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保育園児もママも、忙しい朝の朝ごはん、しっかり食べてる??

朝は5分、いや3分でも貴重な時間ですね。
ましてや、寒い日が続くこの時期、保育園に行く園児を朝早くに起こしてご飯を食べさせ、自分も身支度を整えて…、とママは大忙しです。
そんな苦労を知ってか知らずか、なかなか布団から出てこない子供に対して、つい朝ごはんタイムを削りがちではないでしょうか?
でも、1日3度の食事の中で、1番大事な食事は、なんとこの「朝ごはん」なのです。
今回は、朝ごはんの大切さについて、考えていきたいと思います。

どうして朝ごはんが重要なの?

朝ごはんは、空腹を満たすためと思われがちですが、それだけではありません。
朝ごはんを抜くと、脳のエネルギーが不足してしまいます。
脳がエネルギー不足になると、集中力が欠けたり、イライラしたりします。
これは、脳のエネルギー源となるブドウ糖を、体内にたくさん貯蔵しておくことができないためです。
ですから朝ごはんを摂って、エネルギー不足の状態になっている脳に、新たにブドウ糖を送り込んでいく必要があるのです。

朝ごはんにとるべき栄養はこれ!

つまり朝ごはんで押さえておきたいのは、「ブドウ糖」、つまり「炭水化物」です。
朝ごはん 挿入
主食をしっかり口にすることで、子供たちのその日1日の生活が変わってくるといっても過言ではありません。
朝食をしっかり摂れば・・

怪我をしない

朝食を食べずに、脳のエネルギーチャージができていない状態では、先生のお話を聞いて、理解する集中力が欠けています。
そんな状態で保育園に行き、運動や外遊びを始めると、注意力散漫で怪我に繋がりやすくなりますね。
反対に、しっかりブドウ糖が蓄積された子供は、物事に集中して取り組めるために、怪我をしにくくなります。

イライラしない

朝食を取らない、エネルギー不足の状態でも、保育園に行けば、たくさんの園活動をして1日を過ごします。
そんなとき、体は、ブドウ糖の代わりに脂肪をエネルギーとして使っています。ところが、これは、“遊離脂肪酸”というイライラ物質を発生させてしまいます。
朝食を取ることで、お友達とケンカをせずに、穏やかな1日を過ごすことにもつながるのです。

風邪をひかない

寝ているあいだ、人の体温は低く保たれています。
朝食を取ることで、身体を目覚めさせ、代謝が上がり、体温が上がります。
体温が上がることで、免疫力も上がります。
反対に体温が1度下がると免疫力は30%低下すると言われています。
免疫力をしっかりつけることが、集団生活においてもウイルスに負けない、風邪をひかない子供を育てるのです。

時短・簡単!子供も喜ぶ、お奨め朝ごはんアイデア!

忙しい朝、時間をかけずに、朝ごはんを準備することが大切ですね。
ここでは、子供たちも簡単に食べられる、栄養価の高いメニュー作りに役立つアイデアをご紹介します。

夕食の残りを利用する

夕食の献立を考える時に、次の日の朝食分まで作ってしまいましょう。
肉団子入り中華スープ、クリームシチュー、ベーコンやソーセージの入ったミネストローネなど、タンパク質とお野菜が入ったスープをたくさん作っておけば、次の日の朝食は、ごはんやパンに、温めたスープを添えるだけで、栄養満点の朝ごはんになります。

少ない品数で、栄養が摂れる料理がオススメ!

朝早い時間の食事は、子供たちもなかなか食欲全開になりきりませんよね。
こんな時は、白米のおにぎりよりは、炊き込みご飯や雑穀ご飯のおにぎりにする。
お野菜のお味噌汁に、ご飯を入れて卵を落とせば、栄養価の高いおじやの出来上がり。
またこれは、ミネストローネなどの洋風スープにも応用できます。仕上げにチーズを入れても美味しいですし、茹でたマカロニを冷凍しておき、それをスープに加えても良いですね。
トーストなら、チーズやハムを乗せてチーズハムトーストなど、品数が少なく、短い食事タイムでも、複数の食品が摂れる食事を提供しましょう。

トースターをとことん利用しよう

フライパン調理は、そばを離れる事が出来ませんが、トースターなら、トースタートレイに乗せてつまみを回すだけ。
ウインナーや、トースター調理のできるフライドポテトやキャラクターポテトなどをざっと並べて、またココット皿に、ハムを敷き卵を落として、トースターで10分焼けば、ハムエッグの出来上がりです。
少し大きめの耐熱皿を利用して、ハムエッグを焼く際には、角切りにした食パンも一緒に敷き詰めて、マヨネーズを乗せて焼けば、ワンプレート朝ごはんになりますね。
トースターが朝ごはんを調理している間に、他の家事ができるのでオススメです♪

簡単に食べられる野菜ディップ

マヨネーズ:味噌を3:1で合わせた味噌マヨに、手づかみで食べられる細切り野菜スティックをつけて食べるのもオススメです。
小鉢にマヨネーズと味噌を入れ、混ぜる作業は子供にお任せして。
お母さんも1本食べて、“○○ちゃんが混ぜる味噌マヨは、とっても美味しいね~”と褒めてあげれば、次回からも引き受けてくれること、間違いなしです。

お気に入りのキャラクターでテンションアップ!

働くお母さんにとって、朝食を子供と一緒に摂るというのはなかなか難しいのではないでしょうか?
子供たちにしてみても、朝食タイムは急かされがち…朝ごはんが憂鬱な時間にならないようにしたいものですね。
朝のご飯が進まない園児には、朝ごはん専用の、大好きなキャラクターのランチョンマットやお皿を用意して、“その子だけのとっておき朝ごはんセット”を作ってあげるのも、手かもしれませんね。

<まとめ>

いかがでしたか?
保育園児の朝ごはんの大切さを感じていただけましたか?
これは、園児だけでなく、お母さんにとっても大切なことです。
お母さんの体調が、園児にもそのまま影響するからです。
インフルエンザも流行期に入りました。
しっかり朝ごはんを摂って、免疫力アップをはかり、親子で元気に過ごしていきたいですね。

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