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女の子の節句「ひな祭り」を保育園でも楽しもう♪

3月3日は「ひな祭り」。
女の子の健やかな成長を願い、美しいひな人形を飾ってお祝いする日本の伝統行事ですよね。
昔のように家族や親せきが集まって大勢でお祝いすることは減ってきているようですが、「保育園」は家庭とは違い、たくさんの子どもたちが過ごす場です。
大勢の子どもたちとワイワイ楽しいお祝いが出来たらとっても素敵ですね♪
ひな祭りまであと少し…。
保育園では着々と準備が進んでいる頃でしょうか。

ひな祭りの今と昔

ひな祭りといえば、ひな人形。
昔は、和室に7段飾りの伝統的なお雛様が飾ってあるうちも多かったと思いますが、現代は住宅事情などを反映して段飾りのひな人形を飾る家庭は少なくなっています。
主流はお殿様とお姫様二人だけの親王飾り、あるいはひな人形それ自体飾っていないというご家庭もあるでしょう。
ひな人形を持っている家庭は8割というデータもあるようですが、年々、ひな人形を飾る家庭は少なくなってきているようです。
ちょっと残念ですよね…。
家庭からはちょっと遠ざかってしまっているひな祭り。
保育園ならではの工夫を凝らしたひな祭りを、是非行ってほしいものです。

保育園のひな祭り、何をする?

家では味わえない、保育園ならではひな祭りにするにはどんなことをしたらよいのでしょうか?


1.紙芝居、絵本

ひな祭りの由来やいわれを紙芝居や絵本でお話してあげるというのはいかがでしょうか。
ひな祭りに関する本はたくさんあるので、わかりやすいものを選んであげるといいですね。
ちょっと大変ですが、人形劇をしてあげるとより分りやすいかも知れません。
是非、手にとって見てほしいひな祭りの絵本を3冊、ご紹介します。

ひなまつりにおひなさまをかざるわけ (行事の由来えほん)

瀬尾 七重 (著), 岡本 順 (イラスト)

本_おひなさまをかざるわけ
内容(「BOOK」データベースより)
ひな祭りは、古代中国の上巳の節供が、日本に伝わる祓いの行事と結びついたものといわれています。初めは紙で作られていた人形ですが、次第に精巧なものへと変化し、流していたものが飾られるようになっていきました。官女や五人ばやし等を段飾りにするようになったのは、江戸時代中期以降だといわれています。時代と共にその姿を変えていったひな祭り。この絵本は、人形にけがれを移し、その年の無事を願うひな祭りの精神を今の子供たちに伝わるよう創作したものです。
出展:amazon.co.jp

【コメント】子どもたちに、ひな祭りの由来や伝統を伝えられる、是非読んであげてほしい一冊です。

ぼく やってみるよ (くりのきえんのおともだち (4))

寺村 輝夫 (著), いもと ようこ (イラスト)

s-本 いもとようこさん
内容(アカネ書房HPより)
おひなさまの役にえらばれたあかいもんちは、はずかしがって、くりのきにのぼってしまいました。ところが……。
出展:amazon.co.jpあかね書房

【コメント】子どもたちにも人気の高い、いもと ようこさんのふんわりとしたかわいいイラストでつづる、やさしいお話です。

おひなさまの いえ (ワンダーおはなし絵本)

ねぎし れいこ (著), 吉田 朋子 (イラスト)
内容(「BOOK」データベースより)
真夜中のひな人形のお店で、おひなさまの声がします。「わたしたちだけになっちゃったわ」「こうしちゃいられないよ」売れ残ってしまったおひなさまたちは、住む家を探しに出ました。でも、こけしがいたり、五月人形が住んでいたり…。なかなか空いている家は見つかりません。そこに流しびながやってきて、いっしょに川くだり。そして、見つけたのは、ぼろぼろの古い家。さあ、おひなさまたちはどうするのでしょう…。自分たちの住む家は自分たちで探す。元気なおひなさまたちのおはなしです。
出展:amazon.co.jp

【コメント】かわいらしいイラストと、心が温かくなるようなストーリーで、子どもたちも楽しくお雛様を知ることができるでしょう。


2.ひな人形を作る

折り紙を使って自分だけのひな人形を作ってみましょう。
基本の降り方は同じでも、色の選択や顔の描き方で、個性的な作品が出来上がると思います。
子どもたちの想像力もアップしますよね♪


3.手遊び

『3月3日のもちつき』はひな祭りを題材とした手遊びです。
ちょっと難しいかも知れませんが、スピードを調節して楽しんでみましょう。
子どもの笑顔を想像しながら、楽しいひな祭りを作りましょう♪

実は簡単!ひなあられの作り方

s-ひなあられ

ひな祭りというと、ちらし寿司、はまぐりのお吸い物、菱餅や白酒など古くから伝統的な料理がありますよね。
食材には春の旬のものが使われ、色にも縁起の良い意味が込められているようです。
とても日本らしい風習ですね。
そして子どもたちが大好きなひなあられ!
ひなあられは、菱餅を外でも食べられるようにと菱餅を砕いて作ったという話が残っているそうです。
関東と関西では全く違い、関東はお米を使い、関西ではお餅を使うようです。
味も関東は甘く、関西はしょっぱいそうです。
今回は、おうちでも簡単に作れる甘い関東版ひなあられをご紹介します♪

  1. 余ったご飯を水洗いして、カラカラになるまで干す。
  2. 干したご飯を180度位の温度で揚げる。
    ご飯を入れてすぐに浮き上がるくらいが適温。
    うっすらときつね色になったら取り出してキッチンペーパーにのせ油を切る。
  3. 粗熱が取れたら、お好みの量の粉砂糖とからめる。
    ビニール袋に揚げたご飯と粉砂糖を入れ、空気を入れてふくらまし、上下に振ってまぶす。
    この時に色を付けたければ、食紅などを入れて一緒に振る。
    ※必ず粗熱を取ってから、ビニール袋に入れてください。

これで出来上がりです♪
甘さも調節できて、おススメです。
これなら保育園でも子どもたちと一緒に楽しく作れると思います。
是非、取り入れてみてください♪

<まとめ>

その昔、ひな人形は子どもにとっての災厄を代わりに引き受けてくれるものでありました。
そんな昔の人たちの子どもへの思いから作られたひな祭り。
昔も今も子を思う気持ちは変わらないですね。
ひな祭りを通して、子どもとの関わり方が深まるかもしれません。
子どもたちが楽しい時間を過ごすことで、ひな祭りに限らず日本の伝統行事が末永く受け継がれていってほしいものですね。

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