「幼稚園教諭」は、文部科学省の管轄で、学校教育法に基づいて教育を行う教員になります。学校教育法第22条には、「幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。」と定められています。
保育士とは小学校就学前までの幼児と接するところは共通していますが、色々と異なる職業です。
幼稚園教諭の仕事に就くためには、幼稚園教諭免許を取得できる「教職課程」のらう大学あるいは短期大学等へ通い卒業するか、あるいは保育士として3年以上の実務経験をつんだ後幼稚園教員資格認定試験を受験し、幼稚園教諭二種免許を取得するという2つの道があります。
更に、平成27年から施工されている「子育て支援新制度」により、「認定こども園」が促進されているため、幼稚園教諭免許の取得には特例が設けられています。保育士として働いているが幼稚園教諭の免許取得を検討している方は、今が狙い目かもしれません。
幼稚園教諭の活躍の場は、もっぱら公立あるいは私立の幼稚園ですが、他にも幼児教室や認定こども園などの幼保一体型施設もあります。
待遇としては、保育士さんとよく似ていて、平均年齢は約32歳、平均勤続年数は7.5年、平均月額給与は225000円となっています。年度別平均年収はほぼ横ばいで、安定した推移です。
保育士として子供たちと携わる中で、もっと子供たちに「数字」や「言葉」などの教育を行いたい!色々教えてあげたい!という想いを抱いている方は、幼稚園教諭という職業を検討してみてもよいかもしれませんね。