毎月受け取るお給料と、その給与明細。
紙ベースの給与明細と封筒に入った現金を受け取っていた時代もありましたが、今は銀行振り込みが主流。
給与明細も、必ずしも紙ベースでの支給ではなく給与明細閲覧システムを導入しているところも多いようです。そして、給与明細自体ほとんど見ていない、見ても手取り額を確認する程度という保育士さんも多いのではないでしょうか。こちらでは、そんな給与明細について、簡単に解説したいと思います。
今まであまり真面目に向き合ったことがなかった!!という保育士さんは、是非押さえておいてください。
まず、保育士に限らず、給与明細の大枠(4つのセクション)を確認します。
セクション1:勤怠
出勤日数、労働時間などが記載されています。
労働基準法の定めに従い、普通・残業・深夜残業・休日など、勤務時間の区分ごとの時間数が記載されます。
また、有給日数や欠勤日数などもこちらに記載されます。
セクション2:支給額
基本給、通勤手当、扶養手当、住宅手当、管理職手当など、支給される金額が記載されます。
セクション3:控除額
健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、住民税、所得税、財形貯蓄など、給与から天引きされる金額が記載されます。
セクション4:その他
年末調整還付、年末調整徴収など、年末調整などでの調整金額が記載されます。
最後に、支給合計額、控除合計額、総支給額、銀行振込額などが記載されています。
続いて、保育士さんならではの項目をご紹介します。
セクション2の「特殊業務手当」
毎月のようにある園の行事を特殊業務とし、特殊業務に対して支払われる手当の金額が記載されます。
殆どの場合、行事は毎月あるため、毎月固定で計上されるケースが多いようです。
セクション2の「管理職手当」、「主任手当」
保育士さんも、役職がつくと役職に対する手当が支給され、こちらに記載されます。
セクション3の「給食費」
まさに保育士さんならではの項目です。
現金で別途支払うケースや、給食費は園が持ってくれるケースもありますが、多くは給与から天引きされ、こちらに記載されます。
ただ、一般的に200~300円/日という金額帯なので、お弁当を作ったり買ってくるのに比べるとリーズナブルです。
よくわからないからと、目をつぶっているといつになってもわかりませんが、一度基本を押さえておけば、給与明細も見え方が違ってくるかもしれません。
そもそも、自分が働いただけの正当な対価を受け取っているのか、正しく控除されているのかなどを正確に把握しておくことは自分自身のためになります。
控除額が変動する時期もありますし、一つ一つの項目を理解していると、面白いものですよ。
ちゃんと見たことがないという方は、是非一度、これまでの給与明細を並べて、眺めてみて下さいね☆