「認証保育所」は、「認可保育所」としばしば混同されるケースもありますが、東京都が独自に定めた基準によって認証を受けた保育所です。
国の基準による「認可保育所」は、設置基準などから大都市での設置は困難で、都民の保育ニーズに必ずしも合致しない部分があることから、認証保育所制度が設立されました。
その結果として、多くの企業が参入し易く、事業者間の競争を促進し、多様化する保育ニーズ応え、保育所の数も増やしてきています。認可保育所との大きな違いは、下記のとおりです。
、“0歳児保育を必ず実施する”、“0歳児、1歳児の1人当たりの基準面積を緩和(2.5㎡まで)”、“保護者へサービスの内容や施設の概要などの説明義務がある”
認証保育所は、20~120人と大規模で0~5歳児が対象となる「A型」、6~29人と小規模で0~2歳児が対象となる「B型」にわけられます。
今ある都内の保育所だけでは賄えきれていないニーズに応え、設置が進んでいます。例えば、「産休明けに預けたい」、「送迎しやすい駅近に設置してほしい」、「遅い時間の退社に対応してほしい」と言ったニーズがあり、認証保育所はそれらニーズに積極的に応えようとしています。
ただ、実際には、保育園ごと、質や特色などばらつきがあるため、保育士さんもお子さんを預ける保護者の方も、どういった園なのか、リサーチしておくと安心でしょう。