どの職種でも、就職の際に行う面接!!転職においてとても緊張する場面ですが、ポイントを押さえしっかり対策することで、面接担当者の方に与える印象は大きく変わり合否を左右します!
今回は、保育士さんのための面接の対策やポイントを解説し、よく聞かれる質問をランキング形式で紹介します!!是非参考にしていただけると幸いです♪
これから保育士を目指したいと考えている方、潜在保育士の方も必見です!!
まずは面接に行く前の準備からです!意外とここにも落とし穴があるので、すでに面接は始まっていると考えて望みましょう。
服装は、派手な色を避けるようにしてください!スーツ、リクルートスーツで臨み、靴はしっかり磨き、シャツにはアイロンをかけ清潔感のある格好で面接を受けましょう。
※寒い時期にはコートを羽織ると思いますが、オフィスに入る前にコートは脱いで手に持つようにしましょう!!
履歴書などは念のためコピーをとっておくと、自分で書いた内容を確認する時などに役立ちます。(いくつもの園に応募する場合、履歴書の使いまわしも好ましくない。)
(無くても大丈夫ですが、心配な方は持っておくと◎)
手鏡は面接前に身だしなみの確認ができ、ソーイングセットは、なにかあったときに便利です!
求人情報のコピーや会社案内は、面接で何か聞かれたときなどに役に立つので、何度か目を通しておくと◎
女性の方でストッキングをはく場合は、必ず予備に何足か用意することをおススメします!
ここでは質問の対策をしていきます!!今回は、よく聞かれる質問をランキング形式で紹介し、ポイントを解説していきたいと思います。
少し意外かもしれませんが、この質問が一番よく聞かれている質問です。
何がきっかけで保育士を目指すようになりましたか、どういった経緯を経て保育士を目指すことになったのかの質問であり、保育にかける思いや、その人となりを聞き出す質問です。
<良い例>
私が子どもの頃に通っていた保育園の先生の優しさに憧れて、その憧れがずっと胸にあり、自分も子ども達を優しく見守ることができる保育士になりたいと考え保育士の道を志しました。
<良い例>
学生時代に保育園で職業体験を行ったことがあり、子ども達の笑顔に囲まれた保育士の先生方の姿を見て、私もこんな保育士になりたいと思い、保育士を目指そうと思いました。
保育の職場は数多くあります。その中でなぜその園を志望したのかをきちんと答えましょう。
「子どもが好きだから」「お給料がよかったので」「家から近いから」などの理由でも良いのですが、それとは別に、その園の特徴や方針についても織り込んで話すと良いでしょう。
面接を受ける園の特徴をパンフレットやホームページで確認し、その園の特徴が自分には合っていること、自分の行いたいことであることを話すと積極的にアピールしていくと好印象を持たれます!!
<良い例>
「貴園は少人数定員の保育園であり、異年齢での関わりを大切にしていることが魅力だと感じ志望しました。
保育士の経験はありませんが、自分の育児経験と、学んできたことを実践できるように笑顔で明るい保育を行っていきたいです。」
「私は、子どもの頃に食べたものは、一生の宝物になると思っています。
そのため、貴園での食育に力をいれている方針に賛同し、応募しました。」
自己分析をどのようにしているのかを見ています。
履歴書に書いてあることに沿って話せれば大丈夫です。名前や経歴だけを淡々と答えるのはNGです。
名前を言った後に、学校や職場で学んだことなどを簡潔に話しましょう。
保育に関係する特技、ピアノやダンス、絵などが得意であればそのこともアピールするといいでしょう。
<良い例>
「○○と申します。私は短大で保育について学んでいく中で、子ども自身の可能性を伸ばしていけるような保育士になろうと心理学についても学んできました。
学んできたことを活かして子どもの心に沿った保育をしていきたいと思っています」
「私は、5歳からピアノを習っており、ピアノの腕には自信があります。
これから子ども達と色々な歌をうたい、園児達皆が、笑顔で生活していけるように心がけ、ともに成長していきたいと思っています。
自分を客観的に把握できているのか、自己分析が出来ているかどうかを見たいのです。
そして、短所をどのようにカバーしようとしているのかをみたいという意図があります。
まずは長所を長めに応え、結論を言ってから、事例を言い、その長所の生かし方、エピソードなども入れて話します。
<長所の答え方例>
「私の長所は好奇心旺盛であることです。知らないことを調べていくことが楽しく、事典を愛読しています。子どもにも物事をいろいろな角度から見ていく面白さを話していけたらと思っています。」
その後短所を言います。ここでポイントは長所と短所は背中合わせにすることです。
<短所の答え方例>
「短所は好奇心旺盛であるがゆえに物事に熱中しすぎてしまうところです。周りが見渡せるように没頭しすぎることのないように呼吸をするなどして意識をしています。」
このように背中合わせになるように話すと、改善できるように努力している姿に見えます。「感情がコントロールできません」や「人とのコミュニケーションが苦手です」などといった保育士の任務を全うできなそうな不安を感じるような致命的な短所をいうことのないようにしましょう。
保育をする上での大切な価値観を聞かれることも多いです。
これも自分の価値観が園と合致しているとより良いでしょう。
子どもが好きだからというのは子どもに係わる仕事をするのにはあまりにも当たり前です。理想とする人物とその理由もあげて話してもいいでしょう。
<良い例>
「小さいころからマザーテレサに憧れていました。
彼女の様に愛情を高く持った保育士を目指しています。」
このように話すと相手もイメージがしやすくなります。
また、実際に自分がお世話になった保育士、母親などを入れてもいいでしょう。
「優しい保育士」「明るい保育士」などといった漠然とした回答は印象に残りにくくなります。
新卒でない限り、必ずといっていいほど聞かれるのに「なぜ前の職場をやめたか」ということです。
愚痴にならないように、前向きな理由を伝えましょう。
その原因次第では、再び同じ問題が起こった時にすぐにやめてしまうのではないかという不安があるため確認をされます。その時に、「上司や同僚の悪口」や不平ばかり述べていると悪印象になります。
<良い例>
「以前の園は大規模な園であり、園児も多かったため子どもと個々に関わる時間を持つことが難しい状況の中、もっと1人ひとりとじっくり関わり保育士をしていきたいと考えるようになり、深く関わることができる少人数制の園への転職を考え退職しました。」
「一般企業で働いていましたが、子供が好きで、人と接することが好きな私は子どもと向き合いともに成長していける保育の仕事に就きたいと思い、勉強しなおすために退職し学校に通いました。」
理由については、職場での人間関係などが原因ということもあるはずです。ですが、その際は、その原因だけを責めるのではなく、「自分もこうすればよかったのでは?」などの今後の改善点を挙げたりする事で、良い印象がつきます!
7位 【他の園にも応募しましたか?】:応募している場合は素直に言う事。ただし、ここで働きたいという意欲を見せることが大事です。
「今は他社にも応募しております。しかし、貴園の保育内容に魅力を感じ、また自分の経験が生かされ、夢が叶えられると思いますので、貴園を第一に志望しております。」
8位 【自己PRをお願いします】:具体的なエピソードを交えた回答をすると伝わり易いです。
「保護者への対応の難しさを知り、保護者の方からの協力を得られるようにコミュニケーションを欠かさず行いました。時間は掛かりましたが、保護者の方たちの考え方や気持ちを把握できるようになり、クレームを減らす事ができました。」
9位 【仕事をする上で大切なことはなんですか?】:保育士としての自分の考えや信念を持っているかどうかを聞かれています。保育士として働く自分の姿を想像してみると◎
「保育士の仕事で、まず第一に大切なのは安全面です。子どもが安心して過ごすことができるように、常に保育士は環境を設定し、子どもの様子を把握しています。」
10位 【友人はあなたをどんな人と言いますか?】:その人の強みや資質、自己分析が出来ているかを見るための質問です。
「同僚からは、面倒見がいいとか気配りができると言われます。自分ではあまり実感はないのですが、仕事のことや、プライベートなことの相談を受けたりしていることが、そのような評価になっているのかもしれません。」
一般的な面接理由は面接の本などを読む際に、回答を考えておき、合わせて保育士ならではの質問もありますので、想定しておくといいと思います。
面接で好きな歌を歌ってください。絵本の読み聞かせをしてくださいなどといった実技の試験をする場合もあるようです。
レベルを見たいのではなく、とっさの行動を見たくて質問している場合が多いので、慌てずに言われたことを行ってください。
基本的には嘘をつかず、相手にとって失礼にならない言葉を選ぶべきです。
例「〇〇はできますか?」→「今は難しいですが、できるように努力します」と前向きな姿勢を見せましょう。「できません」は悪印象です。
面接の最後に「何か質問はありませんか?」と聞かれることも良くあるでしょう。
ホームページに書いてあり、聞かなくても分かる事や、給与や待遇、労働条件を露骨に聞きすぎると、悪印象を持たれてしまいますので、気をつけましょう。
項目ごとに分けて整理しておくと面接でも話しやすくなります。質疑応答の時間にはぜひ質問をして、園への興味関心度を示しましょう。
「実際にその園で自分が働いてみたとしたら、こんなところが気になる、どうなっているのだろう…?」、「地域の特色などを知っている上で、この園は今後どんな役割り、位置づけとなっていくのだろう…?」など、素直に感じた疑問点をぶつけてみるのもいいかもしれません。
では、次は面接の対策や基本のマナー、落とされる理由などを紹介していきます!!
基本マナーなどは、繰り返し練習することで身についてきます。
【身だしなみ】
面接時の服装や髪型などの身だしなみは、社会人の一般的なマナーである第一印象はコミュニケーションにおいてとても大事です。面接でも半分以上がここで落とされると言っても過言ではないです…。
女性の方で、髪は茶髪はなるべく避けましょう。化粧も、基本はナチュラルメイクで。ノーメイクはマナー的にNGです。できるだけ香水も控えましょう。
【携帯の電源を切る】
常識の範囲内になりますので、面接を受ける園に入る前に、電源を切りましょう。
【時間厳守】
約束の時間に遅れることは、約束を守れない、時間にルーズ、常識的ではないと考えられてしまいマイナス印象を与えてしまいます。
そのため面接時間には、余裕を持って到着できるように、あらかじめ早めに向かうことをオススメします。
【入室、退室マナーはきっちり】
面接に入る前に、ドアは3回ノックします。「どうぞ」と言われたら「失礼します」と言いながらドアを開けて、入室します。
ドアを両手に添えて音を立てずに静かにしめます。
イスの前に行き、名前を伝えます。「座ってください」と言われて初めて椅子に座ります。終了後は「ありがとうございました」といい、一礼してから静かにドアを開け、退室します。
その時もドアは静かに閉めることを忘れないようにしましょう。
【癖は押さえる】
髪の毛をずっとさわる、爪をいじり続ける、貧乏ゆすりをし続けるなど、気になる「癖」がある人も、神経質な印象や、落ち着きのない印象を感じます。
癖は仕方ない物ですが、自分の癖を知り、抑えることも大切です。
事前に身近な友人や家族に、「私ってどんな癖がある?」と、聞いておくといいですよ。
【話し方は簡潔に】
基本的には聞かれたことに、簡潔に答えましょう。
早口にならないよう聞き取りやすい速さで話をし、小さすぎない声、大きすぎない声で話します。言葉遣いは丁寧に。間違っても「うん」などといった相槌や、友人に話すような口調では答えないようにしましょう。
【表情は笑顔で】
子どもと接するときの表情と同じようににこやかに話をしましょう。
人当たりの良さ、話しやすさ、明るさは保育士の大切な要素になります。
自分がどのような表情に得ているのか鏡の前で笑顔の練習をしておきましょう。
【その他】
・夜中の時間帯にインターネットから応募した場合、非常識に思われてしまうこともあるようなので注意が必要です!
・園の名前を間違えたり、タメ口は絶対禁止!!
保育士の面接では、保育士として求められる人物像をアピールすることが有効です。
そのため、どのような人物像が求められているのか認識し、面接でのアピールに組み込む必要があります。
こちらでは、有効な人物像を上手にアピールできるよう、保育士に求める人物像を具体的に紹介していきます。
◆常識のある行動
園児は、まわりの大人をよく観察しており、真似をしながら成長していきます。
そのため、長時間一緒に過ごす保育士は、挨拶や言葉遣いなど子ども達に良い影響を与えるような行動をすることが大切であり、保育士として求められる人物像になります。
◆体力のある方
保育園では、元気で活発な時期の子ども達を多く預かっているため、子どもの体力についていけるような体力のある方が求められています!
◆前向きで精神力のある方
子ども達は、どうしてそんなことするの?というような予測のつかない行動をたくさんします!失敗することもありますし、保護者との関係が上手くいかないこともありますが、失敗を次に活かせるような前向きで、強い精神力のある方が保育士として求められています。
◆明るく・笑顔であること
子どもは、大人の表情1つで、様々なことを敏感に感じ取ります。
そのため、園児達の前では、職場やプライベートで嫌なことがあっても、いつも明るく笑顔で接することができる方を強く求めています。
◆目指す保育がある方
保育士としての向上心や、どのような保育をしたいかという目標があり、強い想いのある方も、保育士に求められている人物像の1つになります。
※上記を基に、面接での志望動機や長所などに繋げることで人柄や、保育に必要な人物であることをアピールすることができます。
面接でNGになってしまう主要な理由をいくつかご紹介しておきます。
といったことが考えられます。
企業の情報不足だと、たくさん応募している中の1つなんじゃないかという印象を与えかねません。
自己分析が出来ていないということは、これまで何をしてきたのか、なぜこちらに応募したのかなど、自身に関する話や全般が薄く、人にどう見られるのかという意識が出来ていないということです。
コミュニケーション能力が足らないというのは、厳密には「質問に対しての回答があやふや」だったり、「話のつながりがめちゃくちゃ」だったりです。面接は一発勝負のため、それだけでコミュニケーションの力が無いと判断されてしまいます。
実は、ここで、普段は力がある方でも、緊張してしまう場面で上手くしゃべれずに無いと見られてしまう方もたくさんいるのです。
対策はやはり、
などの対策をしておくと、当日かなりスムーズに面接を行うことが出来ます。
面接は、どれだけ対策をしたか、練習や経験があるかによって合否が特に変わってくるのです!!
選考は、応募した時点から始まっています。
目的は「働くこと」ですので、「受かること」だけを目的に面接に挑むのではうまくいきません。面接の場では、誠心誠意、等身大の自分をアピールしてきてください。
面接でつまずいたのがたった1か所であれば、縁がなかったのかと思うのもいいでしょう。
しかし、何度も面接で落ちるのであれば、上記を見直し、よく振り返ってみてください。
声に出して練習することがとても大事であり、もしよろしければ、面接の前に弊社のコンサルタントが練習も行っていますので、よろしければご相談ください♪
今回のレクチャーが、読んでくださった保育士さんのお役にたつと幸いです。