保育園の毎日の連絡ノートは、園児の情報を保育士と保護者の方で共有する重要なツールです。
しかし、連絡帳は毎日書くものであるため何を書いたら良いのか悩む保育士の方が多くいます。
そんな保育士さんたちに役立つ、連絡帳に関する活用方法や書き方などの情報をわかりやすく紹介していきたいと思います。
年齢が0歳~2歳くらいまでは、自分で話ができない、またはうまく話せないこともあり、体調や機嫌の善し悪し、食欲などのことで保護者の方と連絡をとりながら情報を共有し、体調管理や保育のことでコミュニケーションとりあう必要があります。
そのため、子供が小さいうちは比較的、毎日連絡帳を記入することになります。
しかし、園児が成長し3歳をすぎると、園で自由に遊び、その日あったことや体調を自分で話すようになるため、保育士さんから連絡することも減り、ケンカや怪我、体調不良など特別なことがない限りは記入する必要がなくなります。
保育園によって、毎日書く方針のところや、毎日書いて欲しい保護者の方などがいるため、臨機応変に対応することをオススメします。
保育園の連絡ノートには様々な活用方法があります。
具体的にどのような活用方法があるのか、また活用するにあたってのポイントや注意点を簡単に解説します。
連絡ノートは、保護者の方との関係を良好に保つためのコミュニケーションツールとして活用することができます。
保護者と良好な関係を築いておくことは、トラブルやクレームなどの対策にもなるためとても重要です。
<ポイント>
連絡ノートでのやりとりである保護者の方の意見・要望などから、何に気を付けて欲しいのか、どのようなところを見ていてほしいのかなどを把握し、的確に対応し返答することで保護者の方を安心させ、信頼関係を築くことができます。
また、保護者の方の心配事や悩みを聞き、一緒に考え解決法を提案することや、保育時間内にどのように接してほしいかなどの要望を聞き、親身になって対応することで、より良好な関係が築けます。
乳児など、まだ言葉で伝えることができない子供にとって、一日の様子はとても大事な連絡事項になります。
そのため、園での子供の様子を細かく連絡帳に記入し、保護者の方と体調に関する情報を繋げていく必要があります。
<ポイント>
機嫌の善し悪し、便の様子、食欲、いつもと違ったことなど、細かく記入し保護者の方に繋げることで、体調が悪くなった際に、医師に伝える情報にもなります。
保育士さんと保護者の方で共有する成長記録としての活用方法もあります。
子供の成長を保護者の方と一緒に喜ぶことができ、協力して保育をしているという観念に繋がり、保護者との関係も良くなります。
<ポイント>
成長の記録として保存する保護者の方もいるため、できるようになったことや、年下の子のお世話をしてくれたこと、お友達と仲良く遊べたことなど、良い出来事を多く記入できると良いですね!
子供の姿を伝えるため、子供の言葉や表情、しぐさ等具体的に記入し、内面の変化・成長を伝える。
書いたものは残るので、誤解や不安を招くような書き方は避ける。保育者としての考え・教育持論みたいなものを強く出すことは控えましょう。
内容によっては、口頭で伝えたり、時間をかけて話し合ったりも必要。難しいところですが、連絡ノートに記載するかしないか的確に見極めましょう。
誤字脱字の無いように、字は読みやすく丁寧に書く。連絡ノートをうまく活かし、保護者との絆やよい信頼関係を築いてゆけるといいですね。
日中の子供の様子を見ることができない保護者にとって、保育士さんからの連絡ノートに、子供の様子や細かな成長が具体的にエピソードとして書いてあると、ちゃんと見てくれていて、成長を共に喜んでくれていると感じられ、中には「感動した!!」といった声も聞かれます。保育士さんにとっては、家庭での様子を知ることで子供の成長を感じる喜びももちろんですが、保護者からの感謝の言葉が心に残り、仕事への励みにもなっているようです。
どんなことを書くかというよりも、大切なのは気持ち!ハートです♪連絡ノートで築き上げた保育士と保護者との信頼関係がお互いへの感謝の気持ちへと繋がり、連絡ノートを心温まる宝物へと変えていきます。
毎日の連絡ノートを日々のノルマ、事務作業ととらえるのか、保護者と信頼関係を築き前向きに活用するのかで、見え方もノートの価値も大きく変わってきます。毎日のことだからこそ、コツコツと大切に記入し、保護者との絆を深めていけたなら、子供も安心してすくすくと成長していけるのではないでしょうか。