寒い冬が過ぎ、日差しがポカポカと暖かくなってくると、気持ちも穏やかになってきますね。
春は、日本では新年度スタートの季節でもありますので、新生活を迎える人も多いでしょう。
すでに保育園に通っている園児も、新しい園児を仲間に迎え、昨年度とは違う日常が始まります。
緊張して体調を崩すことのないよう、食生活でしっかりサポートしていきましょう。
“春キャベツ”という名前があるように、春を代表する野菜です。
風邪の予防、美肌効果のビタミンC、骨の形成に関わるビタミンK、胃もたれを防ぎ、消化を助けてくれるビタミンUなどを多く含みます。
何より、春のキャベツは葉がふわっと柔らかいのが特徴です。
水溶性ビタミンの流出を防ぐためにも、やわらかさを生かして加熱せずに生の調理でいただきたいですね。
免疫力を活性化するカロチン、体の中の余分な塩分の排出の手助けをしてくれるカリウムを多く含みます。
一般的に、お惣菜などの中食は、塩分の強いものが多いですので、付け合せにレタスを添えると良いでしょう。
レタス同様、カロチン、カリウムを多く含みます。アスパラギン酸という新陳代謝をよくする効能もあります。クセがないので、比較的、子供でも食べやすい野菜といえるでしょう。
玉ねぎは通年出回っていますが、春のこの時期だけにお目見えするのが新玉ねぎです。炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1を多く含んでいますが、これは水溶性ビタミンですので、加熱せずに生のまま摂取することが望ましいです。
辛味が少ない新玉ねぎを、ぜひ生で食べてみましょう。
アスパラガスと同様、アスパラギン酸を多く含み、疲労回復に効果があります。
春の味覚ですので、この時期にぜひ味わいたいですね。
ビタミンB12を非常に多く含みます。これは、貧血予防に効果があります。粒が大きいものを選ぶと、調理しても、身が固くなりにくく美味しくいただけます。
わかめには、ヨウ素が含まれています。ヨウ素は、体力を回復させ、心身を安定させる効果があります。また、わかめのぬめりは、体内の塩分を外に出す効果のある食物繊維のアルギン酸です。塩分が強いものを食べるときはわかめを同時に食べるようにすると良いでしょう。
春が旬♪あさりときゃべつのレンジ蒸し
◆このレシピの旬の食材:あさり、キャベツ◆
<材料>
あさり・・・200~300g
キャベツ・・・5~6枚位
豆腐(絹でも木綿でも)・・・一丁
料理酒・・・大さじ5
にんにく(チューブでOK)・・・1~1.5センチ
出典:cookpad byほいくジョブ
<作り方概要>
※詳しい作り方はcookpadの『ほいくジョブのキッチン』に掲載しています。
あさりは、たとえ砂抜き済みのものでも、短時間でも、家でもう一度砂抜きすることをおすすめします。
また、あさりの旨みを十分味わってもらうために、調味料は酒のみです。料理酒の代わりに日本酒を入れると更に美味しくなりますよ☆あさりから、かなりの塩分が出ますので、薄味を覚えてもらうためにも子供に食べさせる料理として塩は敢えて加えていません。
調理した後にどうしても塩分が足りない場合は、醤油をいれても良いでしょう。
レンジのみの簡単調理ですが、蒸してふわふわのお豆腐と柔らかいキャベツが、あさりの旨みを吸って、にんにくの香りもよく、いくらでも食べられる美味しさです。レンジ加熱すると、カサが減りますので、キャベツは容器に目いっぱい入れても良いでしょう。
春が旬♪旬のうどとサバ缶の簡単味噌汁
◆このレシピの旬の食材:うど◆
<材料>
うど・・・1/2本
サバ水煮缶・・・1/2~1缶
卵・・・人数分
顆粒和風だし・・・適量
味噌・・・適量
出典:cookpad byほいくジョブ
<作り方概要>
※詳しい作り方はcookpadの『ほいくジョブのキッチン』に掲載しています。
調理時間を多く取れない場合、つい、子供がよく食べてくれるレシピばかりを毎度作ってしまいがちですね。
子供の栄養補給のためには、それももちろん重要なことです。
そのため、うどが出回る季節でも、なかなか手を出せないのではないでしょうか?
ですが、幼児期に、素材が持つ独特の風味や色々な味覚を体験させることもとても重要なのです。
ここでは、時間がなくても作りやすい、お味噌汁にうどを加えました。うどやサバにはちょっと抵抗がある子供でも、大好きな半熟卵をいれて、子供が食べやすくアレンジしました。
是非作ってみてくださいね♪
春が旬!子どもにも美味しくやさしい酢の物
◆このレシピの旬の食材:新玉ねぎ、わかめ◆
<材料>
新玉ねぎ・・・1個
わかめ・・・適量
かに風味かまぼこ・・・1パック
すし酢(マリネ酢)・・・大さじ2
かつお節・・・適量
出典:cookpad byほいくジョブ
<作り方概要>
※詳しい作り方はcookpadの『ほいくジョブのキッチン』に掲載しています。
調理時間を多く取れないと、副菜までなかなか手が回らないですね。
このレシピは、火を使いません。ボール1つで簡単につくれる副菜です。
新玉ねぎは、この時期にぜひ味わってほしい食材です。
普段は、サラダのオニオンが苦手な子供も、辛味が少ない新玉ねぎで、生の玉ねぎの美味しさ味わって欲しいと思います。
ここでは、簡単に調理できるように、調味料入りのお酢を使いました。
味のベースが出来ているので、あとはお好みで、ポン酢やゆずやレモンなどの柑橘を少々加えたり、醤油を垂らしたりして、好みの味見つけてください。
最後にかつお節をたっぷりとかけるのもポイントです。
子供から玉ねぎが見えづらくなりますし、風味が一段と良くなります。
また、わかめのぬめりで、食材全体が一体化し、玉ねぎがわかりづらくなります。
男の子で、特に酢の物が苦手な子供は多いようですが、お酢は疲労回復や殺菌効果など、身体にとても良いので、小さいうちから敬遠することなく、口にして欲しいと思います。
最初は、玉ネギ少なめ、わかめとかまぼこを多くして、徐々に玉ねぎの割合を増やしていくと、酢の物にも玉ねぎにも慣れて良いかもしれません。
春が旬の食材で!簡単に作れる生春巻き
◆このレシピの旬の食材:わかめ、アスパラガス、レタス◆
<材料>
【肉味噌】
ひき肉・・・150g
玉ねぎ(なくても可)・・・50g
すりおろしにんにく(チューブ可)・・・適量
すりおろししょうが(チューブ可)・・・適量
砂糖・・・大さじ1
塩・・・少々
醤油・・・少々
味噌・・・大さじ2
戻したわかめ・・・適量
アスパラガス・・・1本
赤パプリカ・・・1/2個
レタス・・・2~3枚
ライスペーパー・・・8枚
出典:cookpad byほいくジョブ
<作り方概要>
※詳しい作り方はcookpadの『ほいくジョブのキッチン』に掲載しています。
肉味噌は、週末など、時間のあるときに先に作って冷凍保存しておくと、時短調理になりますよ☆
ライスペーパーを巻き終わったあとに、パプリカの赤、アスパラガスの緑が映えるように、外側に敷くと良いでしょう。
生春巻きというと、難しそうに感じますが、作ってみると意外に簡単です。
ライスペーパーは、具材の水分で柔らかくなってきますので、はじめは少し固いかな?位で大丈夫です。固めの方が巻きやすいです。
作ったそばから、子供は手でパクパク食べられます。肉味噌に味がついているのでそのままでも美味しいですが、子供は、マヨネーズ、大人はチリソースをつけて食べてもよいでしょう。
1つのレシピで、彩りもよく、お肉と春の野菜が同時に食べられるのが特徴です。
子供が苦手な野菜があれば、一緒に巻いてしまえば知らず知らずに食べてしまうかもしれませんね。
いかがでしたか?
春は、新しい出逢い、新しい生活と、新たなスタートを切る大切な季節です。
いつもマンネリしがちな食生活も、このスタートの春に少しずつ見直し、食材のレパートリーを増やすよい機会になると思います。
時間を有効に利用して、市販のものを上手に使いながら、色々な料理に挑戦してみましょう。
美味しいご飯をしっかり食べて、元気な身体を作っていきましょう。