寒かった気温も上がり、季節が春になると、気持ちも晴れやかになってきますね。
ところが、気がつくと、肌の調子がどうも悪く気分まで乗らない、なんてこと、ありませんか?
せっかく暖かい季節になったというのに、もったいないですよね。
ここでは、肌荒れを解消し、保育園の先生のにこにこ笑顔をサポートできるように、食事の面からアドバイスさせていただきます。
まず、春の肌荒れの原因を見ていきましょう。
春は、日中はぽかぽかと過ごしやすい気候ですが、朝晩の寒暖の差が大きい季節です。
加えて、雨が少ないと空気もかなり乾燥しています。
寒暖の差や、乾燥した空気は、気づかない間に肌にダメージを与え、お肌の水分量の不足、肌荒れの大きな原因になります。
食事時には、必ず汁物を用意し、食事以外でも、積極的に水分補給に努めると良いでしょう。
また、“春一番”という言葉があるように、春は強風吹き荒れる季節でもあります。
花粉症の方はもちろん、そうでなくても、園庭などには多くのホコリや花粉が舞い上がり、肌にダメージを与えます。
子ども達と外遊びをする保育士さんでは、特に、目に見えない細かなゴミによるダメージを受けていますので、帰宅後はしっかりと洗顔し、汚れを落としきり、その後もきっちりスキンケアをするよう心がけましょう。
食生活においても、美肌作りを助ける、肌によい食べ物を意識して摂取するもの大切です。
春は新たなスタートの季節でもあるため、人間関係、職場環境の変化によりストレスを感じている方も多いと思います。
精神的なストレスは、体調や、肌へも影響してきます。
忙しさや、環境の変化による不眠や睡眠不足に陥ると、肌への負担は増す一方…。
夜眠っている間に、肌は昼間に受けたダメージを修復、肌は再生されていきますので、睡眠時間を削ってしまうのは、美肌の観点からは根本的にNGです。
しっかり睡眠時間を確保し、お肌への負担を和らげましょう。
そして、腸内環境がきちんと保たれていないと、美肌を保つのは難しいでしょう。
腸のトラブルは、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れていることに起因します。
この悪玉菌は、体内で有害物質を生成しそれが血液に溶けて全身をめぐるために、肌荒れを引き起こすのです。
悪玉菌を体内から排出して、身体に良い善玉菌を増やし、“美腸”をキープすることが、結果、美肌を作ることにつながるのです。
では、美肌、すなわち美腸になるには、具体的にどんな食材をとればよいのでしょうか?
いくつか、オススメの美肌食材をご紹介したいと思います。
アボカド
“若返りのビタミン”と呼ばれています。抗酸化作用のある成分を含み、ビタミンEも多く含むため、細胞の老化を防ぎ、体内から肌を若々しくきれいにしてくれます。また、血液の流れをよくするために、シミやそばかすの防止も期待できます。食べる美容液とも言われ、美肌を目指す女性にとって、強い見方です。
アーモンド
ビタミンEの含有量がNo.1の食品で、スーパーフードと呼ばれています。また、不溶性食物繊維も豊富なため、腸内環境を整え、デトックス効果があります。アーモンドを食べると肌年齢が若返ると言われていますが、これはアーモンドに含まれるビタミンEに、抗酸化作用があり、豊富な食物繊維の為にお通じの改善も期待される食品だからです。
きのこ類
食物繊維が豊富です。また、えのきは、花粉症やアトピーなどのアレルギーの改善に役立つとも言われています。
豚肉
ビタミンB1が多く含まれています。ビタミンB1は、疲労回復の他、皮膚や粘膜の健康維持をはかります。肌荒れや、口内炎で、ビタミンB1を積極的に摂取を、と言われるのはこのためです。
牛肉
牛肉には、“幸せホルモン”と呼ばれているトリプトファンを多く含んでいます。
これは、自律神経に働きかけて、気持ちを前向きにしてくれたり、寝付きをよくする効果があります。また、お肌のカサカサには、鉄分の補給が大切ですが、牛肉には、鉄分も含まれています。
ごぼう
水溶性食物繊維のイヌリンが豊富に含まれていますが、このイヌリンは、腸のぜん動運動を活発にし、善玉菌を増やす働きがあります。また、むくみを取る効果があると言われています。
調理の時間がなかなか取れなくても美肌になれる、簡単なレシピを紹介します。
簡単!さらに美肌効果も!!たらとアボカドのマヨホイル焼き
<材料>
▼肉団子のタネ▼
◇合い挽き肉・・・250g
◇ささがきごぼう(冷凍)・・・100g
◇玉ねぎ・・・1/2個
◇すりおろし生姜(チューブ可)・・・適量
◇すりおろしにんにく(チューブ可)・・・適量
◇卵・・・1個
◇酒・・・大1
◇砂糖・・・大1
◇塩・・・大1/2
◇コショウ・・・適量
◇ゴマ油・・・適量
◇鶏ガラスープの素・・・大2
◇人参・・・1/2本
◇長ネギ・・・1/2本
◇大根・・・3センチ
◇白菜・・・2枚
◇豆腐・・・1/2丁
◇春雨(茹でずに使えるもの)・・・適量
◇醤油・・・小1
◇塩コショウ・・・適量
▽出典:cookpad byほいくジョブ
<作り方概要>
※詳しい作り方はcookpadの『ほいくジョブのキッチン』に掲載しています。
お肉には下味をしっかりつけると旨味がでます♪
お肉と野菜を混ぜるとき、衛生面、また他の作業を平行して行う場合も考慮して、挽き肉などを捏ねる場合は、食品用のビニール手袋を使うと良いでしょう♪
ゴボウは加えるときは飛び出しても大丈夫。たっぷり入れましょう♪
スープは薄味、肉団子は、しょうがを効かせてしっかりめの味をつけると良いでしょう。
肉団子というと、鶏肉のイメージがありますが、豚肉+牛肉の合いびき肉で美肌をめざしましょう。
時短レシピで、ごぼうは冷凍のささがきごぼう、春雨はゆでずにそのまま使えるものを使用しました。こういった食材も積極的に利用して、時間の節約に努めると、時間のない中でもストレスが少なく調理が出来るでしょう。
1食でしっかりと肉、野菜、汁物が摂れます♪
いかがでしたか?
春は、新しい園児を迎える喜ばしい季節です。
食事で内面からしっかりサポートして、園児たちとのお散歩や外遊びも積極的に楽しみましょう。