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向き不向きがわかる!保育士に向いてる人の特徴とは?

仕事の好き嫌いに関係なく、人には向き不向きがあるもの。できるなら好きな仕事が自分に向いていてほしいと思いますが、向いている・向いていないの判断はなかなか難しいですよね。保育士の場合、どんな特徴を持っている人が向いているのでしょうか?
理想としていた保育士像と現実の保育現場でのギャップによって「自分は向いていないのでは?」とネガティブに考え込んでしまうこともあるかもしれません。
今回はそんな時に、お役に立てるように保育士に向いてる人・向いていない人の特徴をまとめみました。たとえ保育士に向いていなくても意識を変える努力をすることによって、保育士という仕事が真に楽しめるようなるでしょう。

まずは保育士に“向いてる”か“向いていない”かを知ることが大切!

保育士を目指す人は保育士試験受験者数だけでも6万人を超えており、保育士養成施設で学んでいる学生や、未受験者の方も含めると相当な数になります。しかし、これだけ多くの保育士志望の方が資格を取得をしているにも関わらず、毎年約10%の保育士が退職に至ったり、いわゆる潜在保育士として異業種へ就職・転職してしまうケースが少なくないのが現状です。
潜在保育士が増えている理由は決して1つではありませんが、その多くが最終的に保育士に”向いていない”と自己判断していることを考えると、”向いている””向いていない”の基準を知ることは非常に重要であることがわかります。

保育士に向いてる人 5つの特徴とは?

それでは保育士にいている人にはどのような特徴があるのでしょうか?
決してすべての要素を備えていなければならないという訳ではありませんが、これらの特徴に当てはまる点が多い方は、おそらく保育士の仕事が「好き!」「天職!」だと楽しんで働いている方で、業界平均よりも保育士歴が長いのではないでしょうか。

特徴①子どもが好き!きちんと叱ることも愛情だと理解している方

なんといっても“子どもが好き”であることが保育士にとってとても大切です。子どもが苦手では、毎日顔を合わせる子どもと接することが苦痛になってしまいます。どんなに仕事が辛くとも「子どもの笑顔がやりがいになる!」というくらいが、保育士に向いているでしょう。保育士はむやみやたらに子どもたちに遊ぶ保育をするのではなく、“子育てのプロ”として発達段階に適した経験や遊びを設けて、どのように成長のサポートしていくかを考えて抜いていかなければなりません。それには”子どもが好き”であることが大前提として必要になるでしょう。
とはいえ、”子どもが好き”という愛情があるからこそ、時には厳しい教育もしなけらばなりません。子どもが可愛いというだけでは、子ども同士のケンカは止まりませんし、正しい社会性も身につきませんが、反対に愛情がなく、ただ厳しいだけの教育も問題です。子どもに対して愛情のこもった叱り方ができることが望ましいでしょう。

特徴②幅広い年齢層の方とコミュニケーションが上手にとれる方

保育士は、子どもはもちろんのこと保護者や地域の方々、保育士同士など、さまざまな人と関係を築きながら仕事をしています。人とのコミュニケーションがうまく図れる方だと物事も円滑に進みやすくなりますし、子どもたちのお手本となる立場として、子どもの社交性を育むためにもコミュニケーション能力は必要となります。
また、昨今ニュースや新聞で取り上げられることが多いモンスターペアレントとのトラブルを引き起こさないためにも、保護者とも密にコミュニケーショをとることは重要となります。保護者は自分が見ていない時間の我が子が心配でたまらなく、ついついキツい言い方をしてしまうことがあるので、その心配を解消してあげるにはじっくり話を聞いたり、アドバイスしたりと、親身になって意欲的に交流を図ることが大切なのです。さらに保護者とは面と向かっての交流だけでなく、日頃の連絡帳などの書面を通じてのコミュニケーショも求められるので、文章にも気を遣える細やかな配慮をとれる方は保育士は向いているといえるでしょう。

特徴③子どものすべてを受け入れる包容力と寄り添える感性のある方

子どもたちは日々の日常生活などの経験から多くの事を学んでいます。そのため、保育士は保護者以上に子どもの心理を敏感に感じ取って、寄り添いながら、子どもを温かく包み込む包容力が必要です。
子どもたちは何かしらの反応を欲して「一緒に共感して欲しい」と話しかけてくることが多く、その際に冷めた態度で「へぇ、そうなんだ」では、子どもの感受性も伸びない上、嫌われてしまうでしょう。
たとえ興味のないことや苦手なことであってもリアクションを取って、喜びを共感できる感性は保育をする上で大切となります。

特徴④子どもたちに負けないくらいの体力と力仕事にも自信のある方

育ち盛りの子どもたちは一年中元気いっぱいに遊ぶのがお仕事。それを怪我やトラブルが起きないように見守りながら一緒に遊び、保育をするのも保育士の役割です。そのため、長時間のおんぶや抱っこでの腰痛・肩こり、公園を走り回ったり、地面に膝立ちで座ったりすることで臀部・腰・足への負担がかかるなど、想像以上に体力を必要とするのが保育の現場です。もちろん保育士は複数人の子どもたちに対して保育をしなければならないので思っている以上に体力を酷使します。
最近では男性保育士の活躍も多くみられるようになってきましたが、まだまだ女性が多い職場であることは変わりません。陶器の食器や机などの重い荷物を運んだり、行事の設営準備をしたりと、力仕事は意外と多くあります。
また、感染症が集団感染しやすいので、日頃から体調管理など、感染予防を徹底して行いましょう。保育士が感染症にかかった場合に万が一、子どもに移ってしまっては、大きな事態に発展しかねません。
さらに、体調不良などにより休んでしまうと、他の保育士にも大きな負担がかかってしまいますので、体力に自信がある方や健康的な方が向いているといえるでしょう。

特徴⑤前向きな捉え方できる・精神面が強い方

保育に“何が正解なのか”を求めるのはとても難しく、良かれと思って行った行動が、実際は子どもは嫌な思いをしていて、泣いてしまうこともあります。このようなケースを出くわした時、ネガティブな考え方だと余計に思い詰めてしまいますが、“何事も経験”として捉えて、前向きな気持ちに切り替えることができる方であれば「保育は楽しい」と、その場の状況をポジティブに受け取ることができます。
子どもたちにとって、身近な大人の機嫌や態度は非常に大きな影響をもたらすので、自分の感情や精神状態をうまくコントロールできる人は保育士に向いているといえるでしょう。
子どもの命を預かっている責任の重さに耐えられる精神面の強さや、職場や保護者との人間関係で問題が生じても、前向きに捉えることができることが大切です。

保育士に向いていない人の特徴6つ!

ここまで保育士に向いてる人の特徴についてご紹介しました。
ご紹介した5つの特徴にほとんど当てはまらなかったら、「もしかしたら保育士に向いてないのでは?」と不安に思った方もいるかもしれませんが、後ほど改善策もご紹介しますのでご安心ください。
つづいては、反対に保育士に向いていない人の特徴についてご紹介したいと思います。
あくまでも向き・不向きに着目して長続きをするには難しいとされる傾向を示したものになります。

特徴①声が小さい方・恥ずかしがり屋な方

保育士は子どもたちの前で“大きな声”を出して、朝の挨拶やお遊戯のお手本、絵本の読み聞かせ、ピアノの弾き歌いなどをしなければなりません。また、保護者を前にして、イベント行事などの司会をすることもあります。
このように子どもたちと一緒になって歌ったり踊ったりすることが恥ずかしいと思ったり、苦手意識を強く感じてしまった場合、保育士を続けていくのは難しいかもしれません。
もちろん、新卒や未経験の方であれば、最初は仕方のないことですが、数年経ってもなかなか克服できない場合は、保育士に向いていない可能性が高いといえるでしょう。

特徴②体力に自信がない方

保育士に向いてる人の特徴でもお伝えしましたが、保育士は想像以上に体力を使います。人によっては肉体労働だと感じる保育士さんもいるほど、重い物を持ったり、走ったりすることが多い職場です。
体力がないと、どんどん疲弊していき、それが表情や態度に出てしまうと、子どもや保護者、職員に悪い印象を与えてしまいかねません。

特徴③汚れに敏感な方

保育の現場で働く以上、汚れを気にしていては、なにも仕事が進みません。どろんこになって元気に遊ぶ子どもたちの泥がついてしまったり、食事のときにソースがついてしまったり、時にはお漏らしや嘔吐物の処理をすることもあります。このような汚れなどに神経質な人の場合、精神的負担が大きく、長く保育士として活躍することは難しいといえるでしょう。

特徴④行事のアイデア出しが苦手な方

なんといっても保育園はイベント行事が盛りだくさんです。主な行事だけでも下記のようなイベントが四季折々に行われています。

保育園の主な行事
4月 入学・進級式、子供の日制作
5月 親子遠足、母の日制作
6月 父の日制作
7月 プール、夏祭り、七夕制作
8月 プール
9月 運動会、敬老の日制作
10月 遠足、お芋ほり、ハロウィン
11月 七五三お祝い
12月 クリスマス会
1月 お餅つき、お正月制作
2月 豆まき、節分制作
3月 ひな祭り、お別れ会、卒園式

このような行事を行うには、それぞれの企画立案やイベントに伴った壁面や製作物のアイディアを出さなければなりません。発想力が乏しいとイベント行事が行われる度に頭を悩ませることになるでしょう。

特徴⑤文章作成が苦手な方

とにかく業務量が多い保育士は、子どもたちを見守ることだけが仕事ではありません。実は子どもを見守らない時間(登園前・休憩時間・降園後)の中で、膨大な事務作業をこなしています。
日案、週案、月案、児童票、誕生会やクラス懇談会の計画、個人指導案・記録、グループ作りのためのグループ割表、年間計画、クラス・園だより、保護者との連絡帳など、多くの書類を作成する必要があります。パソコンや文章作成が苦手な方には大きな負担となってしまうでしょう。

特徴⑥緊急事態への対処に不安がある方

保育の現場は子どもの怪我や異物を飲み込んでしまう等の事故やトラブル、保護者からのクレーム、近隣住民からの苦情など、いつ何が起こるか分からない職場です。基本的にはそれぞれの緊急事態に対してマニュアルがあるので、落ち着いて対応できれば問題ないですが、そのときに慌てて行動してしまうと、事態をさらに悪化させてしまう危険性もあるので、急な事態に気が動転して焦ってしまいがちな人は保育士に向いていない可能性があります。

向いてないなら保育士を諦める? 不向きな特徴が多い方へ5つの処方箋

上述した保育士に向いていない人の特徴に当てはまるからといって、保育士を諦める必要は決してありません。たとえ、向いていない特徴が多くても、子どもたちと接する中で、徐々に苦手なところを克服していきながら、適応していく努力があれば、保育士としてきっと活躍できるはずです。
視点を変えれば、向いていない事とは“具体的に自分に何か足りないのか”を示していることに繋がるので、これからご紹介する改善策を取り入れてもらい、あなたが理想とする保育士を目指していただけたらと思います。

①声が小さい方・恥ずかしがり屋な方への処方箋

声が小さいと悩んでいる方は、子どもたちが静かになるまで待つのが良いでしょう。年齢が上がってくると、「先生が話すから静かにしよう」と注意を促してくれる子どもも出てきます。また、先生が大事なことを話すときは、指人形などで集中させたり、ベルを鳴らしたりと工夫をして、子どもたちを集中させましょう。
人前が苦手で緊張してしまう方は、人前で話す前に一度イメージトレーニングをして望みましょう。
何事も良いイメージを頭の中で繰り返すことによって、緊張が軽減され、人前でもスムーズにに話すことができるようになるでしょう。

②体力に自信がない方への処方箋

重い物を運ぶ際には、1人で無理せず、2人で協力して運ぶなど、日頃から膝や腰を痛めないように気を付けることが大切です。休日などに時間を見つけてランニングしたり、ジムに通うのも良いですし、仕事帰りにあえて最寄り駅の一駅前で降りて自宅まで歩く方法も体力作りに有効です。
冬には、乾燥と食生活に気をつけて免疫力アップをはかりましょう。また病児保育室や院内保育室などでは一般の保育園に比べてイベント行事も少なく、動き回ることもほとんどないので、体力に自信がない保育士の方にも働きやすい環境でしょう。

③汚れに敏感な方への処方箋

園庭で遊んで汚れてしまった子どもたちや、吐いてしまって苦しい思いをしている子どもをきれいにしてあげることを優先的にに考えて動くことで少しずつ慣れていくでしょう。
焦らずに、自分ではまだ何もできない子どもを優先させてあげることに集中すると責任感が勝り、自然と精神面が改善されていくでしょう。潔癖症などの症状が過度な場合には専門カウンセリングを受診してみるのも良いでしょう。

④行事のアイデア出しが苦手な方への処方箋

保育園により行事の種類や頻度は異なりますが、イベント行事のほかにも、子どもたちとのクッキングや毎月のお誕生日会など様々な行事を開いていかなければなりません。ただ、毎年同じ行事を繰り返すことが多いので、1~2年保育士として勤めればある程度、業務のリズムを掴むことできるでしょう。
全体の流れがわかれば、心にも余裕が生まれ、次の行事の準備を事前にスケジュール立てすることによって、じっくり企画・発案できる時間を確保することもできるようになります。また製作物のアイディアは、過去の作品を参考にしたり、先輩保育士さんにアドバイスをもらうなどしてアレンジしてみましょう。

⑤文章作成が苦手な方への処方箋

文章には5W1H(when、where、who、what、why、how)が入っているかを意識して、的確に内容だけを伝えることに集中するとサクサクと作成できます。さらに午前中・午後中・今日中・明日中など優先順位を決めてタスク管理をすることで、”提出期限を過ぎてしまった!”ということもなくなるでしょう。また、書類作成が得意な先輩保育士さんにアドバイスをもらいながら、参考として過去の書類を見せてもらうのもオススメです。
最近は事務作業の効率化や残業の改善のため、事務作業をICT化している保育園も増えてきているのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

⑥緊急事態への対処に不安のある方への処方箋

とにかくいつでも落ち着いて冷静に行動することが大切です。保育士が慌ててしまうと適切な処置がとなれなくなります。また、自分一人ですべてを対処しようと思わずに周りの保育士や上司とも連携しながら冷静に対応していきましょう。そのためにも日頃から保育士同士や上司ともコミュニケーショを図っておくことで、緊急の場合でも意思疎通がしっかりと取れるようになるでしょう。

まとめ
今回の記事で保育士の向き・不向きの特徴がわかることによって、ご自身の強みがわかったり、逆に不足している部分もわかったと思います。向いていない特徴に多く当てはまってしまった場合でも自分の足りないスキルを伸ばすチャンスだと思って、今後も子どもたちと向き合っていってほしいと思います。子どもたちと一緒に楽しく成長していきましょう!
保育士資格は保育園以外にもベビーホテル、託児所、学童保育、放課後デイサービスなど、多くの保育施設で活躍できる資格なので、たとえ今の職場で合わないと感じていても、視野を広げれば、ぴったりな職場が見つかるはずです。