春になると暖かくなり、桜や梅が咲き誇りうららかな日が多くなりますね!
保育園で遊んでいる子供たちも、「蝶々だ!つくしだ!」とあっちこっちに春を見つけては喜ぶことでしょう。そんな春の保育園の行事といったらやっぱりお花見ですよね?!
これから子供達とお花見を楽しみたいと思っている保育士さんやお花見を計画している保育士さんに、保育園の子どもたちとのお花見の楽しみ方をいくつかご紹介します。
春の行事「お花見」は、子供達に春という季節を感じてもらうための行事です。この時期にお花見やピクニックに行き、春に咲く花を見つけたり春にでてくる虫を探したり、花のにおいをかいだり、春の日差しに暖かさを感じたりすることで、子供達の感情も豊かに育つことでしょう。
日本は春・夏・秋・冬と、季節ごとの変化がとても激しい気候です。、春は花が咲き乱れ、夏は汗が止まらないほどの炎天下になり、秋は美しい紅葉、冬はとても寒くなり雪が降りますね!!当たり前のようですが、日本にしかない趣ある季節の情景です。そんな日本の四季に、それぞれ楽しみがあることを子供達に伝えてあげるためにも春のお花見は大事な行事であると言えます。
また、日本の気候は気温や湿度も激しく変化することから、日々外で遊んだりお花見の行事でお散歩やピクニックに出かけることで自律神経にも良い影響を与え、子供達の体温調節機能も鍛えられ激しい気温の変化にも耐えられるような体作りにもつながります。
お花見しようと思ったら桜はもう散っていた!!?なんてこともあるでしょう。
桜は暖かくなると一気に開花し、わずか数日の満開の見頃をへて、春の風であっという間に散ってしまいます!!
お花見のタイミングを合わせるのはとっても難しいですよね?!
でも大丈夫!保育園の子どもたちと楽しむなら、なにも桜に限定しなくてもお花見はできますよっ!
では、春のお花見にぴったりな身近なお花にはどんなものがあるのか、またその開花時期をまとめましたので、ピクニックやお散歩の参考にしてくださいね。
梅
時期:品種や地域でかなり変わりますが、暖かい地域では早いと1月の終わり頃から咲き始め、北海道などの寒い地域では5月頃開花します。
桃
時期:こちらも品種と地域で開花時期が変わりますがだいたい3月下旬から4月に開花します。
保育園でお花見や散歩へ行った時に子供たちに「あのお花はなぁに?」と聞かれることが多々あると思います。わからないと、返答に困っちゃいますよね?!そんな桜と桃と梅の見分けがつかない保育士さんへ、簡単な見分け方をお教えします。
知っていれば簡単!花びらの特徴から見分けることができるんです。是非、子どもたちにも教えてあげてください。
たんぽぽ
時期:日本の在来種だと3月~5月、セイヨウタンポポだと4月~9月と開花期が長いため、他の花が散ってしまってもたんぽぽは残っていたりします。たんぽぽがたくさん咲いている公園でお弁当を食べても楽しいですね。
ポピー
時期:5月~6月に開花します!公園などに植えてあったり空き地やコンクリートの隙間からたくましく咲いていたりと、いろんな方法で増える花なのでそこらへんにたくさん咲いているでしょう。
つつじ
時期:4月~5月に開花!桜のように数日で散ってしまう花ではないので、見かけたら数日後に行っても問題ないですね。公園によく植わっています。
チューリップ
時期:3月~5月に開花します。チューリップの球根を庭に植える方がたくさんいるので散歩の途中で見つけたり、公園の花壇にも植わっていたりします。子供たちに人気の花ですね。
菜の花
時期:地域によって大きく変わりますが、2~5月に開花します。空き地や公園、畑様々な場所で見ることができます。
藤
時期:4月~5月に開花します。たまに公園に藤棚がありますので探してみると良いでしょう。ただ、満開の藤棚にはミツバチがたくさん集まってくるので要注意!
春の景色を眺め保育園のみんなとおしゃべりしながら散歩するだけでも春を感じられますが、「どうせならもっと楽しみたい!」と考えている保育士さんにオススメのアイデアをご紹介します。
テ春のスケッチ会キスト
スケッチブックとクレヨンを持ってお散歩に行き、みんなでお花の絵など、見つけた「春」を自由にスケッチしましょう。
園庭に春のお花があれば、園庭でのお絵かきもいいですね。
お弁当もってピクニック
おにぎりと水筒と敷物を持ってピクニックへ!お花を眺めながら外で食べるおにぎりは、いつものよりおいしく感じられるはず♪
春の草花で押し花製作
公園にある春の草花(花壇にないもの)を取ってきて、保育園に帰ってから押し花製作をしてみましょう。押し花とともに、春のお花見が思い出に残るでしょう。
子どもたちは春の探検隊!
保育士さんが図鑑を持っていき、「春の探検にいくよ!」、「春の花をみつけよう!」、「春の虫を探そう!」などと春を感じられる自然の中で、身の回りの春を見つけに行きましょう。子どもたちが発見したもの一緒に図鑑で調べてみましょう。子どもたちはまるで探検隊のように頼もしく、知らなかった花や虫の名前も、いつの間にか覚えてしまいます。
このように、お花見に、保育園児たちが喜ぶ活動を組み合わせることで、春の行事をより深く楽しむことができます。
春という季節を体感するには、お花見をしながらお散歩やピクニックをするなど、自然を丸ごと体感するのが一番です。お花見をより楽しめるように、工夫を凝らしゲームやイベントを考えてあげると、子供達にも大きく印象に残る春のお花見になるのではないでしょうか。
保育士さんも子供と一緒に楽しみ、春の景色や気候を体で感じそれを共感することでより信頼関係も芽生えることでしょう。