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保育士さんに人気!今話題の放課後等デイサービスとは?!

保育士さんが活躍する現場というと、保育園や幼稚園が思い浮かびますよね。
しかし最近、放課後等デイサービスで活躍する保育士さんが増えてきているのです。
保育士さんの新たな活躍の場としても期待されている「放課後等デイサービス」とは、一体どのようなお仕事なのでしょうか?
ここでは、放課後等デイサービスの仕事内容や特徴、保育士さんがここで働くメリットなどについて詳しくご紹介します。

放課後等デイサービスってなに!?

放課後等デイサービスとは、障がいを持つ児童(6歳から18歳の就学児童)が、学校が終わった後や長期休暇中(夏休みや春休みなど)に通う施設のことをいいます。
児童に学校以外の“居場所”を作ったり、障がいを持つ児童の家族を支えたりすることを目的として創設されたこのサービスは、「障がい児の学童保育」なんて呼ばれることもあります。

利用者の増加が見込まれる放課後等デイサービス

障がい児の家庭では最近、将来的な問題を考えたうえで共働きをいう選択肢をとるところが増えてきています。
そうすると、仕事が終わってから家に帰るまで、子どもを預かってくれる施設が必要になりますよね。
そういった事情もあって、放課後等デイサービスの需要は今後さらに増加するのではないか、と考えられています。

放課後等デイサービスの事業所はどう探すの?

放課後等デイサービスの事業所の探し方は複ありますが、大きく分けて3つあります。

ひとつ目の方法は、住んでいる市区町村の子育て支援の窓口や、福祉の窓口に問い合わせる方法です。
福祉の窓口に問い合わせる場合は、放課後等デイサービスを利用するための判定をしたり、受給者証(福祉サービスを利用するための証明書)を発行してもらうため、必ず一度は問い合わせる窓口です。
放課後等デイサービスを利用する前段階として「何に困っていて、いったいどうしたらいいのか」を利用者と一緒に考えてくれる窓口をご紹介します。きっとお子さんに合う放課後等デイサービス探しができる手掛かりとなるでしょう。東京都の場合をみていきます。

▽児童相談所

児童相談所は、子育てに関するあらゆる相談に対応をしてくれます。
「この子をどうしたらいいのだろう」
「私だってもういっぱいいっぱい!」
「誰にも頼れない、どうしたら。。。」
そんなつらい気持ちが溢れてきてしまう前に、すぐに児童相談所に相談してみましょう。専門の相談員が親身になってお話を聞いてくれます。知的発達の遅れや、言葉の遅れ、虚弱傾向、自閉の傾向がある子どもの子育てについての相談も出来ますし、放課後等デイサービスについても教えてくれるサービスもあります。ただし、児童相談所は広い地域を担当している機関なので放課後等デイサービスの事業所のリストまでは把握は出来ていないようです。

▽子ども家庭支援センター

子ども家庭支援センターは、市区町村の自治体ごとに設置をされているので、児童相談所よりも身近な相談機関として相談の対応してくれます。「近所の子育て支援情報について知りたい」というときや、子どもの様子が「ちょっと変だな?」「困ったな」と思った時にも相談ができます。ただし、一般的な子育てには詳しいですが、障がい児については相談員の人もあまり知らないこともあります。放課後等デイサービスについても、詳しい情報知っている人がいるかどうかは問い合わせてみないとわかりません。

▽相談支援事業所

相談支援事業所は、障がい児者に関する総合窓口です。市区町村ごとに設置されているので、すぐに障がいに関する相談ができます。特に障がい児の教育、生活、就労、福祉施設、専門機関について詳しく教えてくれるので、放課後等デイサービスの利用の仕方とサービスを提供している事業所について細かく教えてくれます。

▽市区町村の障がい福祉課(福祉事務所)

住んでいる場所の市役所のホームページから、「健康・福祉」や「障がい」という項目のページを開いて、そこの電話番号に電話をかけるか、直接市役所に電話にかけて「障がい福祉課」に繋いでもらいましょう。


どうやって聞けばいいの?

子育てに関する相談窓口と違い、こちらは「お役所仕事」になるなので、何を聞きたいのか明確に伝えなければなりません。例えばこんな聞き方はいかがでしょうか。
「子どもが小学校で発達障がいがあります。学校が終わった後の福祉サービスの『放課後等デイサービス』という制度について教えてください」
「障がい児のための放課後等デイサービスの事業所リストを知りたいです。電話番号と住所を教えてください。」
このように伝えれば、自宅近くの放課後等デイサービスが見つけられるはずです。
放課後等デイサービスは、制度が始まってから3年ほどの新しい福祉サービスとなりますので、市役所の担当者もスムーズには答えることが出来ないかもしれません。

▽インターネットでの探し方

3つ目の方法は、インターネットで検索し探す方法です。ただし、ただ検索するだけでは放課後等デイサービスの一覧はあまり出てきません。家の近くの放課後等デイサービスを探すのはさらに困難かと思います。そんな手間も時間もかけていられない!という保護者の方のための便利なサイトがあります。
それは、東京都福祉保健局が運営している「東京都障がい者サービス情報」というサイトです。このサイトでしたら、地域を細かく選択することができますので、放課後等デイサービスを簡単に見つけることが出来るのではないでしょうか。
もし、より詳しく知りたい事業所があったり、よくわからないという場合は電話で問い合わせてみるのも良いと思います。

放課後等デイサービス 挿入

放課後等デイサービスでは保育士さんが大活躍!

そんな放課後等デイサービスは、保育士さんが活躍できる場でもあります。
上述のように放課後等デイサービスは利用者の増加が見込まれているため、そこで働くスタッフの求人も増加傾向にあります。
保育士さんは子供と向き合う職業のひとつですので、放課後等デイサービスの職員としてはピッタリなわけですね。

子ども一人ひとりとじっくり向き合いたい方におすすめ!

放課後等デイサービスを利用する児童が持つ障がいは人によって様々ですし、その子それぞれに個性があります。
そのため放課後等デイサービスのお仕事は、子ども一人ひとりとじっくり向き合って触れ合いたい、という方にとてもおすすめです!

キャリアアップを目指してみませんか!?

保育士さんが放課後等デイサービスで働く場合、管理責任者として活躍することも可能です。
放課後等デイサービスを開設する場合、必ず「児童発達支援管理責任者」というものを置かなければなりません。

《児童発達支援管理責任者とは》
<児童発達支援管理責任者とは利用児童に対して個別支援計画を作成し療養を主導する立場にある人です。
管理者が資格要件を問われない、名ばかりの地位であるのに対し、児童発達支援管理責任者は実質的な現場監督に地位となります。
出典:http://houkagoday.power-support.co.jp/jinninn/jidousien.html

保育士の資格を持っている方の場合、障がい児入所施設や障碍者支援施設などで5年間、900日以上の介護に関する直接支援業務の実務経験があると、この管理者になることができるのです。

<まとめ>

今注目されている放課後等デイサービスは、障がいを持つ児童にとっての居場所であるとともに、保育士さんが活躍できる場でもあります。
現在保育に関するお仕事を探しているという方は、放課後等デイサービスの現場でやりがいのある仕事をするとともに、ご自身のキャリアアップを目指してみませんか!?

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