保育園でも、運動会や親子遠足などでお弁当を作ることがありますが、何を作ろうか悩んでしまうお母さん達が多くいます。
今回は、そんな保育園の行事に持って行くお弁当のレシピや上手な詰め方をわかりやすく紹介していきたいと思います。
お弁当の献立を考えるには、主食・メインおかず・サブおかずというように、順に決めていくと仕上がりがきれいになり、栄養バランスも整います!
具体的にどのようなものがあるのか、紹介していきたいと思います。
主食では、おにぎり・サンドイッチ・ごはんや麺類などがありますが、遠足や運動会では、興奮して落ち着いて食べられなかったりするため、おにぎりやサンドイッチなど、食べやすい物を詰めることをオススメします。
【かわいく作るオススメアイデア】
メインは子供の好きな物を選ぶと良いですが、こちらも食べやすい物にすることをオススメします。
メインおかずの定番として、唐揚げやハンバーグ、海老フライ、野菜の肉巻きなどがあげられます。
最近では、冷凍食品で体のことを考えた無添加の物などが出回っていますので、そのようなものを上手に使い、手作りおかずと合わせると手軽にできます。
サブおかずでは、野菜や卵焼きウィンナーなど、数種類のものを詰めます!
この時、茶色いものばかりにならないように彩りを考えることが大切です!
いつも使っている野菜などを彩りよく詰めることでお弁当が華やかになります!
では、どのような物を調理して詰めれば良いのか、お弁当に使いやすい色の中から、赤、黄色、緑の食材を使ったレシピを、具体的に紹介します。
プチトマト
赤いおかずの代表ですが、お弁当では、つまみやすいようにピックにさして。
また、誤飲の事故も多い食材です。大きめサイズは必ず半分にカットして。
人参
輪切りにして、塩茹でしただけの人参でもお花の形に型抜きするだけでお弁当を華やかに演出してくれます。
だし汁やめんつゆで茹でるとおいしく、食べやすいです。
水分が出にくく、茹でる、和える、炒めるなど、お弁当には万能に使える食材です。
積極的に利用したいですね。
赤パプリカ
人参同様、彩りの綺麗な食材です。
ピーマンが苦手な子供が多いかもしれませんが、ピーマンよりも苦みが少ないので、オススメです!
パフリカの調理としては、油で引いたフライパンで焼いたパプリカを、ウィンナーと交互にピックに刺したり、パプリカとベーコンを細切りにして塩コショウで炒めるだけでもおいしいです!
ピーマンが苦手な子供でなければ、緑・赤・黄色のピーマンを細切りにして炒めると、とてもカラフルになります。
カニカマ
子供大好き、色もきれいな食材ですが、お弁当に入れるには、保冷剤を使用するか、加熱調理をしましょう。
カニカマを使ったレシピとして、卵焼きを作る過程で真ん中にカニカマをいれて巻くものや、カットしたカニカマときゅうりを交互にピックに刺すものが、お手軽です!
エビ
彩りとして使いたい場合は、ゆでたり、炒めたりするとお弁当が華やかに、そしてゴージャスになります。
ハム
薄いピンクですが、切込みを入れてくるくる巻いてお花のように詰めたりと、入れるだけで、お弁当に華やかさをプラスできます。
ハムを半分に切って、適当な大きさにきったキュウリを巻いてようじやピックに刺してもかわいく、食べやすいです!
要冷蔵の食品であるため、気温が高い時期などは保冷剤をいれて持っていきましょう。
かまぼこ(ピンク)
こちらも要冷蔵食品です。お弁当に入れる場合は、保冷剤を入れるか、炒めてから詰めると良いでしょう。
そのままいれるだけでも彩りになります!
卵
卵焼き、ゆで卵をカットなど、お弁当といえば、卵料理は欠かせません。
お弁当に入れる場合は、卵焼きは、味をしっかりつけて中心までしっかり火を通して。また、普段家で食べるときは半熟ゆで卵でも、お弁当に入れる際は固ゆで卵に仕上げましょう。
卵焼きは、いつも通りにカットした後、切った断面を上にしてななめに切り、互い違いに合わせることでハートの形になります。
いつものおかずでもひと手間かけるだけで、特別なものになります。
コーン
子供大好き、色も大変綺麗ですが、粒が小さく、お弁当で食べるのはちょっと大変。枝豆と交互にピックに刺したり、茹でてマッシュしたかぼちゃなどと和えるとまとまりが出て食べやすくなります。
さつまいも
鮮やかな黄色に仕上げたいならレモン煮がオススメです。よく洗って皮付きのまま煮れば、より彩りも綺麗な上、煮崩れ防止にもなり、食べやすくなります。
かぼちゃ
色々な調理法がありますが、薄くスライスして、レンジで加熱するだけでもOK。皮の側と内側を交互に並べたり、おかずとおかずの仕切りのように詰めてもとても綺麗です。
黄パプリカ
赤パプリカ同様、加熱調理でも色が変わりにくいので、赤や緑の食材と炒めるなど積極的に使いたいですね。
カレーフレーバー
おかずをぱぱっと黄色にしてしまう、お弁当には強い味方、魔法の粉です。炒めたじゃがいもやレンコンの仕上げにカレー粉をまぶせば、カレー風味が食欲の進む、子供の大好きな黄色のおかずになりますよ。
レモン
おかずとおかずの間にくし切りにしたレモンを入れるととても綺麗です。揚げ物には、レモンを絞ってさっぱりといただけます。
アスパラガス
前日にゆでて、当日、レンジで詰められます。緑色も鮮やかでそのまま詰めても良いですが、ベーコン巻きなどにしてもより色が生えますよ。
ブロッコリー
前日にゆでて、当日、レンジでつまられます。多めに茹でておくと、お弁当を詰める際の隙間埋めにつかえて便利です。
ピーマン
水分が出にくいので、お弁当に使いやすい食材です。
ただ子供の中には苦手な子がいるので、要確認!
いんげん
前日にゆでて、当日、レンジで詰められます。
和え物にしてお弁当に詰める他、さやいんげんなら、おかずとおかずの仕切りとしても使いやすいですよ。
サラダ菜
おかずとおかずの仕切りに使えますが、洗ったあとに、水分をしっかり取って。水分が残ったまま詰めると変色、傷みやすいので注意が必要です。
塩分の多いおかずに、くっつくとさらに傷みやすいため、そのような配置で詰めないようにすることや、保冷剤を使用することをオススメします。
枝豆
自然解凍の冷凍ものをそのまま詰めれば、保冷剤の代わりになります。
さやからだして、ピックにお団子のように刺すと、とてもかわいらしく彩りよく仕上がります。
行事などで、大きめの重箱やお弁当箱に詰める場合は、中にタッパーや普通サイズのお弁当箱をさらにインしておかずを入れると、おかず同士が混ざらずに詰めやすくなります。
前日までに、どの部分に、どのタッパーを入れて、何のおかずを入れるのかシミュレーションをしておくと、当日の詰める作業がスムーズになります。
その時、蓋までしっかり閉まるかを確認しておきましょう。
また、お弁当箱の詰め方は、おかずの色別に分けて詰める方法や、色を交互に詰める方法など様々です!
ネットのお弁当写真などを参考に、決めたおかずの配置場所を決めましょう。
お弁当にぴったり“味付けしっかり、簡単肉巻き”
赤、緑とバランスよく見た目も華やか、一見、手が込んで大変そうに見えますが、実は作ってみるととても簡単です。
前日までに下準備をしておけば、当日は、焼いて調味料を絡めるだけで出来上がります。
※焼き仕上げまで、前日に調理の可能ですが、当日は、再度温め直しましょう。
<材料>
・薄切り肉(牛肉または、豚ロース肉)・・・200g
※脂身の少なく柔らかい肉を使うと、出先で温めができなくても美味しくいただけます。
◇人参 1/2本
◇アスパラガス 1/2束
◇塩コショウ 適量
◇小麦粉 適量
◇サラダ油 適量
◇酒 少々
◇ソース 大2~3
◇ケチャップ 大2~3
▽出典:cookpad byほいくジョブ
<作り方概要>
※詳しい作り方はcookpadの『ほいくジョブのキッチン』に掲載しています。
【このレシピのねらい・ポイント】
この1品で、肉と緑黄色野菜がバランスよく摂れます。緑黄色野菜には、βカロテンを多く含まれますが、このβカロテンは、油に溶ける成分なので、お肉と一緒に摂ると吸収が良くなります。野菜はこの他に、じゃがいもやきのこ類を巻いても良いでしょう。
ただ、あまり太くなると食べづらくなりますので注意しましょう。
前日に仕込んでおけばつめるだけ!簡単、子供も大好きメインおかず“鶏の照り焼き”
当日は、いくら時間があっても足りないもの。前日に作っておいて、当日は再度温めて詰めるだけの簡単レシピをご紹介します。しかも、子供も喜ぶ照り焼き味です。
<材料>
◇鶏もも肉 2枚
◇酒 大2
◇砂糖 大1
◇醤油 大3
◇みりん 大2
※さらに手軽に!!
焼き鳥を購入するともれなく付いてくる“焼き鳥のタレ”がもし冷蔵庫に余っていたら、それを使うとさらに簡単味付けができます。
▽出典:cookpad byほいくジョブ
<作り方概要>
※詳しい作り方はcookpadの『ほいくジョブのキッチン』に掲載しています。
【このレシピのねらい・ポイント】
市販の照り焼きと比べて驚く程あっさりしていますが、シンプルな味付けでとても美味しい料理です。
鶏もも肉には、ビタミンB2やビタミンB12が多く含まれます。ビタミンB2は口内炎の予防、ビタミンB12は、貧血の予防に役立ちます。
グリルで焼く際に、くし切りにして塩を振ったじゃがいもやズッキーニなどを一緒に焼けば、付け合せも同時に出来上がりますよ。
最後に、お弁当は、作ってから実際に“いただきます”をするまでに時間がありますね。お弁当を作る際には、よく手を洗い、清潔な包丁とまな板を使いましょう。
何かと当日は慌ただしいですが、時間に余裕を持って、おかずごとに菜箸を変えて、しっかりあら熱の冷めた状態で詰めることもポイントです。
また、キャラ弁などは、とてもかわいいですが食べにくいものが多いです。
見た目だけではなく、食べやすさも考えてあげることが大切です。
親子で美味しいお弁当を広げて、楽しい時間を過ごしましょう。