子供は、年齢によって様々な成長段階を経ていきます。
当然その成長段階に合わせた向き合い方や対応が必要になりますが、初めて3歳児の担任を持つ保育士さんや慣れていない保育士さんには3歳児にどう対応していいのかわからないことでしょう。
「イヤイヤ期」という言葉もある通り、3歳児の扱いは、なかなかどうして厄介なのです。
そんな3歳児との向き合い方に悩む保育士さんに、ためになる情報をまとめてみました。
3歳になると、言語能力や運動能力が著しく発達し、感情面やコミュニケーション能力、学習能力も成長してきます。
それに伴って様々なことができるようになったり興味や関心を持つ対象が変わってきたりします。
では具体的にどのようなことができるのか見てみましょう。
◇生活
自分で靴をはく、トイレが1人でできる、ご飯を自分で食べる、パンツやズボンがはける。
◇学習
知力が発達し簡単な歌詞を覚えて歌うことができる。
大きい小さい・長い短いがわかるようになる。
ある程度の数が数えられるようになります。(1~10までくらい)
◇運動
バランス感覚が発達しつま先立ちや片足立ちができるようになる、平均台を渡ることができるようになる。
◇遊び
手先が器用になり折り紙を半分に折ったりできるようになる。
簡単な絵をマネしたりできる、友達とごっこ遊びや追いかけっこをして遊ぶようになる、はさみを使えるようになる。
このようにたくさんのことができるようになり、自己主張も少しずつ言葉で表現できるようになります。
そして、お友達と集団で遊びはじめる時期でもありますが、「私はあれがやりたい!」、「先にやりたい!」などお互いに自己主張が強くトラブルも多い時期です。
3歳児におすすめの活動をいくつかご紹介します。
◇絵本の読み聞かせ
着替えやごはん、トイレに関係する本を読んであげると生活と結びついてよいかもしれません。
◇リトミック
音楽に合わせて踊ったり動いたりすると、リズム感もよくなり子供たちも楽しめます。
◇手遊び
みんなで簡単な手遊び!ゆっくりやってあげましょう。
◇歌
季節の歌などを歌います。
◇お外でおいかけっこ
3歳児は追いかけっこが大好きです。
想いっきり体を動かせばストレスも発散されてよいですね。
◇お絵かき
テーマを決めてみお絵かきするのもいいですし、好きに描かせるのもいいですね。
※3歳児はイヤイヤ期!お母さんの言うことを聞かないだけではなく保育士さんの言うことも聞いてくれず、ぐずぐずいう事もあります。
色々なことができるようになったと言っても、まだまだ自分の思ったことがうまく言葉にできなかったり、なんでも自分でやりたいのに、思い通りにうまくできないことがあったりします。
そんな子供達の気持ちに寄り添い、理解し受け止めてあげることが、子供たちの成長を支え、一緒に生活していく上で最も大切ではないかなと思います。
さじ加減が、難しいですね…。
保育園の3歳の子供たちは遊びの中で色々な経験し、ケンカやトラブルがありそこからまた学び成長していきます。
毎日色々なできごとを経て、我慢することや、他人への思いやりなども覚えることでしょう。
様々な向き合い方を紹介してきましたが、3歳の子はとても素直でまだまだあどけなさの残る年齢です。
一緒に楽しみながら過ごしてゆけるといいですね。