“サラダが好きになれば、きっと野菜も好きになる”
つまり、サラダが食べられるようになれば、他の野菜料理も必ず食べられるようになります。今回は、少しずつでも、献立にサラダを取り入れて、嫌いな野菜が食べられるようになるためのノウハウをご紹介していきたいと思います。
野菜が嫌いという子供は本当に多いですね。
その中でも、サラダが嫌いという話をよく聞きます。茹でた野菜は食べられるのに、生野菜となると、箸が進まないのは、一体どうしてでしょうか?
サラダというと、生野菜が多く使われています。生野菜は、素材の味がダイレクトに伝わりますね。
大人は、それを美味しいと感じますが、子供にとっては、
など、負の要素となるわけです。
また、ほうれん草、なすなど、アクの強い野菜も、子供はより敏感に感じ取り、苦手という場合も多いようです。
今やコンビニでも、飲食店でも必ず見かける“サラダ”ですが、そもそもサラダってどのようなものを指しているのでしょうか?
サラダとは、生野菜などを主原料にし、そこへ肉、魚介、卵などを加え、塩、酢、油、香辛料などのドレッシングやマヨネーズで和えて盛り付けた料理の総称を指すということです。
つまり、野菜は必ず含まれるけれど、他は、何を加えても良いし、色々な材料を混ぜて和えて盛り付けた料理ということですね。
サラダはこう、という固定観念で考えずに、自由な発想でサラダを作ってみたいですね。
また、サラダは1品で、肉や魚介のたんぱく質と野菜が同時に摂れる、栄養面から見ても素晴らしいメニューだと言えます。
生のサラダだけではなく、蒸す、茹でる、焼くといった温サラダも積極的に取り入れて、毎日の献立にサラダを加えていきましょう。
生野菜のサラダが嫌いな子供も、これなら大好き!というお気に入りのサラダが見つかるかもしれませんね。
サラダには適した食材があります。
今まで、なんとなくサラダとして食していた野菜、これからはもっと自信を持ってサラダに入れてください。サラダに適した野菜は以下のとおりです。
サラダに適した野菜
キャベツ、水菜、菜の花、パセリ、レタス、アスパラガス、ほうれん草、セロリ、玉ネギ、カブ、大根、人参、レンコン、おくら、きゅうり、トマト、ピーマン、カリフラワー、ブロッコリー、ケール、スイスチャド、クレソンなど
野菜ではありませんが、アボガド、キウイフルーツ、バナナ、りんご、プルーンなどの果物類、大豆、いんげん豆、ひよこ豆、レンズ豆などの豆類もサラダに適しています。
また、前述したように、アクの強いもの、苦味があるもの、色がきついものなど、大人には大丈夫でも、子供と一緒に食べるサラダでは、苦手意識が先行してしまうので、不向きな野菜もあります。
子供と一緒にいただくサラダでは不向きな野菜
玉ネギ、紫キャベツ、パセリ、しそ、パクチー、セロリ、クレソンなど
子供が嫌がる野菜をサラダに加え、無理やり食べさせてしまうと、サラダ自体が嫌いになってしまいます。
子供の分には、苦手野菜を減らしたり、大好きな野菜からサラダ作りを始めてみましょう。
はじめは、トマトだけ、きゅうりだけ、など1品のサラダでも大丈夫です。そこへ、レタスを加えてみる、キャベツも和えてみる、など、トッピングやドレッシングを工夫するなどして様子を見ながら少しずつサラダレパートリーを広げていきましょう。
栄養に富んだサラダをもっと子供たちに食べさせたい!
そんな時は、このポイントさえ知っておけば大丈夫。苦手な野菜も、少しの工夫でぐっと食べやすくなります。
【これさえ知っておけば、サラダのバリエーションも広がり、野菜の嫌いな子供もパクパク食べられちゃう!?】
【簡単☆かぶとスモークサーモンのサラダ♪】
《材料》4人分
◇かぶ・・・中~大2個
◇スモークサーモン(切り落とし可)・・・100g
◇お好みのドレッシング(フレンチやチョレギ、和風、すりおろしオニオンなど)・・・大2~3
▼出典:cookpad by ほいくジョブ
<作り方概要>
※詳しい作り方はcookpadの『ほいくジョブのキッチン』に掲載しています。
このレシピのポイント
火を使わない簡単調理です。
生のかぶの甘さが引き立つレシピです。
かぶの白と、スモークサーモンのオレンジ色で彩りも綺麗です。
ドレッシングはお好みのもので構いませんが、フレンチなどさっぱりしたものが合うと思います。
【簡単!じゃがいも親子の仲良しカップサラダ】
《材料》大人2人分&子供2人分
◇新じゃが(中~大)・・・2個(250g)
◇新じゃが(小粒)・・・6個(180g)
◎シーチキンマヨの具
◇シーチキン缶・・・1缶
◇玉ネギ・・・30g
◇バジル・・・3g
◇マヨネーズ・・・大1
◇砂糖・・・小1
◇塩・・・ひとつまみ
・マヨネーズ(じゃがいもの上にかけて焼く分)・・・適量
◇トッピング用
・バジル・・・小さめの葉があればそのまま、なければ小さく切って・・・適量
・プチトマト・・・1個
◎ジャーマンポテトの具
◇ベーコン・・・20g
◇オリーブ油・・・小2
◇じゃがいもの中身・・・中身全部
◇玉ネギ・・・30g
◇牛乳・・・大3~4
◇溶けるチーズ・・・15g
◇トッピング用
・乾燥パセリ、青のり、乾燥バジルなど・・・適量
<作り方概要>
※詳しい作り方はcookpadの『ほいくジョブのキッチン』に掲載しています。
このレシピのポイント
ギザギザスプーンなどで、じゃがいもの中身をくり抜く際、じゃがいもが器になるので、破けないように、5ミリ程度の厚みは残しておきましょう!
シーチキンマヨのバジルは、パセリやイタリアンパセリなどに変えても美味しいです。
トッピング用のバジルやプチトマトは焼きあがったものに生のものを乗せることで、彩りがよくなります。
小粒サイズのじゃがいもを使うことによって、くり抜きの時間は多少かかりますが、ぱくっと一口で食べられるので、子供でもたいへん食べやすくなっています。
生の野菜が嫌いな子供でも抵抗が少なく、またマヨネーズと溶けるチーズの効果で、子供も手が出ます。
見た目もとても可愛いので、パーティーメニューにもぜひどうぞ。
じゃがいもの切り抜きや、トッピングなどを子供と一緒にやっても良いでしょう。
ジャーマンポテトは、切り抜いたじゃがいもには入りきれずに余った場合は、そのまま翌日のサラダや付け合せとして食べてください。
野菜が苦手で、サラダなんて全然だめ、という子供でも、きっといつか、サラダを美味しいと感じ、食べてくれる日はやってきます。その日が少しでも早く訪れるように、これを機にもう一度サラダを見つめ直してもらいたいと思います。
うちの子はきっと食べないから、と諦めるのではなくて、色々なバリエーションのサラダを作り、家族のお気に入りサラダを見つけていきたいですね。