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保育園の卒園式後~寂しくて心に穴が開いてしまったら~

保育園の卒園は子供達が成長し巣立ってゆく喜ばしいイベントです。
しかし、数年間あるいは赤ちゃんの頃から成長を見守り、生活を共にしてきた子供達の存在は、思っている以上に大きいものです。
卒園後に心にぽっかり穴が開いてしまったような、何とも言えない寂しさを感じることでしょう。
また、末っ子が卒園する保護者も、保育園生活を終えお世話になった保育園から離れることで保育園での小さかった我が子とお別れするような気持ちになったり、成長して自分から離れていく我が子に寂しさを感じるのではないでしょうか?
そんな寂しさを抱えている方達に、心の穴が埋まるお話をしたいと思います。

卒園後の寂しさから抜け出せない保育士さん

卒園式の準備で忙しく働いている間はお別れすることに実感が持てず、卒園式でお別れだね!と涙し、式が終わった後にやり遂げた~という達成感!!
だけどそのあとの誰もいない教室、手元には卒園した子供達にもらったプレゼントやお手紙だけが残り、毎日顔を合わせていた子供達がもう明日からこないんだと、切ない気持ちになりますね。

保育園で長くて5年間成長をを見守った子もいたでしょう。
赤ちゃんの頃から一緒で、初めて歩いたのも保育園だったり、ご飯食べさせてお昼寝させて一緒に遊んで…。
子どもたちの「初めて〇〇ができた」をたくさん目にしていると、丸で実の親になったように錯覚しそうになることもあるかもしれません。

とても寂しいですが、そのことばかり考えていては本当にその寂しさから抜け出せず仕事にも身が入らないことでしょう。
あまり思いつめすぎると、周りが見えず自分だけが寂しいと思いがちです。
しかし、卒園した子供達はどうでしょう?!
卒園ということがあまりよくわかっていない子も、保育園にはもう行かないんだとすぐに実感し、新しい環境、出逢いを楽しんでいるはずです。
時には、保育士さんと同じような寂しさを感じていると思いますが、それ以上に、新しい世界で起こる様々な出来事や出会いの中で、また新しいことを学んでいくのです。
「先生どうしてるかな?」、「今日何してるかな?」と、保育園のことが頭をよぎることもあるかもしれませんが、前を向いて進んでいるはずです。

寂しくて1人になってしまったような気持ちになるかもしれませんが、1人ではありません。
みんな同じ気持ち…、離れていても心はつながっているはずです。
そう考えるとぽっかり空いた心の穴も、埋まっていくのではないでしょうか。

あるいは、卒園児には二度と会えないように思うかもしれませんが、案外そこらへんでひょっこり会ったり、下の子を預けるのに一緒についてきたりするものです。
二度と会えないわけではないですよ!
成長した子供達に会えることを楽しみに、日々送るのも良いものだと思います。

卒園式 挿入

卒園後の寂しさから抜け出せない保護者の方

我が子の成長は喜ばしいことですよね。
しかし卒園式でのお別れの印象も影響してなんだかしみじみ小さかった我が子を思い返してしまいます。
卒園と同時に、幼かった頃の子供にはもう会えないのね…と思うかもしれません。
でも、幼かった我が子はみんなの思い出に残り、その思い出があるからこそしっかり成長した我が子をまた愛おしいと思うのではないでしょうか。

小学生になり子供が離れていくような、そんな気持ちにもなるかもしれません。
ですが、まだまだこれからです!
そう!子供達は小学校に入学しても手がかからなくなったわけではありません。
中には入学してからのほうが大変だったりしますからね…。

子供はいくつになっても子供です。
じっくり成長を見守っていきましょう。

寂しさにどっぷり浸かってもいいんです。
子供達のことを思い、生活し愛情を注いできたからこそ寂しさは大きく膨らむのでしょう。
その気持ちは、どれだけ熱心に子供達と向き合ったかの印です!
寂しい気持ちを我慢する必要はありません!寂しいものは寂しいのです!

たくさん泣いたっていいんです。
大人だけど声をだして泣いたっていいんです。
家で思い出して泣いたっていいんです!
卒園式から何日も目が腫れてたっていいんです!!
寂しい気持ちを出しきることで次に向かう心の準備ができるの、そんな考え方もあります。

<まとめ>

「泣いてもいいよ!だけどたくさん泣いたらね、泣いた分だけ笑顔になろう!」、「寂しいこと悲しいことはたくさんあるよ!だけどそれと同じくらいうれしいこと楽しいことがあるんだよ!」そう子供達に教えているように、保育士さん自身もお手本になる生き方ができると良いですね。
また新学期に入ると新しい子供たちとの生活が始まります!
また毎日が忙しくなり、寂しさも薄れてくることでしょう。
そんな頃に、卒園児から手紙が届いたり会いに来てくれたりとうれしいことが待っているかもしれませんね。
子供達の成長とはうれしくもあり、どこか寂しく切なさを感じるものですが、そんな中で親も子も保育士さんも、一緒に成長していけるのではないでしょうか。

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