夏の風物詩といえばスイカ!
汗をかいた後のスイカは格別ですよね。
この時期に出回る大きなスイカを購入して、保育園でスイカ割りをしませんか♪
キャーキャー言いながら、子ども達と楽しい夏の思い出を作りましょう~。
スイカ割りの起源は、「神聖な恋の儀式」とか「怨霊の除霊」などたくさんの説があるようです。
さらにスイカ割りには公式ルールがあり、世界大会も開かれるなど、立派な競技とされているようです。
大人にも子どもにも人気があるのも納得ですね。
ここでは、日本すいか割り推進協会認定版のすいか割りルールを一部抜粋します。ルールは全部で7条まで、まだまだ続くようです…。
第 1 条 (競技場所)
1.競技場所は、どこでも楽しめるスポーツですが、できれば『砂浜』又は、『芝生の広場』 が最適である。
2.すいかと競技者(割る人)の間の距離は、5m 以上7m 以内とする。
第 2 条 (用具)
1.棒は、直径 5cm 以内、長さ 1m20cm 以内の棒とする。
2.目隠し用として、手拭またはタオルを準備する。
3.すいかは、『日本国産すいか』を用いる。
第 3 条 (競技者)
1.競技者はすいかを『割る人 1 名』と『サポーター複数』で 1 組とし、キャプテンを決 める。『サポーター』は人数に制限はないが、『割る人』に対して『アッチだ』『ソッチだ』 と的確なアドバイスを出さなければいけないので、事前に自分のサポーターの声を認識 しておくこと。
2.審判員 審判員となるには、すいかが大好きであることを条件とする。
出典:日本すいか割り推進協会
保育園でスイカ割りを行う際は、子ども達が主役なので、割るスイカと食べるスイカを別々に用意したり、スイカのビーチボールを使うといった工夫をしている保育園もあるようです。
でも、せっかくですから、可能であれば本物のスイカでスイカ割りをして、そのスイカをいただくという経験をさせてあげたいですよね。
では、実際、保育園で行うスイカ割りはどのようにすれば良いのでしょうか。
まずは、スイカを用意するわけですが、比較的皮が厚めの物で、大きなものが良いでしょう。
直ぐに割れてしまっては最後の方にはぐちゃぐちゃになって食べられないなんてことに・・・。
そして、小さければ、命中せずなかなか割れない・・・。
子どもたちと八百屋さんにスイカを買いに行くことが出来たらさらに盛り上がりますね。
棒は、スイカ割り専用のものもあるようですが、野球のバッド、竹刀、新聞紙を棒状にしたものなどでも代用できますよね。
ホームセンターで端材を買ってきて、子どもたちとやすりで磨いて手作りのものを作るのも楽しそうですね。
目隠しは、手ぬぐいやタオルを使用し、特に小さい子どもは目隠しをせずに行うのもよいですね。
周りにいる子どもたちが棒と接触しないよう、保育士さんは十分に気を付けて見守りましょう。
園庭など外で行う場合は特に衛生面に注意が必要です。
大きなビニールシートを敷き、スイカが転がらないように下にタオルなどを置きましょう。
たらいの中にスイカを置けば、より衛生的で、果肉や果汁でシートがぐちゃぐちゃということにはなるのも防いでくれます。
室内の場合は、周囲の遊び道具や備品がぶつからないように注意して、広いスペースを確保できるよう整理してから行いましょう。
思いっきり棒を振りかざしてスイカをたたく経験は、とっても楽しいですよね。
状況によっては、本物のスイカを使ってスイカ割りをすることが出来ない保育園もありますよね。
ビーチボールをスイカに見立ててスイカ割りをするということはよく行われるでしょうか。
では、それ以外のちょっと変わったスイカ割りをご紹介しましょう。
新聞紙で紙風船を折り、スイカに見立てる
新聞紙なら簡単に割れて小さな子どもたちも楽しめますね。
子どもたちと色を付けたり、紙を張り付けたりしてもよいですね。
【紙風船の作り方】
折り紙で紙風船を折って、スイカに見立てる方法もあります。ただ、少し細かいところがあるので、子ども達に折って貰うよりは、保育士さんで新聞紙あるいは大きな折り紙を使って折ると良いかもしれませんね。
ピニャータ
ハロウィンで使われるスペイン発のピニャータ。
お菓子を詰めたくす玉のようなものです。
天井から吊るして、スイカ割りのように棒を使って割るのも楽しそうですね。
中からお菓子が出てきたら盛り上がりますね。
【ピニャータの作り方】
本物でなくても、とても盛り上がること間違いなし!!
棒の取り扱いには十分注意して、楽しみましょう。
保育園には、スイカ割りをしたことがない子どもたちもたくさんいるのではないでしょうか。
絵本を通して、スイカ割りを身近に感じてから本物のスイカ割りを行えば、イメージが沸いて、さらに楽しくなりますね。
ここでは、スイカ割りにまつわる絵本を5冊ご紹介します。
すいかくんがね…
▽作・絵:とよた かずひこ
▽出版社:童心社
▽価格:850円(税別)
出典:Amazon
スイカ目線で語られるスイカ割り。
スイカに「おっきたな」「みんな へたくそだな」とか思われてたら面白いですね。
とっても楽しい絵本です。小さな子どもたちも楽しめる内容だと思います。
リーラちゃんとすいか
▽作・絵:マリリン・ハーシュ
▽訳:おかべうたこ
▽出版社:ほるぷ出版
▽価格:1300円(税別)
出典:Amazon
スイカの種を食べてしまったリーラちゃん。
お兄ちゃんに「おなかの中にスイカが出来るぞ」と言われたことを信じ込み、心配になってしまいます。
そんな時、目の前を大きなおなかの女の人が通りすぎ・・・。
リーラちゃんがとっても微笑ましく、スイカが食べたくなる一冊です。
ありとすいか
▽作・絵:たむら しげる
▽出版社:ポプラ社
▽価格:定価1,404円 (本体: 1,300円)
出典:Amazon
夏の暑い日、ありがスイカをみつけました。
「これは うまいぞ すに はこぼう」ということになり、仲間同士で力を合わせて奮闘します。
子どもにとって身近なありが登場するので、興味をもってお話に耳を傾けられることでしょう。
それぞれのありの細かい仕草もかわいらしく、みんなで楽しめる一冊です。
すいかのたね―ばばばあちゃんのおはなし
▽作・絵:さとうわきこ
▽出版社:福音館書店
▽価格:900円(税別)
出典:Amazon
スイカのたねを植えたばばばあちゃん。
ただのスイカのたねに「つまらない」と動物たちが口々に文句を言います。
ばばばあちゃんも「いい加減芽を出して大きくおなり」と叫びます。
スイカのたねはそんな言葉に怒って・・・。
スイカのたねとばばばあちゃんのやり取りが面白くて、子ども達も夢中になりそうです。
スイカ割りの場面は出てこないけど、スイカのたねからスイカが出来るということもわかり、とても楽しめます。
だめだめすいか
作・絵:白土 あつこ
▽出版社:ひさかたチャイルド
▽価格1200円(税別)
出典:Amazon
たっくんはお母さんにお手伝いを頼まれ、おじいちゃんのところへスイカを持っていくことになりました。
そこへ、タヌキが声をかけてきて、面白そうなことを言ってきます。
たっくんは、「だめだったら、だめだったら、だめ!これは、じいじのすいか!」と断りますが、タヌキの言っていたことが気になってしまいます…。
とても心があたたまる絵本です。
いかがでしたか?
スイカ割りをすることが決まったら、子どもたちと一緒に楽しく準備してみませんか。
本物のスイカじゃなくても、きっと盛り上がりますね。
スイカがおいしい季節。
ぜひ、安全に気を付けて楽しいスイカ割りをやってみてくださいね♪