1日3度の食事が食べられて当たり前の時代、つい、食べることへの感謝の気持ちを忘れがちです。
そこで、食べ物に対する知識や、食べ物に感謝する、大切にする気持ちを再発見できるようなクイズを、ご紹介します。
クイズ形式ですので、保育士さんもママも、ぜひ子供と一緒にクイズを通して、命の大切さ、感謝する気持ちを再発見してみてくださいね。
A3:3,000粒
【解説】
1杯150gだとすると、なんと約3,000粒ものお米粒が入っています。
この1粒1粒は、農家の人の手によって大事に育てられたお米です。お茶碗についたお米も、1粒残さずきれいに食べましょう。
1.100リットル
2.450リットル
3.600リットル
A2:450リットル
【解説】
ご飯1杯150gとします。これを玄米に換算すると、約70gになります。
お米を作るのに必要な水の量は、10アールあたり2,000~3,300トン。玄米の収量は、10アールあたり530gと言われています。つまり、お茶碗1杯のお米を作るのに必要な水は、最大で約450リットルです。これは、1リットルの牛乳パック450本分にもなります。
たた1杯のご飯にこれだけのお水が必要なのですから、お米を作るのにはとてもたくさんのお水が必要なことがわかりますね。
1粒1粒のお米を大切にすると同時に、お水も大切に使いましょう♪♪
この1粒1粒は、農家の人の手によって大事に育てられたお米です。お茶碗についたお米も、1粒残さずきれいに食べましょう。
A2:8枚切り食パン2枚くらい
【解説】
お茶碗1杯のご飯の値段は、20円~40円です。お米は、栄養も豊富で値段も安い、大変優れた食品です。子供を中心にご飯離れが進んでいますが、もっと積極的にご飯を食べましょう。
A1~4:全部!
【解説】
お米には、あまり栄養がないと思われがちです。ところが、とても栄養バランスの優れた食品です。でんぷんのタンパク源だけではなく、ビタミン、ミネラル、カルシウムや、鉄分も含まれています。食物繊維も豊富です。
お米を食べると太る、と言われていますが、決してそうではありません。むしろ、パンなどと比べて、体への吸収がゆっくりなので、腹持ちが良いのです。お米をしっかり食べて、健康的な身体を作りましょう。
A:鶏の卵は、片一方は鈍く、もう片一方は鋭い楕円形をしていますね。これは、もし卵が転がってしまっても、元の場所にもどる軌道を描くためです。親鳥は、こうした卵を産むことによって、大切な命を守っているのですね。
A2:小学4年生男子(30キロ)
【解説】
卵の形は、実はとても強度に優れた形です。縦に卵を立てると、5キロ適度の力、横に並べても、3キロ程度の力に耐えることができます。そのため、卵10個を均等に並べて、その上に板を載せれば、30キロの体重の小学生が乗っても割れないことになります。
この卵型の丈夫なアーチは、世界の建築物にも応用されています。
A3:ハチドリの卵
【解説】
昆虫のハチの羽音から名前が付いたハチドリは、世界最小の鳥で、重さは10g程度しかありません。この小さな鳥が産む卵の重さは、わずか0.5gです。
一方、世界で一番大きな卵を産むダチョウは、卵の重さが1.5キロもあります。これは、鶏の卵の約30個分に相当します。
0.5gの卵も1.5kgの卵も同じ命です。もちろん鶏の卵も、いただくことに感謝して美味しく大切にいただきましょう。
A4:1~4全部!
【解説】
卵には、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。また、人間の体内で作ることができない必須アミノ酸もバランスよく含まれています。
特に、「シスチン」というアミノ酸は、自然免疫力を高める作用があり、風邪予防にも効果があります。
そのため、卵は、「完全栄養食」とも呼ばれています。
卵は、1年中安定して購入でき、栄養価が高い割にはお求めやすいですね。調理方法も様々あり、万能食品です。ぜひ、お子さんと一緒に卵料理を作りながら、食べ物に感謝する心についても話していけると良いですね。
A1:お豆腐
【解説】
お豆腐は、大豆を原料に作られています。チーズ、バター、ヨーグルトは、牛乳を原料として、それらを加工して作られています。この他、練乳、生クリーム、アイスクリームなども牛乳をもとにつくられています。実に色々な製品があることがわかりますね。
A2:牛乳の中に含まれる脂質やタンパク質が固まったから
【解説】
牛乳を温めると、牛乳の表面の水分が蒸発し、脂肪やタンパク質が固まり、それが膜となります。この膜は、脂肪やタンパク質でできているため、栄養分の塊です。ぜひ、捨てることなく食べましょう。
A3:1~4:全部!
【解説】
栄養価の高い牛乳は、いつ飲んでも構いません。朝、パン食の人は、ぜひパンと一緒に牛乳を飲みましょう。給食で、お昼に牛乳が出たり、おやつと一緒に牛乳を飲んでも良いでしょう。また、子供は、寝ている間に成長ホルモンが分泌されます。そのため、牛乳を飲んでから、十分な睡眠を取ると、背が伸びると言われています。
興奮してなかなか寝付けない時に、牛乳を飲むと、精神を沈め、睡眠へ導く効果もありますよ。
食生活の中に牛乳を上手に取り入れていきましょう。
いかがでしたか?今、日本は、飽食の時代と言われています。食べ物に不自由しない生活、これはとても幸せなことです。
でも、それが当たり前になると、食べたいものだけを食べたいだけ食べ、好みではない食べ物はつい廃棄してしまう…。
毎回ではないけれど、食べものを粗末に扱っていること、ないでしょうか?
食べ物には、すべて命があります。植物も動物もみんな命があることを、私たちは忘れがちです。
その命に感謝して、食べることに感謝する。そんな機会を改めて持って欲しいと思います。