日本人の25%が花粉症ともいわれ、昔は「春」というイメージだった花粉症は、今では通年!?とさえ思えるほど、広がっています。
外遊びが欠かせない保育園ですが、保育士さんと保育園児の花粉症対策について把握し、つらい時期をなんとか乗り越えましょう。
花粉症とは、花粉やダニ、ハウスダストが原因となり引き起こされるアレルギー性鼻炎の1つで、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみといった症状が現れます。
特にスギ花粉の多くなる2月中旬から4月初旬が、花粉症を発症する人がとても多い時期です。
スギ花粉だけでなく、3月中旬~4月頃はヒノキ、5・6月はイネ科、夏から秋にかけてはブタクサやヨモギなど、アレルギーを引き起こす花粉は時期によって目安がありますが、アレルギー検査でチェックする事も可能です。
大気汚染により、鼻の粘膜が傷つけられ、花粉に過剰に反応してしまう事が、年々花粉症の増加する大きな要因です。
特にアスファルトの多い都会では、花粉が地面に舞う為、人への影響が強く、花粉症は「都会の病気」と言われています。
また、一度なったら治らないとも言われ、本当にやっかいなものですね。
子供達を取り巻く環境の変化や、免疫力の低下などで、乳幼児の花粉症発生率が年々上がり、保育園での対策も欠かせなくなってきています。
特に冬の時期はインフルエンザや風邪の多い時期で、鼻の症状が風邪なのか花粉なのかわかりづらいものです。目のかゆみが花粉症特有ですが、鼻水がサラサラで透明なのも花粉症の特徴です。
ねばねばして色が付いているものは、風邪等が考えられます。どちらの場合も子供は鼻づまりになりやすく、しっかりとした観察と気付きが必要です。
日常の保育での対策としては、
など、基本を徹底すると同時に、花粉症の治療で、薬を飲んでいる場合等、眠気につながる事もある為、保護者との情報共有も必要になります。
花粉症だからと言って、外に出ないようにということが難しい保育士さんでも、取り入れやすい対策をまとめました。
すでにやっている事も多いかもしれませんが、今一度押さえておきましょう。
他にも、色々な花粉対策があるようです。
真偽のほどは定かではありませんが、色々と、試してみてもいいかもしれませんね。
保育園で上に立つ人が、花粉症じゃないと、なかなか理解が進まず、苦労している方も多いのではと思います。
厚労省が花粉症等アレルギー対策指針の検討に入るとの発表もあり、大きな社会問題となっていますので、空気清浄機の設置や外遊びの基準等、園としての対策も進んで環境改善につがなるといいですね。