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やっぱり激務!?体力勝負!?保育士さんの仕事の実態

「保育士不足」が社会問題になってからもなお、保育士の仕事は勤務時間やお給料等待遇面が悪くて体力勝負で大変という声も多く、資格があっても働いていない潜在保育士さんが多い状況が続いています。
果たして、保育士さんが働く現場の実態はどうなのでしょうか。

保育士さんのお仕事、どんな一日?

保育園によって様々ですが、一般的に保育園は朝7時から夜7時くらいまでの12時間子供を預かるため、保育士さん達は、シフト制の早番(7時頃~16時)、中番(9時~18時)そして遅番(10時~子供が帰るまで)で休憩1時間の8時間勤務です。
1日の流れは、子供の登園時は体調等観察に始まり、登園後も子供達をよく見ながら生活のお世話をし、一緒に遊びます。
お昼寝の際は保護者への連絡ノート等、大変な記録作業があります。
保護者のお迎えまで子供達と生活を共にし、降園後は、子供がいるとできない保育指導計画作成や行事の準備などの仕事があります。
特に運動会やお遊戯会など、行事の前は残業や家での持帰り作業が多くなります。
子供のお世話や一緒に遊ぶには体力が必須で、集団の中1人1人の子供を見る力、保育者同士や保護者とのコミュニケーション力、そして効率よく事務作業をこなす力も求められます。

みんな悩んでる!?現役保育士さんの本音

東京都保育士実態調査では、次のような働く事での不満や不安の声があげられており、保育士が激務と言われる大変さが伝わってきます。

◆子ども逹の成長や笑顔を見る事で、色々して良かったと感じる事はあるが、日々の保育での、仕事量の多さ、園長からのプレッシャー、人間関係、上がらない給与等、様々な事で、やりがいよりも、疲弊してしまう。(20代前半女性)
◆書類等の書き物が非常に多く、保育よりも書類の方に気をとられてしまう。また、勤務時間外労働が多く、疲労が蓄積してしまっている。(20代後半女性)
◆職員の欠員、シフト勤務、労働条件厳しく、その中で果たすべき責任が重く、平行して事務も増加。身体、心共にぎりぎり。(40代前半女性)

◆憧れてついた仕事だったが、日々の仕事の多さや職員の不足で、ゆったりとした気持ちで子どもに関わることのできる時間が少なく、子どもの小さな成長に一つ一つ気付いたり喜ぶ余裕も正直ない。子どもを叱る場面も多くなってしまい、学生の時に描いていた理想とのギャップに不安を抱え、自分の適性にも不安を抱えている。職員を増やし勤務外に働く時間を短縮したり、仕事内容に見合った給料を保証してほしい。(20代前半女性)

◆仕事量が多く、家に持ち帰ってまでこなさなければ次の保育ができなかったりサービス残業が続いているので、家のことができず不満と不安がある(書類多すぎ)。(40代後半女性)

どうすれば続けつづけられる!?保育士の仕事をしていく秘訣

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「給料が安い」「仕事量が多い」「労働時間が長い」等、労働条件の悪さが理由で離職を考える保育士さんが多い中でも、仕事にやりがいを感じている保育士さんは7割以上もいらっしゃいます。
次のような前向きな声から、保育士さんの仕事を続けるヒントが見えてきます。

◆子供の成長を身近に感じられる。子供の笑顔に元気をもらえる。将来の未来を担っていく子供達の人格形成においてとても重要な乳幼児期に、基本的信頼感や、自己肯定感を育んでいくことの必要性を感じている。

◆保育士が全力でぶつかれば子供もそれに応えてくれるので、もっといい保育をしようという意欲に繋がる。子供の反応は日により違い、ワンパターンの対応ではうまくいかない。あれこれ考えて対応するのがおもしろい。

◆保育士になってまだ1年経っていませんが、子供達の成長を見れることが何度もありました。向き合い続ければ必ず子供達もこたえてくれます。また、私自身も変わりたいと思い頑張ることが出来ます。

◆日々子供達と過ごすことで信頼関係が築け、子供達と過ごす時間がとても充実しています。毎日成長していく様子を肌で感じ、悩むことも多いがその倍成長したと感じる時の感動は大きいです。保育士間で話し合い、日々の保育をしていく中で保護者の方に感謝されたり、共に子供への思いを共有し合えることが嬉しいです♪

◆派遣で働けるようになったので、自分の予定に合せ働き方を選べる。

◆子育て経験後にまた改めて乳幼児と向き合い、新しい発見もあり、より深い思いで子供達の様子を受け止められる、パワーをもらえる。
このように子供と接する仕事だからこそ感じられるやりがいが、保育士さんの働く大きな原動力になっている様です。

<まとめ>

仕事に「大変だからやめたい」はつきものです。
同じ環境で働く人たちと共に困難を乗り越えて喜びを分かち合う前向きな気持ちと、仕事外で上手にリフレッシュをすることで、心身ともに強くなれます。
女性は出産後の仕事復帰の壁がまだまだある中、保育士さんは出産後も育児経験を生かす事ができます。
資格を眠らせておくのはもったいない、保育士という職業はとっても必要とされているお仕事です!

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