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初めての0歳児クラス!保育園での1日の生活・お世話(まとめ)

保育園での預かりは、生後3カ月・6カ月・8カ月と預かれる月齢が決まっている所や、0歳児クラスを設けていないところなど、その園によって異なります。
今回はそんな、0歳児を預かっている保育園での、乳児の生活や食事など、一日の流れについてわかりやすく解説し、これから0歳児の担任になる保育士の方や、0歳児の子供を保育園に預けようと思っている保護者の方必見の情報を紹介します!

0歳児クラスは特別!?

0歳児クラスが特別だとされる理由は、まだできることがほとんどなく保育士さんのお世話だけで生活することになるからだといえます。
そのため、保育園での0歳児クラスの保育士さんの責任は重大であり、子供達に常に気を配り注意する必要があります。
中でも、以下の事に十分気を付けるよう心がけましょう。

◆乳児突然死症候群

生後2~6カ月の子に起こりやすく、原因はまだわかっていません。
寝ている間に、起こることが多いため、よく寝ていると思っても、こまめに息をしているかの確認などをして、呼吸が止まっていた場合早急な対応が必要になります。

◆誤飲

0歳児は、様々な物を口で確認しようとするため、なんでも口に運んでしまいます。
そのため、誤飲に注意が必要です。
乳児の周りに誤飲しそうなものをおかないなど、細心の注意を払いお世話をする必要があります。

◆転落

0歳児は日に日に成長し、昨日までできなかった寝がえりが突然できるようになったり、ハイハイがその日から急にはやくなったりと、想像を超える成長をするため、注意が追いつかず転落などの事故になってしまうケースがあります。
そのため、先を見据えた気配りや注意が大切です。
 
0歳児クラスには、基本子ども3人に対して1人の保育士がつきますが、上記のように、保育士は気に掛けることや、気を付けなければいけないことが特に多いクラスです。
また、0歳児は意思表示がしっかりできないため、“体調管理”には気が抜けない部分もあります。
部屋の温度調節や暑い日には水分補給、検温をこまめにしている保育園もあります。
毎日の様子を見ている保育士さんが見て、「今日は何だか機嫌が悪い…」、「ずいぶんよく寝ているなぁ…」といった少しの違和感が、体調不良のサインだったりします。
まだ意思を伝えられない乳児は、様々な方法で体調を伝えようとします。
そのため、体調について気付いた点を、連絡ノートに書くなど、保護者の方と情報を共有し、体調管理に努め、どの年齢のクラスよりも一緒に育てていくという思いが強い点でも、特別なクラスといえます。

保育園での0歳児の生活

0歳児でも月齢によって、寝ることが多い子や、あまり寝ない子などまちまちです。
一日の流れはあっても、乳児の成長に合わせて行います。

<一日の流れ>

8:30 登園
9:00 検温など体調の確認
9:30 朝の会、歌や手遊び
10:00 自由遊び、散歩
11:00 順番に、離乳食やミルク
12:00↓
4:00
お昼寝
15:00 おやつ
16:00 自由遊び、保護者によるお迎え
17:00 お迎え

※0歳児クラスの一日のスケジュールは、園によります。

保育園での0歳児の食事

0歳児 挿入
保育園での食事でも、0歳児クラスでは子どもたちによって個人差が大きくでてくるため、子どもに合わせた個別の離乳食が出される保育園も多いようです。
ミルクは、保育園が決めたミルクを与える、何種類か保育園で用意をして選べる、それぞれが持ち込みをする、などと保育園によっても変わってきますが、保育園で飲むミルクに家庭でも合わせてもらうのが望ましいでしょう。
2種類のミルクを飲んでいると、どちらかを飲まなくなってしまうこともあるようです。
離乳食も6カ月を過ぎると家庭でも始めてもらい、少しずつ量を増やしたり、食べられるものを増やします。
お友達と食事をすることで、真似をして口に運んだり、普段食べないものを食べたり、少し月齢が高い子たちに混ざって、できることがどんどん増えていくでしょう。
なので、保育園でのお友達との食事は、年齢に関係なくメリットが多いように思います。
しかし、ここで気にしなければいけないのが “アレルギー” です。
まだ食べたことのないものやアレルギーが出やすい食べ物(卵・小麦粉など)は特に保護者の方と話をしなければいけません。誤って口にすることのないよう、しっかり注意する必要があります。
ミルクや離乳食など、食事に関しては特に、保護者の方としっかり話をして情報を共有することが大事です。

<まとめ>

今回は、0歳児の保育園での生活や食事を中心に取り上げさせていただきました。
保育園によって方針や決まりもあり、それぞれ保育の仕方は異なります。
しかし0歳児は保育方針や一日の流れに合わせることはできないため、調整し乳児に合った保育を行う必要があります。
また、意思疎通ができない0歳児に変わり体調きちんと管理できるよう、保護者の方との情報共有を大事にして子どもたちの過ごしやすい環境を作り、一緒に成長を楽しめると良いですね。

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