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保育士さんのキャリアパスとは?「園長」・「主任」は狭き門!?

誰しも初めは新人でスタートし、先輩方の指導を受けながら少しずつ現場に馴染み、仕事を一つ一つ覚えていくと思います。
保育士さんに関しても、園でのお仕事に慣れ、一通りこなせるようになってくると、将来の自身のキャリアパスについて、考える余裕が出てくるのではないでしょうか。
「ずっと担任としてクラスを持ち、子供たちを傍で見ていたい」
「将来は主任になりたい、ゆくゆくは園長や理事長として、園の経営に関わりたい」
などなど、思い描くキャリアパスは様々あるかと思います。
こちらでは、保育士さんのキャリアパスについて、解説したいと思います。

保育士さんのキャリアとは?

キャリアパスについて解説する前に、保育士(保育園)の組織の中での役職について、簡単に押さえておきましょう。
一般企業と違い、営業や人事、部長、課長、総務…といった役職はありません。

■経営職:保育園の運営・経営の責任者、保育士の指導・監督、資金調達など
∟理事長:必須経験年数10年以上
∟所長 :必須経験年数5年以上
∟副所長:必須経験年数5年以上

 
■管理職:所長などの経営職の補佐、家庭状況把握、会計、行政機関との連携など
∟保育主任:必須経験年数8年以上

 
■一般職:保育主任の補佐、日常保育業務など
∟副主任:必須経験年数5年以上
∟クラス主任:必須経験年数3年以上
∟クラス担任:必須経験年数1年以上
∟初任者:必須経験年数1年未満

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保育士のキャリアパスの現状

現役保育士さんの約6割の方が、自身のキャリアアップを積極的に考えている・望んでいるという調査結果があり、その半数以上が「園長」を目指しています。
しかしながら実際は、保育士さんは、一般企業と比べるとキャリアアップが難しいと言われています。
その理由として、下記2点があげられます。
1.役職に空きがない
例えば理事長や園長、所長ではポストは園に1人と決まっているため、一般職についている保育士さんの中でも限られた一握りしか、将来役職に就くことは叶いません。
どれだけすぐれた能力があっても、役職者に退職が出ない限り、役職に就くのは難しいのが現状です。
2.キャリアアップのための勉強時間が確保できない
保育士の仕事は、園にもよりますが、残業も多く、体力を使う仕事です。
キャリアアップのため、経営や会計関係の勉強をしたいと思っても、なかなか勉強時間が取れず、思うようにキャリアアップできない…というケースもあります。

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描いたキャリアパスを実現するためには

キャリアパスを実現するのが難しい状況ではありますが、方法が無いわけではありません。
1.役職や役職候補を募集している求人に応募する
⇒役職や役職候補の求人は、非公開となっているケースが多いので、人材紹介や人材派遣会社を活用するのも効果的です♪
2.キャリアアップに必要となるスキルを磨く
⇒時間的に厳しい場合も多いかもしれませんが、通信教育や、独学などで、経営や会計などについて学び、園で空きがでたら即手を上げられる状態にしておくとよいでしょう。

<まとめ>

保育士さんの求人はたくさんあるものの、その後のキャリアパスが描きずらいというお悩みをよく耳にします。
まずはご自身の望むキャリアパスについてじっくり考え、実現に向けて必要な準備をしてゆくとよいでしょう。

【保育ジョブ】では、保育士さんの紹介・派遣を通し、今後描きたいキャリアパスのご相談もお受けしています。
転職あるいはキャリアアップを考えている方は、是非、お気軽にご相談下さい♪♪

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