“病は気から”と言う言葉は昔からあるものの、それだけで弾き飛ばせるほど、甘くありませんよね。
園で集団生活をしているお子さんを持つママや、子育て中の保育士ママさんにとって、風邪は本当に大敵ですよね。
集団生活の中でも風邪をひかず、もらわずに、元気に生活するには、うがい手洗いなどはもちろん、毎日とる食事もとても重要です。
食事を通して免疫力を高め、風邪をひかない抵抗力のある身体作りを目指していきましょう。
風邪をひいてしまうのは、体内に入ったウイルスや細菌から自分自身を守りきれていない状態、すなわち免疫力が下がっている時です。
それでは、免疫力を高めるためにはどうしたらよいのでしょうか?
免疫力を高めるための食事には、下記の3つのポイントがあります。
体温を上げる、冷やさない食事を心がける
平熱が1度上がれば、免疫力は5倍アップします。体温が上げると血液の流れがよくなり免疫力が高まるからです。反対に平熱が1度下がるだけで、免疫力は30%も低下すると言われています。体温が下がると、血流が悪くなり、免疫力も低下してしまいます。体内にウイルスや細菌が入り込んでも、白血球やマクロファージなどの免疫細胞が対処しきれず、風邪を引きやすくなってしまうのです。体温を上げる方法の一つとしてとして、温かい食事をとって身体の中から温めることが大切ですね。
腸内の環境を整える
免疫細胞は、腸内に1番多く存在するため、腸内に棲んでいる常在菌のバランスを正しくキープしておくことが大切です。
腸には、食べ物の他にもウイルスや細菌も入ってきます。腸は、そうした病原体が侵入するのを食い止める働きもあるのです。結果、腸内の免疫細胞が活性化されれば、免疫力を高めることができるというわけです。
風邪予防に、腸の免疫細胞がこんなにも深く関わっていたとは、驚きですね。腸内の免疫細胞が活性化されれば、免疫力を高めることができるというわけです。
殺菌力のある食事をとる
殺菌力のある食べ物を直接とって、ウイルス、細菌にをやっつけ、免疫強化をはかります。
つまり、体を温め、腸内環境を整え、さらには殺菌力のある食事を取ることが、風邪をひきにくい身体を作るのです。
鶏肉
免疫細胞をつくるたんぱく質・ビタミンAなどが豊富な上に、低脂肪なため免疫力アップに有効なたんぱく源です。
長いも
ヌメリ成分のムチンが、たんぱく質の分解を助け、消化吸収を良くします。
にんにく・玉ネギ
高い殺菌作用があり身体を温めます。
かぼちゃ・モロヘイヤ
緑黄色野菜の中でも、栄養豊富なことで知られている食材ですね。
免疫力を強化するビタミンA(βカロチン)、抗酸化成分ビタミンC、ビタミンEを豊富に含みます。
バナナ
ビタミンB2やB6といったビタミンを豊富に含み、白血球の数を増やして抗酸化作用のあるポリフェノールを含みます。
ヨーグルト・乳酸菌飲料・チーズ・味噌・納豆
これら発酵食品は、腸内細菌を増加させます。
また、納豆菌は、有害な菌にだけ働きかける殺菌作用があります。
せっかくなので、、、
◆おやつに:ゼリーやジュース→ヨーグルト、乳酸菌飲料、バナナ
◆汁物に:おすまし→お味噌汁
◆ご飯に:ふりかけ→納豆
ちょっとしたところですが意識的に変えるだけで、免疫力アップにつながります。
いつものメニューにひと工夫“鶏肉とかぼちゃのシチュー”
<材料>
鶏肉、かぼちゃ、玉ネギ、人参、長芋、牛乳、シチューの素かぼちゃの優しい甘味が、子供にも好評ですよ♪
じゃがいもの代わりに長芋を使って、さくさくとした食感が楽しめます。
ホットバナナ
<材料>
バナナ、バター、きなこ、メープルシロップ(お好みで)
出典:cookpad by ほいくジョブ
<作り方概要>
※詳しい作り方はcookpadの『ほいくジョブのキッチン』に掲載しています。
バター、きなこの量はあくまで目安なので、お好みで量を調整してもOK!
バナナは、身体を冷やす食材なので、温めることによって免疫力アップの食材になります。
そのまま、デザートとして召し上がる他、トーストしたパンに乗せて、オープンサンドにしたり、ヨーグルトにトッピングしたりと、朝食やおやつタイムに試してみてください☆
いかがでしたか?
免疫力を上げることは、風邪の予防にとても重要です。
上手く毎日の食事を工夫してあげれば、「毎食おいしく間食♪」することの積み重ねで、気づかないうちに、風邪に負けない強い身体作りができますよ!
是非、意識して取り入れていってください。