いつも家族のために一生懸命働いてくれているお父さんに感謝する父の日は保育園でも恒例の行事です。
そのため父の日という恒例行事を前に保育士さんたちはお父さんたちへのプレゼントになるような制作を探しているのではないでしょうか?!
そんな保育士さんたちに父の日のプレゼントになるような工作など役立つ情報を紹介していきたいと思います。
また賢い子供に質問されても、なんでも答えられるように父の日についての由来と子供にもわかるような伝え方も簡単に解説します!
アメリカに、ソノラ・スマート・ドットさんという方が住んでいました。
ドッドさんのお父さんは南北戦争に召集され、妻と子供6人を残し戦地に行くことになってしまいました。
お父さんがいない間、お母さんが1人で6人の子供を育てていましたが、過労で亡くなってしまいました。
その後、戦地から帰ってきたお父さんが、男手1つで6人を育てあげました。
そんなお父さんも子供たちが全員成人した後に亡くなりました。
ドットさんは母の日という母に感謝する日があるのを知り、母の日と同じように父に感謝をささげる日があっても良いのではないかと牧師協会にお願いしたことがきっかけで1910年6月19日に最初の祝典をあげました。
そして1966年 アメリカ合衆国第36代大統領
リンドン・ジョンソンが「6月の第3日曜日」を父の日と定めました。
父の日にはバラを贈る習慣がありますが、これはドットさんが父のお墓に白いバラを供えたことから父の日にはバラとなったようです。
バラの色は、父が健在なら赤いバラ、亡くなっていたら白いバラとされています。
6月に父の日の祝典をあげたのは、ドットさんのお父さんの誕生日が6月だったことからその月になったそうです。
~子供への説明~
<とっても簡単編>
最初にお母さんにありがとうの気持ちを伝える母の日ができました!
でもお母さんだけじゃなくてお父さんにもありがとうと伝えたい!
そうゆうことから、母の日と同じように父の日もできたのです
<ちょっと詳しく>
昔、遠いところに6人兄弟の子供たちがいました。
子供達のお父さんはしばらく遠くに行く用事があり、お母さんと子供達を残して行かなければなりませんでした。
お父さんがいない間、お母さんは1人で一生懸命6人の子供を育てていましたが途中で亡くなってしまい、今度は帰ってきたお父さんが1人で6人の子供達を立派に育てました。
そしてみんなが大人になった頃、お父さんも亡くなりました。
その後、大人になった6人兄弟の中のドットさんという方が、お母さんに感謝する母の日があるのにどうしてお父さんに感謝する日はないのかな?と思い、お父さんに感謝する日も作りたいとお願いして父の日ができました。
父の日がどうして6月なのかというと、ドットさんのお父さんの誕生日が6月だったからだよ!
というように年齢に合わせた説明を考えると良いかもしれませんね!
〇準備するもの
画用紙、ペン、はさみ、紐、穴あけパンチ
※ネクタイの形はあらかじめ人数分印刷し、年齢によっては切り取ったものを準備しておくと良いですね。
〇準備するもの
透明プラ板(100均でも売っています)、油性ペン、紐、穴あけパンチ
〇準備するもの
カラフルなストロー、紐
※画用紙を色々な形に切ってメッセージをぶら下げたり、メダルのようにしたりと色々アレンジできますのでお試しあれ!
〇準備するもの
折り紙、画用紙、のり、色鉛筆やクレヨン
〇準備するもの
画用紙、はさみ、のり、台紙用の厚めの画用紙
※飛び出させるものは年齢によってプリントした塗り絵にしたり、自分や家族の似顔絵にしたり、メッセージをとびださせても良いですね!
〇準備するもの
折り紙、色鉛筆
○このようにただのお手紙ではなく工夫すると渡すほうも楽しいですね!
◇パパ、お月さまとって!
▽作・絵:エリックカール
▽出版社:偕成社
▽あらすじ:絵本『はらぺこあおむし』の作者カールさんは、絵本の魔術師といわれます。その明るくさわやかな貼り絵の世界は、見る人の心をとりこにしてしまいます。こんどは、絵本の画面が左右上下に開いて、広い広い空を絵本の世界にしてしまいました。「お月さまをとって!」と娘にせがまれたお父さんが、長い長いはしごをかけて月をとりにいくという優しさにあふれた絵本です。
▽出典:amazon.co.jp
娘がお月さまと遊びたいから、パパにお月さまとってと頼みます!
かわいい娘のためにお父さんは本当に月をとってあげるのですが、とってもユニークな方法でびっくりします!
お父さんは子供のためならなんでもしてくれる!そんなことを感じさせる絵本です。
◇お父さんはウルトラマン
▽作・絵:みやにし たつや
▽出版社:学習研究社
▽あらすじ:おとうさんはだれだってウルトラマン。一生懸命でまじめで不器用なウルトラ・パパの子育て絵日記。
▽出典:amazon.co.jp
外では怪獣と戦うハードな仕事をしているウルトラマンパパですが、家に帰ると子供と一緒に遊んでくれる強くてやさしいお父さんのお話です!
パパって大変だね!がんばっているんだね!と子供達に伝えられる一冊です。
◇おまえうまそうだな
▽宮西 達也 (著)
▽出版社:ポプラ社
▽あらすじ:おなかをすかせた大きな恐竜が、あかちゃん恐竜を見つけてとびかかろうとすると…。お父さんにまちがえられた大きな恐竜と、あかちゃんの愛情の物語。
▽出典:amazon.co.jp
ひょんなことから赤ちゃんの草食恐竜にお父さんと間違われることになってしまった肉食の恐竜のお話。
家族への思いやりや、やさしさがつまっていて家族ってどんな形でも大事なんだなと思える心あたたまる絵本です。
◇おとうじゃ、ないって
▽作:中村文人 絵:村上康成
▽出版社:佼成出版社
▽あらすじ:おれはウツボ。あるひおれは、1000びきのこどものおとうになってしまった。
▽出典:amazon.co.jp
海の暴れん坊のウツボが他の魚を食べようとしたら、口の中に卵をうみつけられてしまいました!!そして1000匹の子供の父親に・・・
おとう、おとう!となつく子供たちに負けてウツボが父親らしくなっていくお話です。
コワそうなお父さんでも実はみんなのことを思っているんだよと伝えられる絵本ですね。
◇パパのしごとはわるものです
▽作:板橋雅弘 絵:吉田尚令
▽出版社:岩崎書店
▽あらすじ:みんなのためにパパは、わるものになる。父から息子へ伝えたい、男同士のいちばん大切なこと。
▽出典:amazon.co.jp
パパの仕事が気になって、パパについていってしまったぼく!
パパの仕事は怖い格好をしてずるいことばかりして正義の味方にやっつけられる悪役レスラーだった!でもパパはその仕事を誇りに思って一生懸命やっていた!
どんなお仕事でも、がんばっているお父さんはすごいと伝えられる絵本です。
保育園で行う父の日の行事の参考になったでしょうか?!
色々なアイデアを紹介しましたが、お父さんは工作やお手紙が上手じゃなくても素晴らしいアイデアでなくても子供が一生懸命作ってくれたものならきっと喜んでくれることでしょう。
子供達が楽しみながらできる制作を選び、父の日という行事をみんなで盛り上げられると良いですね!