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保育士さんの日常!子供たちに支持される紙芝居作りのコツ

保育士さんの仕事内容は多岐にわたりますが、その一つに「紙芝居作り」があります。子供たちに大切なことを伝えるには、先生が描いた絵を見せながら心を込めて語りかけるのが一番です。では、子供たちに支持される紙芝居というのはどのように作ればいいのでしょうか。
今回は、紙芝居作りのコツや演じ方のコツについて、詳しくご紹介します!

〈子供たちの前で紙芝居をすることの意義〉

どの保育園でも当たり前のように行われている紙芝居ですが、子供たちの前で紙芝居をすることには、どのような意義があるのでしょうか。
わかりやすく伝えられる
保育園では、子供に対していろいろなことを教えます。
食事の前には手洗いうがいをする、トイレに行った後はきちんと手を洗う、お友達を叩いてはいけない・・・、といった具合にです。
もちろんこれらのことは“言葉”だけでも伝えることできますが、紙芝居にすることによって“視覚”にうったえかけると、大切なことをよりわかりやすく伝えることができる、というわけです。
子供たちの心を豊かにする
紙芝居には、子供たちの心を豊かにする、という効果も期待できます。
子どもたちは絵や話から自分なりのイメージを膨らませてゆき、それによって心が豊かになっていくのです。

紙芝居ってどうやってつくるの!?

お絵描きをする女の子

紙芝居は、【脚本】→【コマ絵】→【ひな形】→【本書き】といった順序で製作していきます。

①脚本を作ろう
紙芝居製作は、脚本作りから始まります。まずはテーマを決め、そのテーマにふさわしい登場人物を決めたうえでその人物の会話を中心にストーリーを展開していきます。

②コマ絵を起こそう
ある程度ストーリーの展開が決まったら、それを簡単でかまいませんので絵に描き起こしてみましょう。そしてそのコマ絵を見て、さらにストーリーを練っていきます。

③ひな形を作ろう
ある程度の流れが決まったら、コマ絵を参考にしながら作品を作っていきましょう。他の先生方にも見てもらうと、改善点が見つかりやすくなります。

④本書きをする
画用紙などを使って本書きをします。

  • 遠くから見てもわかりやすいよう、あまり細かい描写は入れないようにする
  • 擬音やセリフは演技で伝えるため、あくまでも“絵”で表現する
  • くっきりと着彩する

といったことに注意すると、子供たちに“ウケ”のいい紙芝居を作ることができます。

子供たちを惹きつけるにはどうすればいい!?

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さて、紙芝居が完成したら、いよいよ“演じ”なければなりません。せっかく紙芝居をするのであれば、園児を惹きつけて夢中にさせたいですよね!また園児を紙芝居に集中させることは、集団行動のルールについて学習させたり、座って話を聞く、という習慣を身につけさせたりするのにも効果的です。

では、子供たちを惹きつけるには、どのように演じればいいのでしょうか?

声に変化をつけて“間”を大切に!

紙芝居を演じる際はまず、その作品をしっかりと分析し、登場人物ごとに声を変化させることが大切です。またセリフに感情を込めるというのは当然のこととして、ただ単調に台本を読むのではなく、子供たちに“期待”や“ドキドキ感”を持たせるため、ちょっとした“間”を作ることも忘れてはいけません。

<まとめ>

紙芝居を上手に製作・演じることは、保育士さんにとって必須のスキルです。もちろん最初はなかなか上手くいかないと思いますが、先輩保育士さんに助けてもらいつつ、子供たちに喜んでもらえるような紙芝居作りをしていきましょう!

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