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保育士×保護者×子供!上手な付き合い方とは?!

たくさんの花々が咲く季節。
新しい生活がスタートした!という方も多いと思います。
保育士さんは、どんな子どもたちの担任になるのか、どんな親御さんたちなのか…、ワクワクもありますが、いろいろな不安もありますよね。
子どもたちも生まれて初めての社会となる保育園へ通うことは大変な不安を抱えていることでしょう。
そんな不安や悩みは保護者の方も、同じですね。
子どもは保育園でうまくやっていけるのか、ちゃんとお友達はできるのか…など悩みは尽きないものです。

入園前の面談はとっても大切!

保育士、子ども、そして保護者は皆、新しい世界である保育園に不安を抱えています。
保育士さんが、新しい子どもたちとこれからの時間を楽しく過ごし、また保護者ともよい関係を築いていくために、入園前の保護者面談はとても大切です。
保育士さん自身のことも分かってもらえるよい機会となりますね♪
子どもたちとの関係もさることながら、保護者とのよい関係が築ければとても心強いですよね。

たくさんある保育園の中から選んだ園ですから保護者の期待も大きいでしょう。
保護者の期待を裏切らないためにも面談ではお互いのことをたくさん話しましょう。また、面談の中で最も重要なことは、保護者が求めることをなんでも受け入れるということではなく、園の方針をきちんと説明し、保護者の方に納得してもらい協力してもらう形を作るということです。

今後よりよい関係性を保つためにも大切になってくるため、園の方針をきちんと伝えたうえで、今の時点での子どもの様子を確認しましょう。

【面談で確認する項目】


好きなことやお気に入りのもの

園で預かっている間に、泣いてしまった時や輪に入れなかったりした時に、好きなことやお気に入りの話をして対処することができるため聞いておくことが大切です。


苦手なこと

まだ上手に説明できない子供が多いため、何が嫌で泣いているのか、何が気に入らないのか、1人ひとり嫌な事、苦手なこと、苦手なものが違うため、しっかり聞いておくことで、子供の気持ちに寄り添った保育ができます。


アレルギーの有無

近年、アレルギーを持つ子供が増えています。
そのため、アレルギー反応による事故を防ぐためにも、アレルギーについて細かく聞いておくことが重要です。


家での子供の様子

家での子供の様子を聞くことは、その子の性格や個性を知るために、とても大切なことです。
また、家での様子をきちんと見ている保護者なのか、普段の親子関係なども、話から把握し、どのような環境で子供が育っているのかを知っておくことも必要です。

項目を確認したら、保護者には子どもが早寝早起きなど、規則正しい生活を送る環境づくりをお願いしましょう。
夜更かしが続いていたり、朝食を食べていなかったり…。
やはり保育園という慣れない環境で子どもが落ち着いて過ごすためには、きちんとした生活リズムを身に付けさせることが重要ですよね。

最後に、保護者の要望を確認し、保育士のほうも手探りの状態での開始であることを理解してもらい、情報を共有しよりよい保育に繋げられるよう協力してもらいたい趣旨を伝えましょう。

入園した子どもたちはどんな気持ち?

入園したばかりの子どもたちにとって初めての社会である保育園に通うということはとっても勇気がいるものです。
どんな性格の子でも、不安を抱えることが多くあります。
乳児である場合は、1人ひとりのリズムや個性があるため、子供に合わせた保育を行い安心させてあげる必要があります。
言う事を聞かないからといって怒ったり、叱りつけたりすることは、子供の不安を煽ることになりますので、最初は焦らずゆっくり教えていく姿勢を保ちましょう。

また、入園後の子供達は家に帰ってから、ぐずったりワガママを行ったり言う事を聞かなかったりすることがありますが、それは、親の愛情を確認したいという気持ちや、安心してなんでも言える場所があるという気持ちからであり、広い心で受け止めて上げる必要があることを、保護者に伝えておく必要があります。
新しい環境に置かれた子どもたちは、小さいながらも自分の状況を一生懸命理解し、対応しようとしています。
安心していられる場所であると認識してもらうため、家庭と保育園両方から支え合いながら気持ちを落ち着かせていくことが大切です。

対応 挿入

実際どう対応すればよい?

では、実際に保育園での子どもの行動にどのように対応すればよいのか、ケース別に紹介します。


毎朝、保育園に預けるときに大泣きする。

泣くという行為が、保護者にとって、預けることへのうしろめたさとなることもありますが、保護者の不安やうしろめたさは子供に伝わり、さらに不安にさせてしまうことをきちんと話し、保護者と離れてからの子供の様子など情報を密にとり、保護者の心をケアしてあげることが必要です。
また、子供への対応としては、環境に慣れるまで見守り、保育士が見方であり、頼れる存在であると認識できるようゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。


かんしゃくを起こす。

新しい環境で不安を感じ、さらに今までのように自分の思い通りにならない苛立ちをどうしてよいのかわからずかんしゃくを起こしてしまう子がいます。
保育士は、かんしゃくを起こした子どもの気持ちに寄り添い、心の声を言葉にしてあげるといいでしょう。
「こうゆう気持ちだったんだね」「そっか、嫌だったねぇ!」などと共感するだけで、自分の気持ちをきちんと聞いてもらえたという安心感が生まれます。
その積み重ねが、保育士との関係をより深いものにすると同時に、「このモヤモヤする感じはこういう気持ちなんだ」というように自分の気持ちを理解することが出来るようになります。


じっとしている。

新しい環境に戸惑い、緊張や不安で泣くことも出来ず、何も行動を起こせなくなっているかもしれません。
いきなり話しかけるのではなく、そっと寄り添ってみましょう。

その子どもと一緒の遊びをしながら子どもの心が開かれるまでじっと待ち、徐々に話しかけてみましょう。
面談での情報を活用し、好きなアニメや好きなことの話から入ると、子供も心を開きやすくなります。
まずは、遊ばせることよりも、どんな気持ちでいるのかを打ち明けてもらうことから始め、ゆっくり環境に慣れるよう誘導しましょう。

<まとめ>

新しい環境は大人にとっても子どもにとっても不安でいっぱいです。
そのため、面談によって保育士と保護者の理解を深めることが大切です。
保護者が安心して預けられる環境であれば、子どもは親の気持ちを汲み取って安心できるものです。
子どもが楽しい保育園生活をするために保育士は保護者と協力しながら、子どもの気持ちに寄り添い、焦らずに歩み寄っていく態度が必要でしょう。
きっと子どもたちは、人生においての初めての社会が素晴らしいものであると思ってくれることでしょう。

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