作ってあげるだけとのことだということです。
確かに無理やりやらされても続きませんし、生き生きと活動している子どもたちの姿が、ヨコミネ式を楽しみながら実践していることの、何よりの証拠かもしれません。

ヨコミネ式 挿入

「ヨコミネ式」で育った子どもはたくましい!!

子どもは学びに対して本来、意欲的であり、それを削いでいる、抑圧しているのは、親や先生などの大人たちです。
この親であれば、耳の痛い内容かもしれませんね。
「ヨコミネ式」が大切にしていること


出来ることが増えていくと、自然と学ぶことが楽しくなっていく。
かけっこなど順位を決めることで競争心を育んでいく。
「抱きしめるのは2歳まで」でそれ以降は徹底的に厳しく育て、甘やかさない。

これらを行うことで、どんな子どもに育っていくと思いますか?
とにかくたくましく、他人との競争を通して成長し、自信にあふれ、前に向かって進んでいくでしょう。
しかし、ヨコミネ式で育った子どもが小学校に上がった時、本人は大きなショックを受けるかもしれません。
相対評価から絶対評価にかわった今の日本では、「他者との競争」や「順位付け」といった要素がかなり排除されています。
友達同士、競い合うのが日常、そうやって一つ一つ、「できる!」を積み上げてきた子どもにとって、「順位のつかない徒競走」や「項目ごとに〇がついているだけの通知表」に、幻滅してしまう可能性はあります。
学年ごとに決まった教材を使い、決められた枠の中で学んでいく小学校生活に上手くなじむには、大人のフォローが必要となるかもしれませんね。
まだまだ日本の教育社会では、厳しいところもありそうですね。

◆ヨコミネ式オフィシャルサイト
http://www.yokomine.jp/

<まとめ>

川で遊び、思いっきり体をぶつけ合ってレスリングに取り組む子どもたち…。
昔の時代を思い出させるような「ヨコミネ式」。
話題になっているということは、現代の親も昭和を連想するようなある意味厳しい教育を求めているということなのでしょうか。
様々な教育論はありますが、子どもたちが元々持っている「やる気スイッチ」を入れて、たくましく育っていく姿は素敵ですね。

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