他の保育士はどれくらい貯金をしているのか、とても気になるところですよね。保育士さんの低給与問題が取り沙汰されている昨今ですが、無駄遣いはしていないはずなのに思うように貯金ができない、結婚資金や老後資金を考えると今のままでよいのか・・・と将来に不安を感じている保育士さんも多いのではないでしょうか。そんなあなたは必見です!当コラムでは、保育士さんの貯金事情や、生涯に必要な資金、さらに貯金するための節約術などをご紹介します!
それでは、全世帯の平均貯蓄額はいくらなのでしょうか。厚生労働省のデータによると、全世帯の平均貯蓄額は1,820万円となっています。これはすべての職業、世代、世帯のデータになっていますが、実は普通に生きていくだけでも、2,000万円近い貯蓄がないと困ってしまうといわれています。
このように、生きていくだけでも、何千万と資金が必要ということがわかりました。
それではここで保育士さんの貯金事情についてみていきましょう。
ほいくジョブ調べ
このように月々の貯金額がゼロ円、貯金がないという人が最も多くなっています。厳密にいえば「貯金ができない」というのが実態なのでしょう。
厚生労働省発表のデータによると平均年齢30歳の保育士さんの平均年収額は214万2千円です。これを月給換算にするとおよそ18万円になります。さらに、この金額から所得税、保険料、年金などが差し引かれるため、手取り額としては、月額15万前後ということになります。しかもこのデータは新卒の保育士さんの初任給ではなく、勤続7~8年の中堅保育士さんの給与額なのです。1人暮らしの保育士さんは、この金額から毎月の食費や光熱費を支払わなければなりませんので、貯金するだけの余裕がありません。貯金ゼロの方が大多数なのもうなずけますね。さらに、子どもの命を預かる責任の重さや精神的・肉体的負担の大きさを考えると、離職する保育さんが多い理由がよくわかります。
先にもお話しましたが、生きていくためにはたくさんの貯金が必要です。お給料が安すぎる保育士さんでも貯金は必要なことです。では、年収200万円前後の保育士さんにとって貯金は無理な事なのでしょうか。そんなことはありません! 工夫を凝らして金額を少しでも増やしていきましょう!
勤める保育園にきちんと住宅手当がついているかどうか確認し、是非活用しましょう。住宅手当は一人暮らしの保育士さんにとってなくてはならない制度です。上限で82,000円の家賃補助がある場合があり、一見お給料が低くても住宅手当が充実していることであれば、収入に余裕が生まれるので、手元に残るお金ができたら貯蓄をすることができます。
もし、働いている保育園に家賃補助や住宅手当といった制度がなければ、貯金をする余裕も生まれませんし、毎日頑張っているのにプライベートも充実できないのは悲しいですよね。そのような場合は思い切って転職を検討するのも一つの手段です。特にお給料の高さは、重要です!経営状態が悪く賃金がアップできない保育園も存在しますが、お給料の水準が高い保育園は、経営状態が良好であったり、保育士を大切にしているという判断材料にもなります。
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毎月のお給料が入ったら、簡単に引き出すことができないように定期預金に回しましょう。月2~3万円の貯金額でも、年間24~36万円ためることができ、効率的ですね。
貯金をするためには節約が必須になります。中でも一番削りやすい食費を減らすことで、貯金額アップにつながります。
まず、外食や買い食いを頻繁にしている人は、料理をすることから始めましょう。
一週間に一度まとめ買いをして、朝ごはんと晩御飯を自炊し、お昼ご飯は保育園で給食を食べる…そうすることで、大幅に節約することができますよ!
食費の浮いた分だけ少しずつ貯金していき、徐々にその金額を上げていきましょう!
スマホなどの通信費や保険料、月々に払っている金額を一度見直してみましょう。特にスマホは大手の通信会社で契約している人も多いと思いますが、格安SIMに変えれば大幅に出費が減らすことができます。プランやサービスなどの変更をすることでも月々にかかる費用を減らすことができます。
その他電気代も、LED電球に変えてみたり、日中仕事でいない人のためのお得な電気代のプランもあるので、一度見直してみるのも良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。保育士のお給料を今すぐ上げることは難しいことですが、毎日の生活を工夫することよって大幅に貯金をすることが可能なのです。しかし、無理はよくありません。ストレスにならない程度に少しずつできることから始めてみてくださいね。
少しでも毎日の生活が充実し、よりよいお仕事ができるよう当コラムがお役に立てれば幸いです。