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こんなはずじゃなかった…!?保育士さんの理想と現実

懸命に勉強をして保育士資格を取得して初めてなれる保育士というお仕事。
「子供が好きだから!」、「子供たちの成長を見守りたい!」そんな想いで保育士を目指されている方、就業している方はたくさんいると思います。
でも、現場の保育士さんからは、「理想と現実のギャップ」に嘆く声が多数寄せられています。
こちらでは、多くの保育士さんが目の当りにしている理想と現実をご紹介します。
ちょっと厳しい内容ですので、片目をつぶってお読みくださいね。

最大の不満は給与面

過酷な労働条件の割に、低賃金と言われている保育士さんの給与。
厚生労働省の統計によると、全産業の平均年収に比べ、保育士さんの平均年収は100万円ほど少なく、323万円(平成27年)。
しかも、過去8年間の平均年収の推移をみても全く上がっていないのが現実です。

この低賃金の理由として、下記があげられています。

  • 基本給がそもそも低い
  • 保育士資格が必須であるにもかかわらず、資格手当の支給がない
  • 交通費の支給のないところもある
  • 持ち帰りの仕事が多いが残業代や手当が計上されない
  • 家賃補助など福利厚生が充実していないところが多い
  • 昇給がほとんどなく、長期就業しても賃金が上がらない(上がっても上げ幅が小さい)

実際に就業されている保育士さんの中には、朝から晩までフルに働いているのに200万円台という方もいらっしゃいます。

  • 一人暮らしをしたくても、今の給料では実家から出られない
  • 生活がきつい
  • とにかく節約して切り詰める工夫をしてなんとか…
  • 給料日が、嬉しくない
  • 10年勤務しても手取りは10万円台

といった声も聞かれます…切実です。

保育業務以外の比重が大きい

子供との接し方、保育のノウハウを学び、いざ現場で子供たちと四苦八苦する日々…。
苦労や失敗を重ねながらも、現場で学ぶことは多く、大変な中にもやりがいがある…という新人保育士さんの話もあります。
しかし、現実は思っていた以上に“それ以外”の仕事にまつわる苦労が多い…という新人保育士さんの声が多いのです。具体的には、以下のようなことです。

  • 行事の準備や日々の事務作業など、持ち帰っての仕事が多い

⇒保育園は、子供の保育時間が長く、延長保育などもあるため、勤務時間内に通常業務がこなせず、次の行事の準備などは、どうしても持ち帰ることが多くなります。

  • 保護者からのクレーム対応が多く、対応に追われる

⇒朝早くから夕方遅くまで、時には母親代わりとなって保育を行っているが、働いている親は時間がないため、気持ちに余裕がない場合も多いのです。また、日中の様子もわからないので、小さな擦り傷でも、いじめられたの?と勘違いし、即保育園にクレームになるケースもあります。

  • スタッフ間の人間関係が複雑

⇒保育園は女性中心の職場。男性職員は極端に少ないので、女性職員は些細なことから互いに不満を持ち、最悪の場合、ライバルになったり、職員のいじめにつながることもあります。また、上下関係が非常に厳しく、新人保育士は、保護者よりも先輩保育士からのチェックが厳しく、一日中気が抜けないといった声も聴きます。

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体力がもたない

保育士さんのお仕事は、肉体労働、体力勝負です。
ある程度覚悟して保育士さんになっている方が多いと思うのですが、それでも、「体力的に無理…」という理由で園を去っていく保育士さんが後を絶ちません。
怪力である必要はありませんが、朝から晩まで、休む暇なく動き回るため、体力は必要です。
特に、子供を抱っこしたり、重いものを持ち上げたりという動きが多いので、腰を痛めてしまう保育士さんも多くいます。
また、子ども目線で物事を進めることも多く、膝の曲げ伸ばしからくる身体疲労も多いようです。
また、日々の重労働に加え、帰宅後深夜に及ぶ持ち帰り残業など、睡眠時間を削ってしまう事で、体力の限界を感じる方も多いのです。

<まとめ>

2015年度に「子ども・子育て支援新制度」が開始され、これまでも指摘されていた保育士さんの処遇改善が図られました。従業員のために企業が作る保育園「企業主導型保育事業」での設置、運営の費用の助成も始まり、保育園に対する新しい形もできつつありますが、まだまだ到底十分とは言えませんね。
国として今後も、「待機児童問題」や「保育士不足」など、様々な課題解決の為、保育士さんの更なる処遇改善に向け、動いていくことが予測されています。
保育士にまつわる様々な課題は山積していますが、理想と現実にギャップを感じ、去って行ってしまう保育士さんが一人でも減ることを、切に願います。

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