保育士のみなさん!有給休暇をきちんと取得していますか?
難しいですよね…子供を預かるという仕事から、どうしても有給休暇を取りにくいという現状があるようです。
なぜこんなにも取りにくいのか原因と取得する為にはどうすれば良いのかをご紹介したいと思います!
「保育士だって有給をとっていいんですよ」
保育士の悩みとして、上位に上がる「有給休暇のとりにくさ」
みなさん口を揃えて「有給をとりたくてもとれないんです!」というお声!
どうして、こんなにもとることが難しいのか・・・実態の原因を挙げてみましょう。
こういった原因から保育士は有給休暇がとりにくくなってしまっています。
また、子ども達や保護者から見たら「いつもの先生がいてくれないと安心できない、いやだ」という、とても嬉しい言葉も助長されていたりますね。
では、どうしたら有給休暇を取得できるのでしょうか。
まずは基本的なことを知っておこう!
保育園が公立か私立か、さらには認可か非認可かによって、開園時間、曜日等も異なるため、保育士さんのお休み状況も様々です。土日連休を取ることが出来るのは公立の保育園ぐらいで、ほとんどは土曜日も預かり保育や行事があるため、月8日の休日(4週8休)として、シフト制で休みを取るようになっていますね。長期休暇に関しても、お盆休みや年末年始は園もお休みのところが多く休む事ができますが、保育園も多様化し、まれに保育を行っている園もあります。きちんと情報を得ておきましょう。
労働基準法では、有給休暇について次のように定めています。
◆有給休暇は6カ月間継続勤務した人で、全労働日のうち8割以上出勤している場合に、雇用形態を問わず最低10日間与える
◆6ヶ月経過後は、継続勤務年数1年ごとに、合わせて20日を限度に加算して与える
◆労働者が取得の請求をできるが、事業の正常な運営を妨げる場合は他の時季に与える
※有給休暇の請求権の時効は2年と定められています。それ以上をさかのぼって取得できるか、未消化分を買取りしてもらえるかについては保育園の規定によります。
しっかり学んだところで有給休暇をうまく取得するためには・・・
“リサーチと計画性”が大事です!
仕事を始めてからしばらくすると「ああ、この時期はちょっと余裕があるな」という時期がわかってくると思います。また、先輩の先生達が、旅行に行かれる時期をさりげなく耳にしておきましょう。そして、休園日を設けている園もあるのでそこと組み合わせたりと。うまく時期を見計らって、有給休暇と休日を組み合わせると、3~4日の休暇を取ることは可能だと思います。
時期としては、冬・年度末が近づくと、クリスマスからお正月~春先にかけて、発表会など大きな行事が増えたり行事が盛りだくさんなのでこの時期を有給休暇はとりにくいとされています。
なので、夏・お盆のあたりは、預かる子どもが少なくなる場合もありますので周りと相談して計画を立てるのがピッタリかもしれません!
情勢のあおりもあり働き方改革として、労働環境改善に力を入れている保育園が増えています。
有給休暇の計画的付与(休業・休園日の付与やクラス単位の交代付与、結婚や出産など休暇管理簿によって行う個人別の付与)を実施したり、パート保育士の雇用を増やしゆとりを持った人員配置をしたり、ICT化を取り入れ効率よく事務作業を行い、慢性的な忙しさを解消してお休みをとりやすくしていくなどの取り組みを行っています。
もし、こういった取り組みや環境改善などがなされていない園には、あなたの心がダメになる前に勇気を持って申し入れをしてみても良いと思います。
また、有給消化率100%以上や年間休日120日以上、ゆとり持った働き方がしすい保育園へと転職を考えてみても良いかもしれませんね。そういった保育園はたくさんありますよ!
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お休みは心の栄養です。
しっかりと心身ともに健康でないと仕事の“質”が落ちてしまったり、鬱になって保育に影響が出てしまいます。それがとどの詰まり保育園全体に影響してくるのです。
誰かひとり欠けても滞りなく運営できるのが保育園としてもメリットになります。周りの人と協力し合い、補い合い、自然の笑顔で子ども達と触れあっていきましょう!そのためには職員同士の理解や自ら働きやすい環境を整えていく努力もしてきたいですね