「企業内保育室」は、「事業所内保育所」、「事業所内託児所」とも呼ばれ、今注目を集めている保育形態です。中小企業ではまだまだ導入の実績は少ないですが、大企業を中心に、設置を検討している企業は多いようです。企業内で働く従業員が安心して働けるよう、事業所内あるいは事業所近隣に立地しているため、利用する方にとっては、“送迎しやすい”、“子供が体調を崩した場合などに対応しやすい”、“災害時に安心”、“早く職場に復帰できる”、といったメリットがあります。
そして、そこで働く保育士さんにとっても、、“比較的残業が少ない”、“福利厚生がしっかりしている”、“土日はきっちり休める”といったメリットがあります。
特徴としては、一般的な保育園に比べ、少人数であったり、逆に「単独利用型」以外のタイプであれば、社員のお子さん以外も利用していて大規模なケースもあります。福利厚生や給与水準に関しても比較的高い傾向があり、人気の求人となっています。
細かい就業条件は案件ごとに確認する必要がありますが、雇用形態もさまざまあるため、「正社員」、「派遣社員」、「非常勤」など、希望にあわせた働き方が選べるかもしれません。
企業内保育が注目されている背景として、まず抑えておきたいのが「女性の社会進出」と「少子高齢化」でしょう。
近年、少子化や晩婚化が進む中、子育て世代の世帯収入は年々減少している中、教育費は増加傾向…、「子供を生んでも働きたい女性」、「産休後、なるべく早く職場復帰したいと考える女性」、「生活が苦しく共働きする必要性がある」といった方が増えています。
そんな状況の中、女性従業員のキャリアアップを支援する制度や早期復帰を可能にする「企業内保育室」の整備など、女性を長期的な労働力として活かしたいと考える企業も少なくありません。
企業内保育室は、そんな時代のニーズに合った、今注目の保育士求人なのです。