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知って得する!保育園で使えるおすすめ手遊び集

子供の頃はまだ自由に身体が動かせない分、手遊びをたくさんしてあげるといいでしょう。
手遊びは歌と手などの動作が一体になった遊びの事です。魅力は何といっても道具などを使わなくても楽しめるところにあります。そんなお手軽な手遊びですが、幼児の成長につながるエッセンスもいっぱい含まれています。
手遊びは楽しく盛り上がるだけでなく、子供の発達にとても意味があるのです。
今回は、保育園で実施したい手遊びについて、解説していきたいと思います。

手遊びが与える子供への効果

手遊びとは

手遊びは歌や言葉のリズム、動作を同時に行っていく遊びの事ですが、手だけでなく顔や腕、肩など全身を使う事もあります。道具を使わなくても簡単にできるので、寝てばかりの1歳未満の赤ちゃんでも、ちょっとだけ手指を動かしながら楽しむ事ができます。身体全体を動かさなくても、手指を動かすだけでも五感を刺激し、脳の発達に効果的です。ただし、身体を無理やりに動かしてしまったり、力を入れ過ぎないように気をつけましょう。

手遊びが幼児期の発達に与える効果

手遊びは身体や脳の発達にも良いと言われています。どのような影響を与えるのか、以下にまとめてみました。

  • コミュニケーション能力が発達する
  • 手先が器用になる
  • 反射神経やリズム感が磨かれる
  • 身体の動かし方が学べる
  • 脳が発達する

手は「外部の脳」とも言われ、脳を大いに刺激している器官の一つです。手遊びでは左右の手をバランスよく使っていくので、脳の活動を活性化する事も可能です。そして、遊んでいるうちに手先も器用になっていきます。発達段階や年齢に合わせて、難易度の高い手遊びにチャレンジしていくといいでしょう。
歌や動作が一つになった手遊びは、繰り返し行う事でリズム感がついてきたり、反射神経を養う事もできます。日常ではなかなか使わない手先や身体の動きを体感する事ができるので、身体のそれぞれの器官の動かし方や力の入れ方が自然と身についていくでしょう。

手遊びには子供の身体の成長につながる良い効果がたくさんあります。ただし子供たちが手遊びを目で見て覚えた場合、パーの指が伸びきっていない事もよくあります。それに気づいた保育士さんなどが手をとって力の入れ方や伸ばし方をサポートしていく事によって、小さな子でもこれらの効果を最大限に生かしていく事ができます。
また、手遊びは皆で同じ動作をしながら一体感を感じられる遊びでもあります。楽しさを共有する大切さも学べるので、自然と園児同士のコミュニケーションにつながっていくでしょう。
言語能力やコミュニケーション能力を育むためには何度も繰り返して手遊びを行う事が大切です。「楽しいね!」などのコミュニケーションを取りながら行うのも良いでしょう。ママや保育士さんの優しい歌声に合わせて行う手遊びは、赤ちゃんにとって「安心」で「心地よい」、そして「刺激的」な取り組みです。
遊ぶ事によって身体だけでなく心も成長していきますよ♪

0~1歳児に人気の手遊び

0~1歳の頃に手遊びをしていると、脳の発達が速くなります。しかし寝てばかりの赤ちゃんと何して遊んだらいいのかわからないという大人も多いですよね。
そこでリズミカルな歌と動きを体感できる「手遊び」がおすすめなのです。
ここでは0~1歳などの赤ちゃんにやって見せるといい手遊びを3つご紹介します♪何かいいアイディアないかと探している保育士さんなども、ぜひご参考にしてみてください。

ぞうきんのうた

ぞうきんを作って洗ってしぼってふいて…という一連の流れを、あえて赤ちゃんの身体の上で手を使って表現していきます。赤ちゃんとスキンシップしながら行う事で、赤ちゃんの表情も自然と和らぐでしょう。覚えやすい歌詞です。

きゅうりができた

赤ちゃんに「きゅうりができた」の歌を聴かせながら、赤ちゃんの身体の上できゅうりを作るようなイメージで動作していきます。赤ちゃんがきゅうりにも見えてきてとてもカワイイです!

あたま かた ひざ ポン!

保育士の方にぜひ覚えてほしい手遊び歌です。覚えやすい曲調でノリもいいので盛り上がるでしょう。慣れてきたらスピードアップしたりスローにしたり、速さを調節しながらみんなで楽しめる手遊び歌です。

2~3歳児に人気の手遊び

2~3歳児になってくると赤ちゃんの頃とは異なり、一人でできる事もだんだん増えていき、新しい言葉をどんどん覚えていきます。基本的に子供は大人の真似をするのが大好きなので、2~3歳児もすぐ大人の真似をして歌も早く覚えられるでしょう。

お弁当箱の歌

聴いた事のある馴染みの曲です。お弁当箱やおにぎり、お弁当箱に詰める具材の形や様子を、手を使って表現していく歌です。基本的な手遊び歌でとても楽しめます。

4~5歳児に人気の手遊び

4~5歳になってくると、身の回りのあらゆる出来事を身体や心で感じ、次々と新しい経験を通して周囲と関わりながら学んでいく事ができます。手先もますます器用になっていくでしょう。この年齢になったら、指先の細かい動きにもこだわりながら手遊び歌を伝えていきます。新たにルールを作ったり、みんなで歌う事を楽しみ、協調性を学ばせる事もできます。

大きくなったらなんになる

テンポ良くて覚えやすい明るい曲です。なりたい職業のイメージを、手や腕を使って表現していきます。

おちたおちた

日本独特のメロディに合わせて「何が落ちた~♪」と先生が尋ね、みんなが答えるというように複数人で楽しめる手遊び歌です。
なーにが落ちた?と歌った後は本当に何か落とすフリをします。大人の動きに合わせて子供は受け止めるか、よけるのか判断して身体で表現します。特に代表的なのは、「りんご」(手を差し出して受け止める動作をする)、「雷」(両手でおへそを隠す)、「げんこつ」(両手で頭をガードする)です。
他にも、いろんなモノでリアクションを楽しんでみるといいですね。
想像力を働かせながら楽しめる手遊び歌なので脳の活性化にもつながります。親子で遊んでみてもいいでしょう。

<まとめ>

いかがでしたか?手遊び歌によってお子様にどんな効果が生じるのかが分かっていただけたでしょうか。また、年齢に応じたおすすめの手遊びを知る事ができましたでしょうか。
ここで紹介した以外にもたくさんの手遊び歌があるので、みんなで盛り上がるような遊びをたくさん選んで実践してみてください。親子で楽しめるものもいっぱいあります。手遊び歌を子供にたくさん伝えてあげると愛情表現にもなる上、子供の身体や脳の発育が促進されていきメリットづくめです。
勿論、お子様に無理のないようにやってみてください。

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